アイスラッガー

【商品市況概況】

「ユーロ共同債構想を巡る思惑」

昨日の商品価格は欧州共同債を巡る要人発言に振らされる展開であった。景気の急速な悪化懸念が高まる中大幅に水準調整をしてきたが、昨晩は大きな経済統計の発表もなく、要人発言を受けた為替の水準が商品価格の変動要因となったようだ。EUレーン委員が欧州共同債に前向きな発言をしたことがユーロ高につながり、その後のメルケル首相の共同債に否定的な発言を受けてユーロは下落した。マクロ経済動向もさることながら政策当局の対応方針が見極めにくく、実需家は「必要最低限の数量」を下落した局面で確実に拾うオペレーションを行い、投機家は流動性の高い商品を物色する動きになっているとみられる。総じて、景気循環に影響を受ける商品には下押し圧力が、非循環型の商品には上昇圧力がかかっているとまとめられるだろう。エネルギーはBrentが上昇、WTIが下落。両者とも要因は為替の動向。但し比較的ファンダメンタルズが堅調なBrentがより買いの対象となったようだ。ベースメタルも上昇。この数日間の急落でドルベース価格の水準は6月末頃の水準まで低下しており、ドルの下落が実需の買いを促したとみられる。金価格は上昇。ほぼバブルの様相を呈しているが、「欧州銀行の経営問題を切っ掛けとする金融システム不安」が新たな金の買い材料とされているようである。銀も金価格の上昇を受けて「準通貨」として買われ上昇した。現在の金銀レシオは43倍程度であるが、現在の株価水準を考慮すると金銀レシオは50倍程度でもおかしくはない。金価格が現在の水準を維持したとして、銀価格は37ドルが実力ベースの価格であると考える。PGMは南ア労働者の賃上げ交渉などに伴う供給懸念でプラチナが上昇。ただここにきて「金との絶対価格水準」が意識されているとの印象を受ける。パラジウムは下落。尚、全ての貴金属ETFでは保有在庫が減少に転じていることは意識するべきだろう。



「政策対応の難しさ」

ここにきて、多くのリサーチハウスが景気見通しを下方修正し始めた。この数日発表された今年来年の経済成長予測はJPモルガンが1.7%(前回発表時▲0.1%)、2.1%(▲0.6%)、モルガンスタンレーが3.9%(▲0.3%)、3.8%(▲0.7%)となっている。欧米の経済状況を相当悲観的にみている模様であり、実際にそうなった場合日本...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):29.77(+0.18)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):295.16(+0.00)



【雑感】

この前、わが子がテレビを見ていて
別になんとなく見ていただけなんだが
時代劇だったんですね



当然、出てくる男の人はみんな「ちょんまげ」をしているんですね。
それを見て、いっくんは



「江戸時代の人は、みんなアイスラッガーを持ってるんだ」



とのオコトバ。
江戸時代の人のちょんまげは
ウルトラセブンアイスラッガーのように、飛んで行くらしい。



そんなこと、ないのよ。



※そんな人、いないと思いますが念のためアイスラッガーは以下のようなものです。
http://blog.ultramanzero.com/?p=1870