菅井きん

【商品市況概況】

「エネルギーを除き下落」

昨日の商品市場はエネルギーを除き、総じて軟調な推移となった。実質的な追加緩和策である第2回LTROが実施され、これ以降のLTRO実施の予定はないことからリスク資産に利益確定売りが入る中、バーナンキ議長が議会証言で追加緩和に関して言及しなかったことから相場は急速に下げ足を速めた。しかし米国時間の引け際に発表されたベージュブックが緩やかな景気回復を示唆する内容であったことから、引けにかけては下げ幅を削る展開となった。昨日は過剰流動性の供給終了観測が相場の上値を抑える一方で、ファンダメンタルズが好感されるという流れになったとまとめられる。今後も流動性供給で過剰に商品価格が上昇した場合、マクロ統計を見ながら適正水準を探るという展開が続くことになるだろう。欧州問題はまだ根治には至っていないことから景気並びに商品価格の下振れリスク要因として残存し続けることは明らかであるが、以前に比して世界景気の二番底入りの可能性は後退しているといえる。



エネルギーは下落後上昇。商品市場全体のテーマである流動性と実態を睨む形の動きとなった。多くのエコノミスト(含バーナンキ議長)・アナリストが原油価格の高騰が経済に与える影響を指摘し始めており、価格上昇が需要減少をもたらすレーショニングの発生が懸念されている。イラン問題が緊迫の度合いを増しているため下値は限定されるだろうが、当面はこの高値を如何に修正していくかがポイントとなるだろう。ベースメタルは下落。多くの市場参加者が指摘するようにここまでの価格上昇は投機が主導であることから、過剰流動性供給終了(追加がないということ)から手仕舞売りに押された。今後はエネルギーと同様、実体経済と現在の価格のかい離を埋める動きになると考えている。尚、銅等は実際にLME在庫が減少を続けており、割高な水準にあるものの比較的堅調な推移となると予想している。貴金属は大幅に下落。バーナンキ議長がQE3に関して議会証言でコメントしなかったことや、ドル高の進行が売り材料とされた。このコラムでは、貴金属価格の上昇は量的緩和が前提になっているとのスタンスをとっている。




「PMI/ISM」

財政等の立て直しは終了していないものの、各国中央銀行の積極的な量的緩和によって景気の二番底入りは回避できた可能性が高くなってきた。但し、欧州の問題が解決に至ったわけではなく今後は緊縮財政課のもとで力強い景気回復を達成することができるのか否かが焦点となってくる。よって、欧州に関してもそろそろマクロ経済統計の重要性が増してくることになると考えている。

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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):23.41(+0.80)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):262.02(+0.00)




【雑感】

ローザンヌ国際バレエコンクール
菅井さんが1位となったニュースをやっていた
高校生なのにすごい。
当面の彼女の人生の方向性は決まったようなものである。
と、実は今日は彼女の話を書くのではない。



今朝、テレビを見ていたら



「菅井さん知事表彰」



というテロップが。
それを見て



「ええっ!『菅井きん』が何かやったのか?」



と、思ってしまったのだ。
そうなんですよね。菅井さん、ってでてくると
相当高い確率で私、「菅井きん」と間違えるんですよね



菅井に「さん」が付けられるので
良いニュースの時のみであるが
私の中では、菅井きんは相当いろいろな賞をもらっていることになっている。



今日もオチがないや。
まぁ、いいか。



今日もよろしくお願いします。