仰げば尊し

【商品市況概況】 2024年3月20日 市況

「エネルギーセクター軟調

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、エネルギーセクターが総じて軟調非鉄金属や工業金属、貴金属セクターは総じて堅調な推移となった。

FOMCのドットチャートは前回見通しからややタカ派に傾いているものの、金融緩和は予定通り行われる見通しが示され、米労働市場需給がタイトであり、かつ、CPIのサービス価格が上昇基調を強めているにも関わらず、FRBパウエル議長がむしろハト派と捉えられる発言をしたことで、ドル安が進行、ドル建て資産価格の上昇要因となった(FOMCの詳細な解説は、有料のマンスリーレポート4月号で解説の予定です)。

1月~2月にかけて強含んでいた「米サプライズ指数」は2月中旬から下げに転じ、足下低下トレンドとなっている。1~2月の強めの米統計を受けてアナリストは強気に転じていたが、この強気の統計がベースとなるため、足下の統計は市場予想を下回るケースが増えてきた。

FRBパウエル議長のハト派な発言はこうした足下の統計の減速が影響している可能性はある。また占拠を睨み、9月の利下げが現政権の集票にプラスに寄与することを回避(政治的に中立を維持)したい、との思惑があるの「かも」しれない。

なお、FOMCハト派と捉えられたにも関わらず、ドル円は大きく円安にシフトしている。結局、日銀が複数回追加利上げはできない、と市場は判断しているようだ。

当面、ドル円に円安バイアスがかかり、輸入企業と個人消費にはマイナスの影響が及ぶことが懸念される(詳しくはMRA外国為替レポートをご参照ください)。


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仰げば尊し

先日、娘の卒業式があった。
思い返すと自分の父親が
自分の卒業式に来てくれたことはあんまり記憶にない。
来てくれていたかもしれないが
母親が居たことしか覚えてない(父さん、悪いな...)

と、娘が自分の生まれてから今までを振り返って
という作文を書いたらしく
400字詰めで40枚ぐらいあったのでかなりの大作でしたが
読ませてもらった。

まぁ、仕方ないなと思いながらも
自分に関して言及があったのは2ヵ所
文字数にして20文字ぐらいだったが
まぁ、子供にとっての父親はその程度の位置づけなんだと思います。
自分もそうだったし。

まぁ、だからといって父親べったりになっても
それも気持ち悪いので、これぐらいの距離感でいいんですけれど。

で、だいたい、我が家で最も涙腺が緩いのは私なんですが
まぁ、さすがに卒業式では泣かないだろうな
って思ってたんですが、まさかの

仰げば尊し

の合唱があって、それで不覚にも泣いてしまいました。
あの歌、歌詞がなんと言ってもズルい。

「今こそかれめ いざさらば」

って歌詞がどうも昔からダメでして
あぁ、もうお別れなのだと思っちゃうとダメなんですよね...
誰がこの歌を作ったんだ?

と、思って調べたところ「作詞・作曲とも不詳」になってました。
と、SNSでつぶやいていたら「2011年に米国で原曲が見つかった」
ってニュースがあったことを教えてくれた方がいらっしゃいました。
ありがとうございます!

歌詞はウィキペディアをまるっと参考にすると
大槻文彦・里見義・加部厳夫という方々の合作のようですが
改めて見てみると、歌詞の意味は非常に深いんですね。

例えば、3番を見ると

「蛍のともしび つむ白雪」

って、蛍と雪は一緒に見れないだろ
って思うじゃないですか。そしたら、

「晋の車胤(しゃいん)は貧しく、油も買えないため
夏は蛍の光を、冬は雪に反射する光で読書をし
勉学にいそしんだ」

という中国の故事を引用した歌詞なんですね...
深い。改めてこれを知って3番を見ると、まずい。
これだけで泣けてきます。

お子様をおもちの皆様、あるいはお子様が
このレポートを読んでるかもしれませんが
ご卒業の方はおめでとうございます。
ぜひ、仰げば尊しの歌詞の意味を知ってから
卒業式に臨まれてください。

良い休日を!