ドジョウの浄水器

【商品市況概況】

「不安後退で上昇」

昨日の商品市場は軒並み上昇した。IMFの規模拡充が予定通り進捗し、4,000億ドルを超えるとの見方が示されたこと(実際には4,300億ドルとなった)が、市場参加者の不安心理を後退させた。また独IFO指数が予想外の改善となったことや、米企業決算が好調だったこともリスク資産の買い材料となったようだ。結局、現在の相場は時間は掛っているものの欧州の安全網の整備が進むことに伴い、徐々に下値が切り上がってきている。その一方で急速な価格上昇に対して、「実態経済との乖離を埋める動き」が見られており、価格には下押し圧力がかかり易い地合いとなっている。各国経済の方向性が見えない中、商品価格の変動性が低下し、結果的にレンジワークとなっているという説明が現在の状況を最も適切に表しているのではないだろうか。今後に関してはIMFの規模拡充で安心感が広がったものの、金融緩和と同様に「時間稼ぎ」の戦略であることは間違いない。これらの資金を「使わないで済むようにすること」が最も肝要である。となると結局、財政再建が進むのか、成長戦略が描けるのか、といった問題が今後も継続的に材料視されることになり、商品価格の下振れリスクは排除されないことになる。よって堅調ながらも下振れリスクを意識しなければならない相場展開が続くことになると予想される。来週はFOMCや米GDP、日銀政策会合、等の重要な会合・統計が予定されている。


エネルギーは上昇した。独IFO指数の改善と、IMFの議論進捗が材料となった。今後はイラン情勢とIMF規模拡充後の市場評価が注目材料となる。今のところイラン問題は「進捗しているように見える」ことから、徐々に相場の強い買い材料とならなくなってきている。このまま6ヵ国協議が穏当な内容で進捗すれば、「部分的にイランの輸出が継続する」シナリオに進むと見られる。その際のBrentの下値は115ドル程度になると予想している。但しフランスの大統領選挙の結果がイランとの協議に何らかの影響(政策方針の変更)をもたらす可能性は否定できず現在進行中の仏大統領選挙の結果にも留意したいところだ。ベースメタルは上昇。材料は略変わらず、独IFO指数の改善とIMFの規模拡充進捗である。ベースメタルはこれに加えて中国政府当局による預金準備率の引き下げ期待が高まっていることが材料となった。弊社は中国は政策の対応余地が大きいことから中国経済のハードランディングはないとの見方をしており、メタル需要も底堅い推移になると予想している。その意味で23日のHSBC中国製造業PMIには注目したい。鉄鋼原料価格は高安まちまちであった。貴金属も材料乏しく高安まちまちであった。貴金属がさらに上昇し、金が2,000ドルに迫る(又は上回る)ためには、量的緩和によるポートフォリオのリバランシング、欧州危機が更に悪化することによるユーロからの資金流出、といったことが必要となるだろう。弊社が昨年4月に予想している通り、QE3を含む量的緩和が実施されない(ないしは期待値がゼロ)の場合、金の上値は1,680ドルであると見ている。




「仏大統領選挙」

当レポート執筆時点では、仏大統領選に関する新しいニュースは入ってきていない。今のところサルコジ大統領はオランド候補にリードを許してる。オランド候補は今後数週間に実施されるのではと見られていた戦略備蓄の放出を明確に否定しており(小職も供給懸念が顕在化している訳ではないのでSPR放出の必要はないと考えているが)、同候補当選時にはエネルギーの上昇要因となる可能性がある。ただ...


サルコジ大統領の...

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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):24.86(▲0.21)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):275.49(UC)



【雑感】

ドジョウの水槽に異変が起きた。
何が起きたかというと
別にドジョウがタニシを喰らい
水槽の壁面にタニシを打ちつける
残虐な音は毎日聞こえるのだが



「その音がやたらとクリアに聞こえる」



のである。
何があったのか。
毎日タニシを喰らうことでドジョウの力が強くなったのか?
ドジョウをまじまじと見てみると
野田総理大臣見たいな顔をしているが
別に精力が増しているようには見えない。



はて?



じろじろ水槽を見まわしたこところ
分かりました。



浄水器が壊れている」



んですね。
ウンともスンとも言わない。
2年前の夏に購入してから
震災の節電の時期を除けば
100%稼働していたので
まあ壊れても仕方がないと言えば仕方がない。



なので、新しくネットで買うことにすると
カミさんに告げると凄く渋い表情。
明らかに



「それは無駄遣いだ。震災の時に何ヶ月か外に置き
浄水器を回さなくてもドジョウが生きていた事実を鑑みると
その水槽はベランダに出して新しい浄水器を買う必要はない
と思うが如何か」



という表情だ(この間0.1秒)。
でも、汚いのは嫌だ。
今年の夏も節電があるかも知れないが、それでも浄水器は回したい。
なので、冷たいカミさんの視線に耐えつつ
毎度タニシを買っている楽天ショップでお買い上げ。



そしたら信じられない安さだったんですよ。
3,000円とか4,000円とかすると思っていたら



「999円」



でした...
日本は人件費が高いので、このような付加価値の低い商品は
海外で生産し、円高メリットを使って更に価格を下げる
動きになっているのを
ドジョウの水槽で実感しました...



1ヶ月に10匹食べられてしまうヒメタニシ500円/10匹×2分の価格
である訳だが、多分
タニシ売っている方が利益率が高いんだろうなぁ
と、ついつい思ってしまいました。
どっちが利益率高いんだろ。実際のところ。