反撃ののろし

【商品市況概況】

「経済統計の好転」

昨日の商品市場は総じて堅調な推移となった。エジプト問題がクローズアップされ、エネルギーを初めとする商品が「有事」の中で物色されやすい中、夜間発表されたユーロ圏消費者物価指数がインフレの兆候を示す内容であったことや、米個人消費が市場予想を上回る改善となったことで株価が反発したことなどが材料となった。一部ドル安も商品相場の支援材料となったようである。


エジプト問題は今後の波及の仕方が不透明であるが、今のところその他の産油国、特にOPEC加盟国にこの問題が波及する可能性は高くなく、更にスエズ運河の封鎖の可能性も低い(実際に封鎖をおこなうためには、軍が関与する必要がある)。よって、エジプト問題を契機とする原油価格上昇は、一旦落ち着くことになるだろう。尚、WTIが大幅に上昇しているのは、先々週から増加していたショートポジションの買い戻しによるものであり、更に言えば投機筋の買い戻しであると考えられる(地政学的にBrentの方が影響を受けやすい)。


「ベースメタルは大幅に上昇」

昨晩はベースメタル価格が大幅に上昇している。昨晩の値動きを見るに、材料は経済統計の好転に伴う株価の上昇と、欧州のインフレ懸念の台頭に伴う商品需要の増加だ。昨年は、株価とベースメタルの相関は然程高くなかったが、ここにきて特に銅、ニッケル、錫の株価との相関性が高まっている。そもそもファンダメンタルズが悪くない金属であることから上昇しても何らおかしくないが、株価との連動性が高まっていることは今後の指針になるだろう(要因は多々ありますが、現物ETFが組成されている銘柄であることはこのことと無縁ではないと考えています。統計数値がまだ公表されていないので何ともコメントし難いのですが)。


欧州のインフレ懸念は、原油価格の上昇によるものである(尚、原油やガス価格は欧米でプライシング方法が異なる)。物価の上昇は実質マイナス金利を拡大し、商品等への投資を促す効果を持つ。今後もベースメタルは上昇すると見ているが、今は中国正月中でもあり積極的な買い手が不在であることから、頭重い推移になるだろう。そういった中では「買い遅れ」感がある、亜鉛や鉛、アルミ等が物色される可能性が高いと考えている。

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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):27.34(▲0.79)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):310.86(+0.00)



【雑感】
反撃ののろし
って、言葉を時々耳にするけど
なんで、のろしを上げるんだろうか?
他のものじゃいけないのか?





とか



ラッパ



とか。



んで、ちょっと調べてみたところ
なんとですね、当たり前のように使っていたんですけど
辞書に載っていないんですよ(少なくともネット辞書には)。



確かに、のろしって狼煙って書くことからも分かるように、煙な訳で。
反撃するときにのろしを上げている暇なんてないと思うし
(のろしを上げる時代の戦闘であれば、ドラとかホラ貝の方がずっと効果的だろうに)。



ということで、本当に語源が分からない。
漢文とかでこの件に関して解説してたりするんだろうか?
スポーツ新聞の記者の人が考え出した造語なんだろうか?



余分なことに気づいてしまい
夜も眠れない...