友人のワイン

【商品市況概況】
「楽観論」
 昨日の商品価格は軒並み上昇している。FOMCを控えて動きにくいと言いつつも、「量的緩和が実施されることに加え、経済統計に好転が見られること」から買いが入った。市場参加者の多くが再び極端な楽観論に傾きつつある、というのが正直なところである。今のところ、先進国の経済状態は決して良いとは言えず、輸出関連企業が好調であることに伴い輸出関連統計(製造業景況感指数、輸出企業の業績等が改善しているが、国内の消費関連統計は良くなってはいない。一方、新興国の経済は潤沢な先進国の資金供給を背景にバブルの様相を呈しつつある。オーストラリアは昨日予想外の利上げを行ったが、新興国の資源需要の高まりを背景に国内景気が過熱しているためと見られる。
 「二番底はなく、景気は緩やかな回復に」というのが今の市場参加者のコンセンサスだとは思うが、今の状態のままでは、新興国の経済規模が先進国経済を支えられる規模になるまで金融緩和を継続しなければならないことになる。結局のところ先進国の雇用を生み出すような政策(具体的には新規産業を生み出すような政策。)が取られなければ、このいびつな状態が続くことになるだろう。結果的に、過剰流動性に支えられている商品の価格が大きく下がることは、ないだろうと考えている。

 この状態に警鐘を鳴らしてくれているのは、クルーグマン教授である。ネガティブな見通しを立てるのは比較的楽なのだが、彼の存在なかりせば、市場で上記のリスクを意識する人はいなくなってしまうだろう(個人的にはそこまでネガティブな話を続けなくてもいいんじゃないか、と思いますが...)。



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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):26.56(▲0.29)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):300.82(+13.29)


【ひとりごと】
今日、ニュージーランド在住の友人が帰国した。
そして、ついに5年の苦労がまさに「実って」完成した彼のワインを飲んでみた。
もし美味しくなかったら、なんと言おうか。
親友であるが、さすがにそのまま言ったらショックだろうし...



と、思ってのんだのですが、とても美味しい!
上級キュベと1つランクを落としたもの2種類飲んだが
ニュージーランドで作ったワインらしく
力強い(というか果実味が強い)味になってしまうのは仕方ないとしても
彼が作ろうとしているスタイルがきちんと出ていて
非常に美味しいワインでした。
1つランクを落とした方は、海外のワインでは珍しく
すき焼きとか、筑前煮とかの食べ物にも相そうな感じ



彼、奥さんと苦労しながら5年間頑張ってやっとできたワイン。
不覚にも、私、泣いてしまいましたよ。
いや、美味しかった。



「Sato」という名前のワインです。
恐らく年末ぐらいから日本でも飲めるようになると思います
扱うレストランや小売が分かったら、またこのサイトで紹介させて下さい。