びっくりしないでください

【商品市況概況】
「上昇後下落」
 昨日の商品価格は総じて軟調な推移となった。朝方発表された日本のGDPが好調な内容であったことから日本株が小高く始まるとその流れが海外市場でも続いた。但し欧州時間に発表されたユーロ圏の統計では欧州周縁国の財政赤字が拡大していることが嫌気され、投機筋のユーロロングポジションの解消売りが加速、ドル高が進行することになった。これに合わせて商品相場は下落することとなった。しかしその後、NY時間に発表された米小売売上高が予想外の良い内容となり相場は反転上昇、しかしNY連銀指数は前月から大幅な悪化となっていることなどから結果的に頭を押さえられた。非鉄金属は前日比マイナス、エネルギーは略変わらず、貴金属は欧州不安を映じて小幅高となっている。
 ぱっと見、市場環境が好転しているように見えるが、多くの経済学者が批判しているように、FRBの政策でインフレが予想以上に早い速度で進んでいる可能性が出てきたことは懸念材料であろう。



新興国税制改正
 金融緩和が続く以上、消去法的に新興国株や商品が買われることになるという構造に大きな変化はないものの、新興国金利を引き上げ、ブラジル等は金融取引税を2回引き上げる等、自国内のバブル拡大に対して厳しい対応を迫られつつある等、「何も考えずに割安な資産を購入する」ということが難しい環境になりつつあることもまた事実であろう。今後に関して言うと、通貨安競争に対する批判が強まる中、新興国は自国通貨売りオペレーションではなく、税制の改正等による資本流入への対抗策を取り始めるものと考えられる。そうなると選択肢は1.資本規制の入らなさそうな新興国に資金が流入する、2.規制のない商品市場に資金が流入する、のどちらかの選択肢が取られる可能性が高い。こういう状態が長く続くとはとても思えないが、相場下落の前に商品価格が急騰する可能性が出てきたと言えるのではないだろうか。つまり、再び商品価格リスクが高まって来ているともいえる。実際弊社コモディティ恐怖指数は27.69とジリジリと上昇してきている。いずれにしても中央銀行の政策スタンスには注目である。


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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):27.69(+0.37)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):304.05(+2.19)


【ひとりごと】
今日は皆さんに、大変重要な連絡があります。
驚かせることになるかも知れませんが、ご容赦下さい。



実は...



この前の土曜日ゴルフに行ったんですが、「晴れ」だったのです。
そう。台風でも、落雷でも、気温の急低下で死にそうになるような状態でもなく
風もない、雲もない、信じられないような良い天気だったのですよ。
この数年、経験したことのないような晴れでありました。

思い返してみると今回言ったゴルフコースは
私が大学4年の頃にトーナメントで、イギリスのローラ・デービースのキャディをやったコースだったのだが
その時は、台風で3日目が中止であった。
(トーナメント前のプロアマ戦も豪雨)。


五洋建設の方には申し訳ないが
きっと、半分あの天気は私のせいだったように思う。



江戸の仇を長崎で討つ



とはこのことだろうか。
いずれにせよ、ラウンドを途中で辞めないで回り切れた、数少ないゴルフになったと言えるだろう。