ブタみたい

【商品市況概況】

「高安まちまち」

昨日の商品相場は高安まちまち。中国人民銀行が預金準備率の引き上げを発表したものの、市場にサプライズを与えるような金融政策の変更ではなく、今後人民銀行が政策金利を引き上げたとしても今のペースでは即時に市場に影響を与えないとみられたことが、買いを誘ったため消費に占める中国の比率が高いベースメタルは比較的堅調な推移となった。


貴金属はドル安の進行と中東情勢の緊迫化を受けて続伸。銀は現物需給がタイト化しているとみられ、足元はバックの状態となっている。エネルギーは中東情勢不安もあり積極的にショートポジションをとりにくい環境が続いており、堅調な推移が続いている。特記事項としては、Brentの2012年以降に生産者のヘッジ売りが入っているようで、期近〜期中がバックとなっている。農産品はG20で食物価格の高騰に関して議論が行われる見込みであること、来週月曜日が米国休日であることもあり、ポジション調整の売りに押されたものとみられる。



「予定イベントが少ない年。しかし波乱材料は大量に」

景気回復・企業業績回復を好感したリスクテイクの動きがみられ、株や商品相場は堅調な推移を続けている。しかし上昇基調にあるものの、「相場の波乱材料」は数多く存在しており、さらにお互いが有機的に結びついていることから、これらのどれか1つが変化した場合に相場全体に波及するシステミックリスクは無視できない、と考えている。


ちなみに現在の段階で想定されるリスクを列挙してみた。これらをどのように結びつけるのかは各自の相場観によるところであるが、私は現時点において、比較的高いGDP成長が今年〜来年にかけて続く、量的緩和はリスク要因が多い中、急に終了するわけにはいかないだろう、ということを2011年のメインシナリオに据えていることから、これらのリスク要因は瞬間的な相場の変動要因にとどまるのではないか、と考えている。
こうした相場環境では上昇サイドと同時に下落サイドもリスクとして強く認識しておくべきだろう。


(相場の波乱要因。順不同)
中東情勢の緊迫化に伴うリスク回避の動き、商品価格の高騰に伴う金融引き締めへの懸念、価格水準の高さを背景とした買い手控えの動き、冬場の終了が視野に入りつつある中でのエネルギー価格の調整観測(コスト抑制、インフレ抑制)、QE2を本当に6月で終了できるのか、財政不安による長期金利の上昇、雇用問題・住宅市場の二番底入り、3〜5月のPIIGS国債大量償還、現物ETF等の影響、ドッド・フランク法に基づく金融取引規制の行方、棚上げされているユーロ問題、トリシェ総裁の後任人事、G20での商品取引の監視強化、異常気象による供給途絶・インフラの破壊、異常気象によるフォースマジュール宣言による当初取引条件の強制変更

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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):24.49(+0.18)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):315.24(+0.42)


【雑感】
この前、ガソリンを入れるついでに、洗車をしてみた。
ケチくさい話であるが、お世話になっている車のディーラーさんが
点検の度にきれいに洗車してくれるので
殆ど洗車をしていない(しろよ、汚いぞ。ハイそうです)。
自分で洗えばいいんですが、まぁたまにはいいかと思い、お願いしてみた。


その間、向かいに外車ディーラーのお店があったので
ちょっとのぞいてみた。
並んでいるのは


ロールスロイスベントレー、マセラッティである。
ちなみにウチの子供はマセラッティが大好きだ。
友人のM君がマセラッティに乗っていて、「かっこいい」と豪く気に入っているのだ。
なので、わざわざマセラッティのところに連れて行ってあげた。


私「ほら、いっくん。マセラッティだよ。かっこいいねぇ」
いっくん「かっこいいけど、前から見ると、ブタみたいだね」
私「ブタ...。」



確かに、前から見ると言われてみればブタっぽい。
将来、自分も乗ってみたいと思っていたが、ちょっと考えてしまった。



M君、是非またうちに車で遊びに来て下さい。
ウチの子はなんて言うだろうな...