MRA版冷静と情熱のあいだ‐その3

【商品市況概況】

「本当のリスクオンか、ユーフォリアか」

昨日の商品市場は軒並み上昇している。フランス、スペイン国債の入札結果が好調であったことや、景気拡大ペースの鈍化が懸念される中国の資金供給オペ、米経済統計の好調といったプラス材料が多く見られる中、「リスクオンモード」に入ったことが最大の要因である。そもそも昨年末の大幅下落で多くの市場参加者が保有資産を圧縮したと見られ、割安感から買いが入り易い地合いであると言える。しかし、市場参加者に一定の安心感をもたらしているIMFの資本増強は、共和党の理解を得られないと見られることから既に米国が協力を拒否する姿勢を示していることや、ポルトガル国債の利回りは14%を越える水準での推移が続き、昨日発表の米住宅統計は引き続き住宅セクターが米国経済の足かせとなっていることが確認されるなど、懸念材料は多い。現在の(あらゆる商品の)相場上昇は、ファンダメンタルズというよりは、市場参加者のセンチメントがポジティブに転換していることによるものであると言える。しかし、センチメントは簡単に転換し易いことからこの「ユーフォリア状態」がいつまでも続く保証はない。ギリシャのデフォルトが回避(ないしはデフォルトしても影響が軽微にとどまる)され、欧州銀行の資本増強が完了し、経済統計の持続的な改善が確認されるといった目に見える形の環境の改善が確認されるまでは、警戒を緩めるべきではないだろう(別の言葉を使えば、下落リスクをヘッジするタイミングが来ているとも言える。詳しくは昨日のコメントをご参照)。


エネルギー価格は...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):26.71(▲0.35)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):266.52(+0.38)


【雑感】

皆様、今日は木曜日です。
例の企画、行ってみましょう!



「MRA版冷静と情熱のあいだ



第3回です。



「映画館の二人-その2」



今日の話を始める前に、結婚している人間(特に男)が自分からアクションを起こす(起こせる)
場合を整理してみたい。
恐らく以下の1〜4のいずれかの条件が満たされる必要がある。
(嗚呼、このメルマガ、カミさんも父親も、義理の姉すら読んでるんだけど...まぁいいや)。



1.そのまま離婚してもいいと考えている
2.不倫ないしは浮気の関係になっても家庭から批判が出ない(こういう夫婦は実際いる)
3.絶対にばれない自信があると思っている
4.全くそういうことを気にしていない



一般論であるが、1〜4の条件を満たしていなければ、不倫ないしは浮気関係は成立し難い。
男女の関係は総じて男からアプローチをするケースの方が、まだ日本は多いと考えられるためだ。
言葉を変えると女性側から積極的なアプローチがある場合は、よほどその男性が魅力的である等、
何かしら特殊な理由がある場合以外は稀なケースであると言える。



な〜んて理屈をこねてみても、深田恭子級の美人から誘われれば
正直、私も断れる自信はない(きっぱり)。
その際、上記の1〜4の条件は殆ど意味をなさなくなり、
1〜4は「その関係を継続するか否かの前提条件」に変質する。
ちなみに「よほどの女性」は私の場合、仲間由紀恵さんだ(特別なので、「さん」ってつけちゃう!)。



さて本編。



岸谷五朗深田恭子に誘われるまま、不倫の関係に陥る。
今回のケースは岸谷五朗が冴えない会社員の役回りで
深田恭子側からのアプローチによるものであることから
上記の条件に照らせば、
「何かしらの特別な理由」があるケースに分類されるはずだ



という思考が働いてしまったので、私の頭は映画の最中ずっと、
「なぜ深田恭子が?」の方に意識が移ってしまい、
肝心のテーマである不倫はあまり頭に入ってこなかった。
映画はひたすら、逢瀬を重ねる2人の男女が描かれ続けるわけであるが



クリスマスをホテルで過ごしたり(あの頃予約取れなかった)
大黒埠頭で虹を見たり(これはタイトルに出てくるサザンの歌どおり)
スキー場に行ったり(恐らくこれは私をスキーに連れてってのオマージュ)
今から突然会いたいって言ってみたり(学生の頃そんなことしたよな、おい)



40歳を超えているオジさんにはグっとくるデート内容であった。
更に悪いことをしてる、という背徳的な気持ちが更に二人を興奮させるようだ。



「制約条件下で最高のパフォーマンスを求める行為」



は、ある意味コンサルティング業務に似る。
あ、ちなみに、コンサルティング業務で興奮したりしてませんので、念のため。
と、思うとある意味、



「不倫は肉体的欲求ではなく、知的欲求を満たす行為」



といえるかもしれない。
そういや現在の欧州首脳も、これぐらいの制約条件ははねのけて頑張ってくれないと困るよな。
サルコジメルケルに興奮したりしてるんだろうか。



なんて、思って見ていたらとうとう岸谷五朗が離婚を決断してしまった。
(続く)