オオタニシの運命

【商品市況概況】

「マクロ経済統計改善を好感」

昨日の商品市場は総じて堅調な推移となった。各国のPMI/ISMが発表され概ね良好な内容となったことが好感された。各国中央銀行の積極的な金融緩和によって信用市場の流動性は改善しており、リスクオンモードに入り易い。誤解を恐れずに言えば、金融緩和・量的緩和はインフレ政策と同義であり、インフレ政策とは資産の名目価格を上昇させることである。そのため、特に取引所に上場され流動性の高い商品からまずは上昇し易い(住宅価格等の実態経済に影響が波及するには数ヶ月のタイムラグが存在する)。市場のセンチメントに大きな影響を与える株価がこれで上昇してくれるのは良いことなのだが、企業や家計の調達コストに大きな影響を与える商品価格が急上昇することは戴けない(但しインフレ政策が取られているため、名目価格が上昇するのは不自然ではない)。実態経済が許容可能なペースを超える価格の上昇は、最終的には需要減少を引き起こし将来の価格下落の素地となる可能性があることは、常に意識する必要があるだろう。


エネルギー価格は急上昇した。イラン問題が緊迫の度合いを増し、イスラエルの同国の攻撃の可能性が高まっているためだ。もし実際に攻撃が始まったとすると、攻撃目標である核開発施設は地下90メートルに存在するため、恐らく米国の手を借りざるを得ないだろう。その場合には本格的な戦争になる可能性が高く、民族・宗教を越えた混乱が中東にもたらされることになるため、市場で材料とされているようだ。イラン要因を除けば、3月末に向けて下落する材料は山積しているため一時的に価格が調整するという見方を変更するものではないが、足元はイランを材料に上値余地を試す動きになっても致し方ない。ベースメタルは上昇。中国のPMIが改善したことと、LME銅在庫が大幅な減少となったことが材料となった。ここまでの価格上昇は現物需要を伴わない投機需要である可能性が高いが、昨日も買いを入れやすい材料が山積であった。今後は実体経済と現在の価格のかい離を埋める動きになると考えており上値重い推移となるだろう。トピックスとして全く取扱量が増えていなかった「銅ETF」の管理残高が増加していることだ。その数量は然程多くはないが、昨日時点の保有在庫量は6,106トン(先週末は3,164トン)であった。保有在庫は3営業日連続で増加している。貴金属は高値圏でのもみ合いとなった。個別の新規材料はなかったが、安値拾いの買いが相場を支えたようだ。PGMの上昇しており、弊社予想通りプラチナと金のスプレッドは解消の方向に向かっている。



オイルショック

原油の上昇が止まらない。イラン情勢は日増しに悪化しており、一昨日には米国防総省がイラン攻撃も選択肢であるとコメントしたと報じられた。表向き米政府は先制攻撃を主張するイスラエルに自制を求めているが、米政府がイラン原油が取得できなかった場合の戦略備蓄放出に関してコメントをする等、「戦闘開始の地ならし」であるとも受け取れる動きが目につく。過去にイスラエルは...



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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):23.9(+0.46)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):265.20(+3.17)




【雑感】

話題になっている、オセロ中島と同居している霊能者
前世は、「卑弥呼」だったらしい。
そうですか。



さて。



3月3日は下の子の初節句だ。
両家の両親が家に来てお祝いする。
と、言うこともあって「ドジョウ」の水槽をきれいにする必要性が出てきた。



そう。



ドジョウの水槽には大量のタニシ(ヒメタニシ)+オオタニシ1匹
が投入されているが
この寒さの影響で砂に潜ってるタニシが多いのと
ドジョウの獰猛さの影響で数が減っているのとで
コケ取り(彼らは水槽壁面のコケを食べてくれる)の能力が低下しており
水槽が久しぶりに、「沼化」しているのだ。



しかし、熱帯魚屋の優秀なお姉さんのおかげで
そこまで水槽は汚くなっていない
(そのエピソードはこちらから→ http://d.hatena.ne.jp/Aburauri/20111125 )
なので、水を半分棄て、新しいものに入れ替え
水槽壁面をこすってコケを落とせば完了である。



ついでなので、戦いに敗れたタニシたちの亡骸を
拾い上げる作業も行った。
そこで気になったのが例の



「オオタニシ」



である。以前、元気に?ドジョウの寝床の
陶器でできたミニ土管の上を這いまわっていたのだが
最近はその土管の中に入ってちっとも出てこない。
凄く気になって、以前は蓋が開くのか開かないのか確かめていたが
(↑生きているかを確認する儀式の1つ)
あまりやると体力を削ってしまいそうなのと
わざわざ土管を持ち上げてタニシを出してチェックするのが億劫なのとで
生死を確認していなかった。



しかし今回は掃除が目的で、ミニ土管を持ち上げたため
久しぶりにオオタニシと再開である。
土管を持ち上げ、水面上に。
オオタニシは土管から出てきて水に落ちる。
それから沈む...あれっ?
沈まないんですけど!?



なんだか知らないけど、プカプカ水の上に浮かんでるじゃないですか!!
恐る恐る蓋をそっと開けてみるが、彼は一切抵抗してこない。
そう。そうなんです。



知らない間にあちらの世界に逝かれてしまっていたのですよ...
今回は、ドジョウが悪い訳ではない。
いや、ひょっとしたら見えないところで、我がオオタニシに対して
攻撃を仕掛けていたのかも知れない
陰湿な奴らだ



しかし、もうオオタニシは戻ってこない。
明らかにヒメタニシよりも、寿命が短かったような気がする。
と、言うことで再び水槽の中は、ヒメタニシとドジョウだけになった。
何となく、一時代が終わったような気がする。



また、オオタニシを買うことはあるのだろうか?
いや、ないな多分。