卑弥呼の子孫

【商品市況概況】
「高安まちまち」
 昨日の商品価格は高安まちまち。FOMCとその後の相場展開の不透明さから貴金属が物色されたが、過剰に金融緩和を織り込み過ぎていることもあり調整圧力にさらされた。エネルギーはフランスのストが終息に向かいつつあることや、そもそもの在庫水準の高さと、シェールガスの生産増加によって冬場の需給ひっ迫の可能性が低いことから、そもそものファンダメンタルズの弱さもあり地合いは強くない。非鉄金属は、中国を初めとする新興国各国の金利引き上げ観測や経済対策の効果剥落で各国のPMIが低下していることから、こちらも買われ過ぎから調整圧力が強まっている。穀物も単収減少と言われているが恐らく豊作の見込みであり、ロシアの禁輸延長等のニュースはあったがファンダメンタルズは強くはない。
 と、冷静に材料を整理してみると考えると、各商品のファンダメンタルズは強くなく、行きすぎた過剰流動性相場が一旦調整する可能性が高まってきたと考えておいた方が良いだろう。


「大量の統計」
 来週は多くの経済統計、金融政策会合が開催され、相場の方向性を見極める上で極めて重要な週となる。日銀が政策会合の日程をわざわざ前倒ししたのも、日銀ですらこの先の情勢が不安定で、不慮の事故に対応する臨戦態勢を取らざるを得なくなっていることを物語っている。また、金融緩和継続で足並みがそろっていると見られた先進各国も、ECBの次期総裁と目されるウェーバー独連銀総裁が出口戦略に言及を始める等、温度差が出始めた(昨晩は小売統計が悪化したが、輸出を中心に独経済統計は悪くない)。中国等の新興国は、経済成長を持続可能な水準に調整するため、恐らく利上げを段階的に行うことになると見られ、ゆっくりとであるが成長速度は鈍化する可能性が高い。
 これらの中央銀行の政策を占う上で、再びマクロ経済指標の吟味が必要であると考えている。ちなみにリーマンショック後の世界経済のけん引役である中国の貿易統計は、輸出・輸入とも前年比の増加幅が明確な減少を示しており調整圧力が強まっていることは指摘しておきたい。


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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):26.67(▲1.36)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):305.22(+8.89)


【ひとりごと】
今日、銀行時代の後輩と急きょ飲むことになった。
まず、関係者に謝りたい。きっと私が悪いのです。



え、何がって?



またなんですよ。
実は週末の土曜日、ゴルフだったんです。
そしたら、今年2回しか上陸していない台風がやってきて
ゴルフなくなってしまったんです。
これで今年は2回目だ(前回は、台風が横を通過する中プレーしたが)。



しかも。



わざわざこれだけのためにロンドンからその後輩は帰国したのだ。
そう。ゴルフのためだけに。



でも、夕方に彼から電話がかかってきて
中止するとのこと。



可哀そうだが仕方がない。
確かに天気予報を見てみると
雨雲から「とんがった」雨が降っていたり
傘の下まで雨が降っている、みたことのないようなマークが出ている。



そう。



普通じゃないんですよ。普通じゃ。
こんな中ゴルフしたら
風邪引くぐらいじゃ済まなくて
プレーする予定の人が2〜3人遭難するかもしれない。



しかしこの2年で10回ぐらいラウンドしているが
晴れたのは1回だけで
10回中2回は豪雨で中止している。
ここまで振られるとは...雨男であることを認めざるを得ないよなぁ。



来月の13日も、会社の先輩に誘われてゴルフなんだが
このままだと中止かも。



ということで、関係者の皆さんすみませんでした。
でも、ひょっとしたら私、卑弥呼の子孫なのかもしれないです。