IMF

【商品市況概況】

「中国の緩和期待で一時的なリスク・オン」

昨日の商品市場は総じて堅調な推移となった。アジア時間に発表された中国貿易統計の伸び率(特に輸入)が鈍化したことで、中国政府当局が金融緩和に舵を切るのではとの見方が広まったことが株高等を誘発、特に割安感のあるメタルに買いが入る形となった。尚、記録的な売り越しとなっているユーロに買い戻しが入り、ドル安が進行したことも広くドル建て資産の買い材料となった。但し欧州のマクロ経済環境は良いとは言えず、引き続き下落リスクをはらみながらの推移になる可能性が高い。


エネルギーは上昇。中国の貿易統計を受けた金融緩和期待に伴うアジア株高を受けてリスク・オンモードになったため。また、イラン情勢に特段の進展がなかったが、昨日は「朋友」チャベス大統領とアフマディネジャド大統領がそろって欧米を挑発、足並みの乱れが指摘されていたEUもイラン制裁に関する決議を1月末から1週間前倒しするなど、緊張緩和が後退したことも買い材料視されたようだ。今後に関してはイランの緊張状態が継続する見込みであること、原油供給は十分ではないことから、冬場の灯油調達に目途が立つ今月末までは堅調な推移になると予想している。ベースメタルは上昇。中国の貿易統計で銅とアルミの輸入が前月比で増加したことが、中国の金融緩和観測と相まって買い材料となった。また、価格下落に伴う生産調整の動きが出始めていることも需給緩和が調整する可能性を高めるため、価格の下支え要因となっている。今後に関しては、最大消費国中国の基礎需要は旺盛であるとみられることから、価格下落局面ではしっかり買いが入るとみており底堅い推移となろう。但しすべての商品に共通であるが、欧州問題の深刻化は価格の下落リスクとして残存し続ける見込みである。貴金属も上昇。ドル安、リスク・オンの流れで物色された。



「割安銘柄の一概念」

昨年末の大幅下落で、多くの商品価格の絶対水準が低下した。「投資」という観点からは割高な商品よりも割安な商品のニーズが強いのは自明である。小職の私見であるが...


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【雑感】

トムクルーズ主演の

「ミッションインポッシブル」

もうやらないと思っていたらまたやってるんですね
子供の教育上、まだ見せるわけにはいかないが
自分は見に行こうと思っている。


で。


この映画を見るたびに思い出すのは
主人公のイーサン・ハントが働いている組織の名称だ
そう。

Impossible Mission Force

である。略して

IMF


イーサン・ハントとは関係ないが
恐らく近い将来、IMFは欧州問題に取り組まざるを得ないだろう。
まさにImpossible Mission だ。
IMFもInternatilnal Monetary Fund という名称を変えてみたらどうだろうか?
とにかく不可能を可能にしてほしいところである。


そう言えば、去年「王様のブランチ」を見てたら
映画の記者会見での質問コーナーでLiLiCoが


「これは絶対ムリっ!て思うことはありませんでしたか?」


と、トム・クルーズに質問したところ


「無理なことなんかないさ。やるだけだ」


と、いっていた。
カッコいい〜っ!!

でも
メルケルサルコジがそんなこと言ったら

「じゃあ、早くやれっ!」

って言われるだけなんだろうなぁ...
早くもっと頑張って下さい...

(前回のIMFに関するネタはこちら → http://d.hatena.ne.jp/Aburauri/20060807 )