歴史は繰り返す

【商品市況概況】
「信用不安とドル高と」
 昨日の商品価格は小じっかり。中国の自動車販売が好調であったことから非鉄金属は上昇、欧州不安を背景とした貴金属の上昇、と言ったようにアジア時間は堅調な推移となっていたが、NY時間に入ってからの米国株の調整や、米国債入札が不調であったことに伴うリスク回避の動き(というよりもドルキャリーのアンワインド)によって引けにかけて水準を大きく切り下げる動きとなった。また、CMEが銀の証拠金を引き上げたことで金銀は一時大幅に下落したが、下値では買いが入りやはり全体としてしっかりという印象である。


「循環物色の動き」
 足元の商品相場は循環物色の動きで上昇していると考えられる。株で一般的な考え方であるが、出遅れ株を物色する動きである。商品価格は需給のファンダメンタルズや金融要因等の様々な要素で決定されるが、大きな枠組みで見れば「物価」を形成するものであり、飛びぬけて高い価格で取引されている商品があれば、それよりも安い価格の商品は物色の対象になることになる。目立った買い材料が存在しないことが逆にこうした動きを加速させているとも言えるだろう。よって、ファンダメンタルズ的に正当化されない商品も年初からの上昇率や史上最高値、あるいは実質価格でみた時の価格が割安である、と判断されれば上昇することになる。
 こうした動きが取り続けられるかどうかは、金融当局の金融政策に依拠していると言える。今のところ来年の6月までは緩和が続くであろうとの見方が大勢であり、少なくともそこまでは商品価格には需要の顕著な減少、欧州不安の深刻化、米国不動産問題の再燃、と言った解決していない材料が噴出なければ大きく調整することは難しいだろう。QE2の効果と言えばそれまでなのだが。


※個別商品動向等に関するご質問は、メールでのみ受け付けております。会社名、お名前等を記載の上、info@marketrisk.co.jp までご連絡ください(ご質問に対しお答えするかしないかは、弊社の基準で判断させていただきます。あらかじめご了承ください)。
※商品市場概況のメール配信をご希望の方は、会社名、お名前等を記載の上、info@marketrisk.co.jp までご連絡下さい。


コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):24.17(▲0.05)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):300.19(+0.21)


【ひとりごと】
子供が幼稚園からテントウムシを貰ってきた。
なんだか知らないけど結構大きい、立派な(?)テントウムシである。



ウチの子はこの世に生きる生き物の中でテントウムシが大好きで
毎日つまみ上げ
撫で
背中を這わせて



楽しそうである。
もうテントウムシは冬眠に入る時期なのに
全く寝かせてあげていない



それほど愛してしまっているのだ
親的にはほほえましいが、子供のころを思い返すと
かわいさ余っていじりすぎると、死んじゃうんですよね、小動物って。



そのショックが大きくなければよいのだが、と思いつつ
あれほど入れ込んでいたドジョウは見向きもしなくなり
餌もあげなくなっている。



なので



今は私とカミさんでドジョウの世話をしてる。



また、思い出すなぁ
母親が「ちゃんと面倒見れないなら動物は飼いませんっ!」
といっていて、ちゃんと飼う、と約束したにも関わらず
結局母親が世話してたのを。



歴史は繰り返す。