焼かないで持ってきて下さい

【商品市況概況】

「強弱材料混在でもみ合い」

昨日の商品市場は高安まちまちであった。注目のスペイン国債の入札は利回りは上昇したものの目標上限を上回る発行額となったことが市場参加者の安心感を高め、バンクオブアメリカの決算が市場予想を上回る等企業業績も好調であったことが市場参加者のリスクオン姿勢を強めたものの、米国時間に発表された中古住宅販売やフィラデルフィア連銀指数が予想外の悪化となったことが嫌気され、結局引けにかけて下落することとなった(但し住宅平均価格は前月からプラスに転じており「最悪期を脱した】との見方もできる)。強弱材料が混在した一日であったと言える。今後は欧州高債務国問題が引き続き重要な材料として意識される一方、IMFの安全網整備のための資金拠出が比較的順調に進捗していることなどが信用収縮を回避すると見られることから、「価格の行き過ぎた上昇ペースが修正される形で価格には下押し圧力がかかるものの、金融緩和等の当局対応で底堅い推移」になると予想される。事実、弊社算出のコモディティ恐怖指数は全てのセクターで価格変動性の急変の可能性を示唆する30を下回っている。



エネルギーはWTIが下落、Brentが上昇。特段新規材料はなく、冒頭のスペイン国債入札や米国経済統計の内容を受けて上昇後下落する、という相場展開であった。今後は繰り返し主張しているようにイラン問題と、スペイン等を初めとする欧州高債務国問題の進捗状況に左右される展開が続くと見ている。昨日、クリントン国務長官が「第2回の6ヵ国協議迄にイランと一定の合意を形成できる可能性がある」とコメントしており、議論はオープンになっていないが一定の進捗が見られている可能性は排除できない。イラン問題が解決すればBrentは110ドル程度まで下落することになるだろう(WTIは95ドル)。昨年末の水準が意識されればBrentは100ドル、ということになるがあの時と状況が違うのがLTROが実施されていること、欧州圏で更なる緩和ないしは国債の買い入れの可能性があることがその理由である。ベースメタルは小動き。スペインの入札好調を受けて上昇したことはエネルギーと同様。また、中国人民銀行が企業の資金繰り改善に繋がる預金準備率の引き下げについて言及したことが下支え要因となった。現在のベースメタル市場は方向感に乏しいが、経済統計の若干の悪化を受けてどちらかと言えば下押し圧力が強い。今後もレンジワークを継続することになるだろう。鉄鋼原料価格も方向感に乏しい展開となった。貴金属は略変わらず。強弱材料が混在する中、もみ合った。




「時間差のリスク」

今朝の新聞・ニュースで6月から電力・ガス価格が上昇すると説明されていた。イラン問題を背景にした原油価格の上昇が理由と解説されている。実際にそれはその通りであり、イラン問題が緊迫化したために原油価格が上昇し、輸入原油価格が上昇し、最終的に電力・ガス価格に...



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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):25.08(▲0.32)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):275.49(+0.42)



【雑感】

昔、銀行で働いていた時に
ものすごく体の大きな上司がいた。
あまり詳細に書くと誰だかわかってしまうので
詳しく書かないが
身長は180はあって、体重は100キロぐらいの
野獣のような人であった(怖い人では、ない)。



昔、アフリカに住んでいたことがあり
何でも生で食べたがる人であった



この時、たまたま支店に3人この上司の同期がいたらしく
3人で鉄板焼きに行った時の話。
鉄板焼きでヒレだかサーロインだかを注文し
焼く人が「焼き加減」をこの3人に聞いてきた
仮にこの上司をAさんとし、残りの2人をBさん、Cさんとしよう
(以下実話)



シェフ「焼き加減はどのようにしましょうか?」
Bさん「ミディアムで」
Cさん「ミディアムレアで」
Aさん「焼かずに持ってきてください」
シェフ「えっ!!それはちょっとできないんですが...」
Aさん「じゃあ、軽く炙る程度でいいです」



今やレバ刺しも食べれない時代だが
昔の人(?)は焼かなくても大丈夫だったようです。