【商品市況概況】
「リスクオフモードの後退」
昨日の商品市場は総じて堅調な推移となった。格付け会社による国、銀行の格下げ観測や、朝方発表の中国の消費者物価指数が以前として高い前年比伸び率を示す内容であったことから、アジア時間は総じて不冴えな展開であった。しかしG20では積極的に欧州問題の解決に向けた討議がなされるとの期待感が強まり、さらに夜間に発表された米経済統計が市場予想を上回る内容となったことなどが材料視され引けにかけて騰勢を強める展開となった。ただしこの流れが継続するか否かはG20次第であり、いつもの通りであれば「具体策が示されなかった」として週初は弱含むことが予想される(このレポートを執筆中の現時点においては、ギリシャ国債のヘアカット率は50%との一部観測記事が流れている)。
エネルギー価格は大幅な上昇となった。夜間に発表された米小売売上高が市場予想を上回る内容であったことと、ドル安の進行が材料となった。これに伴いWTI、Brentとも大幅な上昇となっている。尚、CFTCの報告によれば原油の買い越し幅の拡大が確認されている。石油製品も大幅に上昇。気温低下観測やそもそも欧州地区ではARAガスオイル在庫が5月以降減少を続けており、大幅な上昇となった。これに伴い中間留分クラックは1ドル近い拡大となっている。重油クラックは小幅な値動きにとどまった。
ベースメタルは高安まちまち。朝方発表された中国の消費者物価が前年比高い上昇率を維持していることが、当局による利上げ観測を強める形となり頭重い推移となった。しかし、ドル安が進行したことや経済統計の好転、G20の期待といったリスクオフモードを軟化させる材料が積み重なったため、比較的堅調な推移となった。ベースメタルは最大需要国である中国の需要動向がカギとなるが、需要動向に大きな影響をもたらす金融政策動向に焦点が集まることとなるだろう。おそらく積極的な金融引き締めに舵を切ることはなく(一応前年比上昇率はピークアウト)、自然体の対応にとどまるものと予想され、ベースメタル価格は当面現状水準での推移が続くものとみられる(とはいっても欧州問題次第ではあるが...)。
貴金属は上昇。ユーロが買い戻される中ドル安が進行したことが材料となった。「質への逃避」が極端に材料視されなくなっており、以前の売買材料に回帰した感が強い。
「秩序だったデフォルト」
現在G20が開催中である。題材は言わずもがなの欧州危機問題である。今のところ、ギリシャのデフォルトは略確実といえる(ただしここでのデフォルトは、ヘアカットや債務の返済期限の延長等もデフォルトと定義することとする)。デフォルトが秩序だったものとなり...
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):40.94(+0.30)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):289.96(+0.28)
【雑感】
既に忘年会の時期になったような気がする。
と、いうのも。
久しぶりに会った友人と飲もうぜ、って話になったんですが
二人の予定を調べてみると、12月にならないと時間が空かない
ということが分かったのです。
別に夜が全て埋まっている訳ではなく
お互い「やらねばならない案件」の実施時期がずれていて
「念のため予定を入れておきたくない」
時間が1ヶ月ちょっと、ってことだ。
まあ、実際は時間が空いている訳ではないけど
仕事を優先せざるを得ないよね、ということだと思います。
と、思うと世の中的には私ぐらいの年齢はいわゆる
「脂の乗った歳」」
ってことなんだろう。
ということもあるので、「先の予定先の予定」をどんどん入れていくので
時間が経つのがとても速く感じる。
なので、歳をとってからの方が歳をとるスピードが速いんじゃないだろうか。
しかし、このペースで行くと11月に誰かと飲む約束をしようとすると
もう、2012年の1月の予定を押さえることになるんでしょうかね...?
なので、そろそろ忘年会のお話を
いろいろな方と始めなきゃあいけないなと思う今日この頃です。