恵方サンド

【商品市況概況】

「ADP雇用報告の改善」

昨日の商品市場は総じて堅調な推移となった。注目のADP雇用統計は市場予想を上回る改善となり、景気回復に伴うファンダメンタルズの改善期待が相場を押し上げる材料となった。

エネルギー価格は好調なADP雇用報告を反映し、総じて堅調な推移となった。民間部門雇用者数の変化はエネルギー価格との相関性が高く、昨晩の統計はエネルギー価格にプラス作用した。こうしたエネルギー価格の上昇を受け、ユーロ圏の生産者物価指数(PPI)は前年同月比+5.3%と大幅な上昇となった。このことは将来的なECBの金融引き締めの可能性が高まることを示唆しており、相場のマイナス材料となり得る。また、S&Pがアイルランドの格付けを「A-」に引き下げるなど欧州不安が引き続き懸念されていることから、リスク要因として注目する必要が高まっている。

非鉄金属相場は、中国が旧正月に入っていることから最大の買い手が不在の状態となっており、方向感の乏しい展開となった。しかし、経済統計の改善が続いていることから、当面は堅調な推移が続くことが予想される。貴金属はドルが総じて堅調な推移となったことから、利益確定の売りに押されて下落している。



「豪州の天候リスク」

豪州を襲っているサイクロンの影響は予想以上に大きく、昨年からの洪水の影響と相俟っていくつかの商品供給に大きな障害が出ている。原料炭の輸出は15百万トン〜20百万トン減少(世界供給の10%程度)する見込みである。Q211の原料炭価格は300ドル/トン程度に上昇する見込み。また、影響は燃料炭にも及ぶ見込みで、主要生産国であるインドネシアも豪雨の影響を受けていることから、2011年の燃料炭価格は125ドル/トン程度になると見ている。

石炭以外では、水害の影響で日本向けの高品質小麦や砂糖を中心とした農産品の輸出にも影響が出ているようだ。輸出市場全体に占める豪州産のシェアはそれほど大きくないが、中国や日本などアジアの需要を賄っている一大生産国であることを考えると、やはり影響は大きい。2日のICE粗糖先物3月限は一時36.08セントと1980年11月以来の高値水準に達した。近年、こうした天候被害は規模が拡大しつつあり、豪州のみならず、他の主要生産国での発生も多発していることから、2011年の商品価格の動向を見極める上では重要なファクターになってきていると言えるだろう。"

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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):25.63(▲1.30)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):313.94(+3.08)


【雑感】
この前とあるパン屋の前を通ったら
恵方サンド」
なるものを宣伝していた。

節分の時期に販売される恵方巻
寿司飯のところをパンにしたもので
中にはエビ等が入っていて
それを海苔でくるんだものだ。

いろいろ考えるよなぁと思いつつ
無理にパンでくるまなくても...
と正直思ってしまいました。

でも、数々の社内手続きを経て
世に送り出されたものなので
作った人のことを考えると
そうも言えないよなぁ...

ちょっと買ってみようかな。