【商品市況概況】
「ショート筋の買い戻しで上昇」
昨日の商品市場は総じて上昇した。IMFが6,000億ユーロ規模のイタリア支援の準備をしている、独ジョイブレ財務相がEU条約の迅速な変更を示唆した、EFSF運用の草案が明らかになった、等の欧州問題に対する一定のプラス材料が出てきたことに加え、米クリスマス商戦が非常に好調な滑り出しとなったことが好感され、「リスク回避の回避」によるショート筋の買い戻しによるものと考えられる。昨日発表されたニュースの中で具体的に肯定的に受け止められるのは米クリスマス商戦が好調であるという「事実」のみであり、それ以外は「もしその通り進捗ないしは支援が行われた場合には、状況が一変する可能性がある」という「憶測材料」であり、この上昇が今後も継続するかどうかは極めて疑わしいところだ。今晩最終合意に至る予定のEFSFのレバレッジに関しても、メディアで言われている通りAAA格付けの前提となる独仏に関しても国債格下げの懸念が出ている以上、有効に機能するとは考えにくい。どのように負のリスクが拡散するか分からない状況で、「格付けでレバレッジしたスキーム」はリスクであるということは自明である。結局、国の格付けと切り離された機関による支援が必要であり、ECBが最終的な貸し手になる以外、市場が本当の意味で安心する手法は現時点では存在しないのではないだろうか。
エネルギー価格は上昇。材料は欧州問題の進捗期待と米クリスマス商戦の好調である。先週末はイタリア国債利回りの上昇や、ギリシャの民間部門への追加ヘアカット報道で大幅に下落していたが、この下落を取り戻す形での上昇となった。最終需要は景気の減速懸念で減少傾向にあると考えられるものの、原油・中間留分の供給不足が価格を下支えしており、欧州問題等の混乱事由は多いものの高値での推移が続くことになるだろう。ベースメタルも上昇。材料は略エネルギーと同じ。足元、中国の在庫積み増しと思われる買いが下値ではそれなりに入っていると見られ、底堅い推移が続いている。当面は欧州動向、中国当局の政策動向に神経質な展開になると見られるが、米経済が比較的堅調に推移していることを鑑みると更なる大幅な下落に繋がる材料は、欧州危機が現実のものになった場合であるが現時点においてそれを価格に織り込むような動きにはならないだろう。貴金属は上昇。欧州問題の進捗期待と米国クリスマス商戦好調を受けたリスクオンモードで上昇した（といっても、ショート筋の買い戻しによる上昇と見られる）。
以前、このコラムで政策の時間価値について説明したことがあるが、現在の欧州の危機対策に関する対応策の時間価値は略ゼロになり、残っているのはオプションで言うところの「本源的価値のみ」であると言っても言い過ぎではないだろう。つまり、本当に具体的に分かり易く、どれだけの金額が保証されるスキームを提示できるか否かが問われている、ということである。"
「錫価格には上昇リスクが」
欧州問題が市場の最大関心事となり、多くの市場商品が殆ど同じ値動きをするようになった。しかし価格水準の変化には差があり、原油を含むエネルギー高止まり、ベースメタルは欧州・中国の需要減少観測を受けて比較的低い水準で安定している、という印象である。恐らく．．．
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX（MRAコモディティ恐怖指数）:28.63(+0.67)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス）:273.95(+0.83)
【雑感】
急に寒くなってきた。
本当ならばもう少し早く寒くなってくれてもよさそうなもんだ。
最近毎年そうなのかもしれないが、秋が短いように思う。
まあ、冬のほうがあった買い物食べて楽しいので
個人的には冬のほうが好きなんだが。
冬食べてうまいのはなんだかんだ言って鍋なんだろう。
その中でもやっぱり、なんだか今日はおでんのような気がする。
社会人になってから、一度やってみたかったのが
屋台のおでん屋で、会社の帰りに一杯やることだ。
ほとんど話す会話も決まっていて、下のような感じ。
客「うー寒い寒い、おやじ、熱いの1本つけてくれ」
店主「ヤマちゃんいらっしゃい。昨日も来てたけど奥さん大丈夫？」
客「いやあ、結構機嫌悪くてさ、今日こそは早く帰ろうと思ったんだけどこう寒くちゃあ．．．」
店「一杯飲まずばいられない、か。はい熱燗1本」
客「これこれ。いやあ、あったまるなぁ．．．おやじ、適当に見繕ってくれる？卵だけは入れてくれよ」
店「じゃあ、大根と卵と、昆布と竹輪麩ね」
ちょっとまった！！
と、向こうからカミさんの声が。
我が家ではこの竹輪麩に関して一議論ある。
わたくしの実家では、おでんに竹輪麩を入れなかった。
しかし、小学校の給食で、おでんのなかに竹輪麩が入っていたのだ。
要は小麦粉なんですが。
貧乏ったらしいんですが、それがおいしかったのですよ。
しかし、カミさんはこれには同意してくれないのだ。
まったく興味がないらしい。
皆さんの家ではいかがでしょうか？
と、話は戻っておでんの屋台。
客「おやじ、景気はどうだよ」
店「いやあ、見てのとおりだね。気温と同じでお寒いもんさ」
客「でも、おやじの屋台はサラリーマンにとっちゃあ神様さ」
店「よしてくれよ、神様なんて。おい、飲みすぎだぞ。そろそろおっかさんのところへ帰りな」
客「おやじ、聞いてくれよ．．．課長がさぁ．．．」
．．．と、そうとうどうでもいい話題が延々と続くような屋台に一度でいいから行ってみたい。
そういうお店、ないんですよね。首都圏に。
あるんですけど、お客がわんさかいるお店が多くて
とても上記のような会話ができるようなお店はないんですよね。
逆にそんな状態の屋台は、食べログ、ぐるなびが発達した世の中では
相当マズいか相当ヤバいかどっちかだ。
と、ガード下の「程よい」人数を確保しているお店を探している今日この頃です。
あ、でも通勤途中じゃなきゃ、駄目なんだよなぁ。
