レモンスカッシュ

【商品市況概況】
量的緩和規模の縮小観測で下落」
 昨日の商品価格は軒並み下落している。WSJで米金融緩和の規模が予想を下回るとの見方が示されたことや、同紙の記事でFOMCのメンバーに追加緩和に批判的な見方をしていいる人がいると報じられたことが材料となった。そもそもアジア時間オープンから為替が昨日の流れを受けてドル高基調で推移する中での報道であったことから、下げ幅を拡大させることになった。やはり、流動性のみで価格が上昇する局面は継続できない、ということであると言える。恐らくであるが、商品相場はこのコラムで解説しているように、FOMCを挟んで一旦調整することになると見ている。略2ヶ月に渡り、米金融緩和「期待」を織り込みながら上昇してきたため、相当十分にこの材料は価格に織り込まれていると考えられるうえ、「期待の高まり」によって「実際にFRBが実現可能な対策」との乖離が拡大していると見られるためである。だが、恐らく今回のFOMCで相場は調整した後、やはり量的緩和が継続されるとの見方が強まることから、また上昇することになるのではないだろうか(去年のドバイショック後の相場のように)。



「インフレ期待?」
 現在の米国の状況は、バブル崩壊後の日本の状況と酷似している。ただその時と大きく違うのは、あの時は日本以外の国が好調であり、内需の落ち込みを外需でカバーするような政策を取ったとしても各国からの批判がなかったことである。現在はGDP世界1位の国の危機であり、その内需の落ち込みを外需で賄う、という日本と同じ政策を取るのは難しい。一方で海外に配慮して金融緩和をしなければ、恐らく米国の景気回復の速度も鈍化(最悪の場合、過去の日本お同じように回復腰折れ)することになるため、結果的に日本と同じ政策を取らねばならない。よって、規模が大きすぎても、小さすぎてもいけないのだ。非常に難しいと言える。
 ちなみに量的緩和が行われることによるインフレ期待でドルが買われているというが、基本的にはインフレ懸念が高まれば実質金利のマイナス幅が拡大するため、ドル安材料となるはずである。にも拘わらずドル高が進行しているということはむしろ、量的緩和が期待を下回る内容になるので、リスクマネーの自国通貨回帰(今回はドルキャリートレードアンワインド)が起きた、と考えた方がしっくりくると私は考えている。


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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):28.14(+0.61)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):314.11(+0.28)


【ひとりごと】
無性にレモンスカッシュが飲みたくなる時がある。
レモンを絞って炭酸水で割って、ガムシロップを入れてあるやつ



そもそも原価なんて殆どないぐらいしか、コストのかかる原材料が使われていなくて
それにも関わらず、大きな氷が入っていて
底にたまったシロップを、ストローで混ぜることができないあのレモンスカッシュが



でも。



やっぱり今の世の中、きちんとマーケティングしてるんでしょうね
そういう作りのレモンスカッシュは、もう取り扱っていないのですよ
多分、きちんとした分量が入っているものしか残っていないのですよ



と、思ったら。



ウチの会社のすぐそばの
古ーい喫茶店で発見したのです。
上記を全て満たすレモンスカッシュを。
当然、初めはシロップの味が濃くて、後で殆ど味がなくなるという期待通りの仕上がり。
小学生のころに母親にねだって飲んだ記憶がよみがえる。
40にもなると、こういうことに感慨を覚えたりするんですな...



あんまり言っちゃあいけないが、このお店、相当古いビルの一角でやってて
更に申し訳ないけど、あんまりお客さんが入っていなくて
急に人を連れて行っても殆ど100%座れるのですよ。
なので
お客さん関連の資料を出さなくてもよい、メディアの方々との面談は
この喫茶店を使うことが多いのです。
(しかし、喫茶店自体、あんまり見なくなったよな...)