貨幣博物館

【商品市況概況】

「発電燃料価格上昇~独新政権の発言を受けて」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は再び発電燃料と非鉄金属価格、その他農産品が上昇し、原油などの液体燃料価格は下落した。

昨日は欧州で独新政権が誕生し、排出権取引価格に下限を設けるといった長期的な方針を示したことで石炭+排出権価格が上昇、天然ガス価格を押し上げ、その他の地区の発電燃料価格も押し上げることとなった。

この結果、供給不足や価格上昇に伴う採算性悪化で特に電力依存度の高い金属類の供給懸念が強まったことが非鉄金属価格を押し上げている。

なお、バイデン政権が原油の協調放出を決定したが、恐らく影響は限定され市場の注目は12月2日のOPECプラスで増産が予定通り行われるかどうかに集まっている。

OPECプラス側も絶対的な対立は避けたいとみられ、報道ベースでは増産一時停止の議論はしていないとされる。今回の協調放出よりも、それによって価格が大きく下落した場合には対応しよう、というスタンスと考えられるため、まだ予定通り増産が行われるかどうかは微妙なところだ。


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【雑感】

【貨幣博物館】

済みません!

朝から取材をたくさんいただたいため
こんな時間になってしまいました。

さて。

昨日は勤労感謝の日ということで
勤労の結果得られるお金について学びたい
ということで、娘を連れて「貨幣博物館」に行ってきました。
日銀の横にあるんですけど、入場無料です。

ただ、さすが日銀ですが
入るときには空港のような手荷物検査がありました。
以前、政井日銀審議委員と面談するときに日銀にいって
この手荷物検査があって「おお」って思いましたけれど
博物館でもなんでこれ、やるんだろうか?
とにかく軽微が厳重でした。

なぜか、といえば結局博物館の中に
古銭とかを展示してあるので
それの盗難防止なんだろうな、と思います。


説明はへーって思うものが多いのですが
日本最古のお金って、和同開珎だと思っていたら
いつの間にか、富本銭って通貨に変わってました。
群馬県で出土したらしい。

683年頃に作られたものらしいですけれども
この頃の都が近畿にあったことを考えると
かなり広く、流通してたんですね...
これを見て、確かにお金ってのは便利なものなんだなと思いました。

また、当たり前なんですけど、昔日本は綿や織物を中国に輸出し
その対価として中国の貨幣を「輸入していた」って出てましたけど
これって、買った代金を外貨でもらってたって話なんですね。

さらに見てみると、いろいろな国の通貨が日本は流通していて
なんでだろう?って思うと「国産だと鋳造コストが高いから」
なんだそうです。これもなるほど。
また、これらの交換比率を安定化させたのが信長だったとか
経済の仕組みを作った人は、軍略でも強いですよね...

と、ご興味がある方はぜひ、一度、いらして見てください。
しかし、どこのコーナーでも「通貨の価値を安定させること」が
目標です、って出てたんですけど、なんだか考えさせられるものが有りました。

https://www.imes.boj.or.jp/cm/