調査小人

【商品市況概況】

「欧州不安後退と米景気対策期待でリスク・オンモード」

昨日の商品価格は景気循環銘柄(リスク資産)が物色され、金や債券等の安全資産が売却される動きとなった。独連邦憲法裁判所が欧州ファシリティーへやギリシャへの資金拠出は違憲ではないと判断したこと、イタリアの緊縮財政法案が可決したこと等が金融不安を後退させた。また、オバマ大統領の景気対策が3,000億ドル規模に達すると報じられたことが市場参加者の安心感を誘ったようだ。但し、これらの一連の対策はまだ抜本的な解決をもたらすものではなく、循環的な景気後退発生の可能性が高いことから、原油やベースメタル等の景気循環銘柄は引き続きダウンサイドを意識したオペレーションが望まれるだろう。まだまだ市場は不安定である。


エネルギーは大幅に上昇。欧米の原油供給がハリケーンやストといった特殊事情で減少していることに加え、オバマ大統領の追加景気策が支援材料となった。但し現在の水準は景気後退の可能性が指摘され始めた6月末の水準まで復帰しており、更に上値を追うような展開にはなりにくいと考えている。ベースメタルは大幅に上昇。独鉱工業生産が前年比+10.1%と前月の+6.6%から大幅に改善したことが、市場参加者の過剰な不安感を解消することとなった。また、日々その見解はブレているものの中国の金融引き締めの可能性が後退したとの見方が強まったことも、投機筋の買いを誘った(ニッケル銑鉄との価格比較で割安感が指摘されているニッケル等を除けば、実需家が積極的に買いを入れてくる水準ではない)。金価格は大幅に続落。追加景気対策や欧州不安の後退で、リスク回避の買いニーズが後退した。そもそも現時点において2,000ドルを突破するにはQE3あるいは欧州問題の更なる深刻化が必要であり、現在の価格水準では投機筋の利食い売りが入り易い。弊社はQE3が無ければ金は1,600ドル程度まで下落する余地があると考えている。金とのスプレッド取引で物色されていたプラチナも下落している。




「QE3がもたらす高ボラティリティ

ロジカルに考えてQE3の実施は難しい、ということを多くのエコノミストが指摘している。私が目を通すニュースや論文を見る限り、エコノミストでQE3を積極的に支持している人はいない。一方、ファンドマネージャー等の市場参加者はQE3の実施を主張する人が多いようだ...



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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):26.82(+0.46)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):295.62(+0.17)



【雑感】

最近子供が「調査小人」を気にしている。
調査小人とは、家にある「サンタクロース」の本に出てくるのだが
子供がいい子にしているかどうかを調べる小人たちのことだ
彼らは夏場〜秋にかけて子供の素行調査をしにやってくるのだ。



で。



昨晩、ベッドで一緒に寝ていたらお手伝いをしている、いないを強調し始めた



いっくん「今日はパパが雨にぬれて帰ってきたので、タオルをあげた」
いっくん「かきとりのドリルもやった」



私「おお、そうか。それはきっと調査小人も見ているよ。でももっといいことしないと」



いっくん「地球にやさしく」



あっ!!
扇風機止めやがった!!
パパの負け、ですかね。