【商品市況概況】 2023年12月4日 市況
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は軒並み水準を切下げた。米利下げ期待を織り込み過ぎたと判断したか、雇用統計を週末に控えて米国債に売りが入り金利が上昇、軟調に推移していたドルに買い戻しが入る中、調整的にほとんどのドル建て資産が売られる流れとなった。
今のところ市場では、来年末のFFレートを31.1%の確率で4.00-4.25%としており、現在から▲125bpの利下げを見込んでいる。この見通しはこれまでに見られた「逆イールド発生後の景気後退」を織り込んでいると考えられる。
ここまで投機筋の米国債の売りポジションは記録的な水準まで来ていたため、その巻き戻しが加速したためと考えられるがリセッションを前提としなければ、現時点の金利低下はややスピード違反の感はある。
今週末の雇用統計の発表を控えて短期的な金利の低下に対する警戒感から、いったん調整があったと考えられる。
市場はそろそろクリスマスモードに入るため、取引は薄く、値が飛びやすい環境に突入する。本当の方向性が決まるのは年明け以降になるが、それにしてもFOMC、米雇用統計、中東情勢の落ち着きどころを確認してからになるだろう。
なお、現在COP28が開催されているが、基本的にCOP28では1.5度の目標達成のために非現実的な目標が課されるため、片目をつぶって見る必要があるが、
原発容認を米国が訴えたり、欧州が化石燃料車の販売禁止期間を先延ばしするなど、脱炭素に向けてより持続可能な方向に修正する動きがみられている。
しかし、中国の化石燃料使用は2030年まで変わることはなく(それよりも長引く可能性は高い)、同時に脱炭素を進める方針も確認しているため、化石燃料・その他の鉱物資源の価格上昇要因として作用することになろう。
問題は、景気が来年悪化した時に「本当にその方針を継続できるか」である。
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【挨拶】
朝、娘と話をしていたら
「パパ、町で テレビに出ている新村さんですか ?
って聞かれたことある?」
と、突然聞かれた。
「いや、ごくごくたまーーーーにあるよ。何年かに1回」
「そういう時は、いつも見てくださって、ありがとうございますって
言わなきゃいけないんだよ」
って言われました(笑)
いや、ごくたまーーーーーーーにありますが
ちゃんとお礼してますよ。
お声掛けいただいた場合は。
あんまりちゃんと挨拶してない、って思われてんのかな。
一応、挨拶はきちんとするように子供達には言い聞かせてきたんですが。
今日は忘れずにちゃんとお礼を言うようにしよう。
もし今日が何年かに1回の日であるならば。
今日は良い天気ですね!
皆様、よい週末を!