クラス会と原資産

【商品市況概況】

「週末を控えたポジション調整で下落」

昨日の商品市場は軒並み下落した。年初から始まった「割安銘柄の物色」「非ソブリン銘柄の物色」の動きが一巡、米企業好決算を受けてリスクマネーが株に回帰したことから手仕舞売りが入ったようである。しかし、現在の市場参加者のリスクオンモードが本当のものなのか、相場上昇に促された一時的なユーフォリア状態によるものなのかは、正直不明である。どちらかといえば昨年末の大幅下落で割安感が出ていたために(すべての金融商品が)上昇したとみるほうが妥当であろう。来週以降もこの動きが続くか否かは、欧州PMIや米GDPといったマクロ経済統計の内容を見極める必要がある。経済の足腰がしっかりとしていない状況では、市場参加者のセンチメントは容易に逆転することがあるということを忘れてはならない。またマクロ経済状況が悪ければ政策面でのサポートが必要になるため、中国の預金準備率引き下げの有無や、初めてとなるFOMCメンバーの政策金利見通し発表は外すことのできない重要イベントである。


エネルギーは総じて下落した。中国のPMIが引き続き50を下回ったが原油は小高く推移していた。しかし、欧州時間に入って週末を控え、ユーロのロングポジションの調整売りが入るとドルが上昇、ドル建て資産であるエネルギーは売られることとなった。今後に関しては最大消費国米国の製品需要(輸送燃料需要)は例年を大幅に下回る水準となっていることから、例年通り冬の終了に向けて原油は水準を切り下げる展開になる(2月中旬頃まで)と考えられる。しかし、イラン問題は解決を見ておらず相場は高止まることになるだろう。23日の欧州外務相会合の結果とそれに対するイランの姿勢に注目したい。


ベースメタルは軒並み下落した。昨年末の大幅下落で割安感があること、例年よりも1週間早い中国の正月休みの影響で買いが入り、大幅に水準を切り上げる展開となっていたが、HSBC中国PMIが引き続き低調なことやドル高の進行が嫌気され、水準を切り下げる動きとなった。生産者の生産調整や欧米の金融緩和継続観測と、中国の預金準備率引き下げ観測が相場を下支えている。今後については年初からの価格上昇が「マインドの転換」によるものであった可能性が高いことから、実態経済動向に注目が集まることになるだろう。その意味で市場参加者の注目が集まるFOMCの他に、特に欧州の製造業PMIと、米GDPに注目している。貴金属はドルの動向に左右される展開となり、下落後上昇した(レポート中の昨日引けは東京時間0:00のものであるため、パラジウムが前日比マイナスとなっているが実際にはプラス)。特に一昨日、銀ETF保有残高(Bloomberg調べ)が9.5百万オンスの大幅な増加となった(220億円程度)ことから投機需要が増加すると見た市場参加者の買いで、銀の上昇は特に顕著であった。




「実態経済を見極める必要」

年初からの相場上昇は、商品に限ったことではなく株や債券でも起きている。リスク資産の水準上昇だけを見れば、危機は去ったかのように見える。もちろん...


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コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):26.76(+0.04)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):266.52(+0.00)



【雑感】

昨日、お客さんに



アゴがたるみましたね」



と、言われてしまった。
やはり正月太りは年始にやっつけないと
元に戻らない...



さて。



また今月、幼稚園の頃の同級生に会うことになった。
幹事の女の子には感謝である。
昨年集まってから2回目である。



まぁ。



35年ぶりに会う人ばかりだから
結局のところ、ニアリーイコール他人である。
仕事も全然違う
そもそも集まっても意味があるのか?
と思う人もいると思う。



しかし



やはり幼稚園の頃の記憶って
(3年保育の場合)特に年長から良く覚えているものだ
なので、何十年経っても、あの頃にすぐ戻れてしまう。



ふと



「原資産の状態に立ち返る」



様な気がするんですよね。
オプションの理屈では、発射台になる現物の価格があって
それに期間と変動性が考慮されて
将来の「価格分布」が形成されて
言い換えれば取り得る価格の範囲が決まって
オプション料が決定される訳であるが



あの頃は人間としてこの世に組み込まれた
t=0 時点の自分の状態であって
それに時間経過に伴う変動性が考慮されて
今の状態がある訳だ。
確率過程に似ている。



実際、アーティストになった奴もいれば
会社勤めをしている奴もいるし
物書きしている奴もいる。
同じ教室でお遊戯していた友人たちの
職業のレンジの広さを考えると
本当に面白いと思う。
(反対に大学時代の友人になるに従い、職業のレンジは急速に狭まる)



また新しく同期会に出席する友人もいるので
今回はまた新たな発見があるのではと
非常に楽しみにしております。