ウルトラマン・サーガ

【商品市況概況】

「利益確定売りで大幅下落」

昨日の商品市場は総じて大幅な下落となった。そもそも年初からの価格上昇はファンド主導であったこともあり、四半期末に向けて利食い売りのタイミングを伺っていた可能性が高いが、中国の成長見通し下方修正やギリシャの債務交換難航が材料とされたようだ。特にギリシャの債務交換難航を材料にドル高が進行したことが、広くドル建て資産の売り材料になったと考えている。言葉を変えると、このコラムで主張しているようにこれらの材料を受けて実態と名目の乖離の調整が起きたと考えるのが妥当であると弊社は考えている。世界経済は二番底への懸念が後退し、リセッション入りしている欧州を除けば緩やかな回復過程にある。しかし現在の商品価格の水準が許容できる程の環境にある訳ではなかろう。今後も四半期末に向けて調整圧力が強まると見ているが、新しい四半期入りする4月以降は再び割安銘柄から物色されて再び上昇する動きになると予想している。



エネルギー価格は大幅に調整した。イランの核開発を巡る問題で、EUがイランとの交渉を再開、イランもIAEAの査察を受け入れるとお互いに歩み寄りの姿勢が見られていることから緊張状態が緩和したことが売り材料となった。また寒波の影響で製品価格が上昇していたが北半球の殆どの気温が上昇しており、暖房需要が減少するとの見方も製品需給緩和観測を映じて売り材料となっている。また、冒頭のコメントにもあるように、ギリシャの懸念が再び強まったことに伴うドル高がドル建資産の売り材料となった。今後はファンダメンタルズ面がフォーカスされ価格は下落することになると見ているが、引き続きイラン情勢に敏感な展開にならざるを得ない。イラン・欧州とも歩み寄りの姿勢を示しているものの、近隣のイスラエルが先制攻撃の可能性を取り下げていないこと、イランの最高指導者ハメネイ師は対欧米の強硬路線を維持すると見られることから予断を許さない状況が続くことになり、エネルギーの下値はやはり限定されることになると見ている。イラン問題が解決すればBrentで110ドル、WTIで95ドル程度が視野に入ることになるだろう。ベースメタルは大幅に下落。四半期末に向けた利益確定の売りが出やすい地合いの中、ギリシャ懸念の再発や中国の成長見通し下方修正がその切っ掛けとなったようだ。今後も利益確定の売りで軟調な推移になると考えているが、ファイナンス取引やミニマム・ロードアウトレート条項(払出要請があった場合に、倉庫会社がLME倉庫から払い出さなければならない1日の最低数量)の影響で、実質利用可能な現物が限られることから下値は限られることになるだろう。貴金属は大幅に下落。ギリシャ懸念が高まったことに伴うドル高の進行が材料となった。この下落により金も含め、全ての貴金属の価格が200日移動平均線を下回ることになった。期末に向けた利益確定売り圧力が強まる中、テクニカルなサポートラインを割り込んだことで、下値を探り易い地合いにあると言えるだろう。



イールドカーブ

商品市場に投資を行う場合、様々な手法が考えられる。最も単純なものが先物市場を活用することである。先物で投機を行うためには、証拠金を取引所に預ける必要がある。その後、先物市場で売り/買いを行うわけだ。しかし過去のデータを見るに、投機筋が...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):24.88(+1.02)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):268.14(+2.94)




【雑感】

子供の誕生日のプレゼントに
私の兄が



ウルトラマンサーガ」



の親子鑑賞チケットをくれた。
当然私と行くことになると思う。
もらったいっくんは大喜びだ



私「読んでごらん。読めるだろ?」



彼はカタカナを勉強中である。



いっくん「ウルトラマン...サンバ!」



いや、それはちょっと観に行きたくないなぁ。
パパは。
フィーリングで物を言ってはいけない、という例です。