遅刻して欲しい

【商品市況概況】
「経済統計の予想外の改善」
 昨日の商品価格は貴金属、穀物を除いて上昇している。材料は中国のPMIと米国の製造業ISMが予想外に改善したことが材料で、ここ数カ月みられなかったファンダメンタルズの改善材料であったことから買いが優勢となった。しかし、株価がJPモルガンのSECによる調査の噂で調整したことや、経済統計の好転に伴うドル高の進行が商品相場の重しとなり、結局上値重い推移となった。


「PMIとISM」
 中国のPMIが改善した。これにより中国のPMIは今年6月に底を打ち、改善傾向が確認されることとなった。背景には輸出、固定資産投資が高い水準で推移していることが挙げられる。しかしながら中国の輸出は外的環境の変化で鈍化基調でありこのままの状態が続くとは考えにくい。また国内の固定資産投資に関しても、当局の利上げが段階的に行われることになる見込みであることから伸び率が鈍化することになるだろう。結果的に中国は、加熱する国内経済を比較的上手くコントロール出来ていると言える。今後は中国政府の戦略通り、内需を拡大する政策に徐々に舵が切られることになると予想される。この政策が進むと、いずれにしても中国の商品需要は増加することになるため、中長期的にはこの構造変化は「商品相場へのプラスのインパクトを妨げない」と言えるだろう。
 米国は製造業ISM指数が改善したが、国内の個人所得は前月比マイナスで、個人消費支出も前月比の改善幅が鈍化している。これは中国と異なり、輸出主導の景気回復が米国で進んでいると考えられる。米国内の雇用を巡る環境は回復しているとはいえず、引き続きリスク要因となり続ける可能性が高い(よって米国はかつての日本と同じように量的緩和を継続せざるを得ないということ)。
 いずれにしても今週のFOMCや各種経済統計の内容を詳細に見ていく必要があるだろう。"


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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):26.86(+0.18)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):300.82(+13.29)


【ひとりごと】
朝、出社するときに
わが子が足につかまってくる



「行かないで!!」



父親になって良かったと思う瞬間。
しかし、いつまでたっても放してくれないので



「いい子に待っていてね」



といって、無理やり引きはがす。
そうすると



「パパ、これで遅刻になった?」



えっ?



私「ひょっとして、パパが出かけるのがさみしくてつかまっているのではなく、
遅刻して欲しいからつかまってるの?」
わが子「そう」



...さいですか...