少林寺

【商品市況概況】

「リスク回避の回避」

昨日の商品市場は大幅な上昇となった。欧州首脳が銀行救済で大筋合意し、欧州問題解決に向けて進捗するのではとの期待と、中国のPMIが改善したこと、日本の貿易統計が自動車関連中心に輸出が増加したことから貿易黒字となったこと(=外需が悪くない)、米企業好決算、企業買収報道等、ネガティブサイドにBetしている市場参加者の買い戻しを誘発し易い材料が目白押しとなったため。


エネルギーは大幅な上昇となった。特にWTIが顕著な上昇となり、2011年5月2日以来はじめてバック(直近vs12ヵ月)の状態となった。米国は需要の減少とカナダからの原油供給増加で需給が著しく緩和している状態が続いていたが、欧州向けの石油製品輸出増加等で徐々に需給緩和が後退していたことが背景(たまたま昨日、WTI以外の原油、石油製品カーブがバックであることを説明しましたが、1日でこうなるとは...)。この状態が定常化するか否かは米雇用・所得環境に因るため現時点においては不透明である(今年5月にも同様な状態となったが、長続きはしなかった)。


ベースメタルも大幅な上昇となった。朝方発表の中国PMIが好調であったこと(市場予想はなし)、欧州問題の進捗期待が材料となった。そもそも商いが薄く値が飛びやすい環境で買い材料が積み上がったことから大幅な上昇となった。しかし、足元の景気の先行きに対する不透明感が完全に払拭された訳ではなく、少なくとも欧州問題が本当の解決を見るまでは上昇時にはポジション解消の売りが入るものと想定される。


貴金属も上昇。リスク回避モードの後退を受けて、リスク資産が買い戻される流れを受けて上昇した。中国PMIの改善も重要な材料となったため、このような局面では金よりもプラチナの方が買われ易く、金/プラチナレシオは低下している。
引き続き市場は欧州問題を受けて一喜一憂の展開となるだろう。ポジション解消が進んでいることから実際に欧州問題が解決し、市場に買いが戻った場合には値が飛びやすい環境になってきていることは意識する必要があるだろう。



「高ボラティリティ時代」

昨晩は週末を挟んだEU首脳会議の進捗を期待した買い戻しで大幅な上昇となった。但し市場参加者のリスク回避の動きは続いており、流動性の低下が高い変動性をもたらす結果となっている。かつて投機資金が入っていなかった頃の市場はこうではなかった、との指摘もあるが明らかに...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):37.53(+0.59)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):288.85(+0.83)



【雑感】
この前テレビで

少林寺拳法の達人女性」

を採り上げていた。
結構、というか相当可愛い子なのだが
相当の使い手らしい。


と、その女の子が今回のお題ではない。
テレビで、「少林寺拳法は日本発祥の武道」と言っていたのだ。


??????


少林寺って、中国じゃないの!?!?
と、思って調べてみました。
ややこしいんですが、中国のは「少林拳」というらしく、「少林寺拳法」とは異なるらしいです。
どうも、日本人が「中国の」少林寺でこの拳法を学び、「少林寺拳法」を編み出した、ということのようだ。
更に見てみると、現在中国で「少林拳」の使い手は殆どいないらしく、昔映画であった「少林寺」も
日本の少林寺拳法の使い手を呼んで、撮影したんだとか。

ふーんそうなんだ。意外や意外。
でも、なんとなく


中国のラーメンと、日本のラーメンの関係


になんとなく似てますね。
え?違いますかそうですか。