定年

【商品市況概況】 2024年3月21日 市況

「ドル高進行でエネルギー下落 生産調整で工業金属強い」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、ココアやオレンジジュースなどのその他の農産品と、昨日下落したLME非鉄金属・工業金属が供給面を意識した買いで上昇した他は、スイス中銀の予想外乗り下げを受けたドル指数上昇が価格を下押しした。

なお、昨日発表された各国のPMIは欧州が減速、米国がやや改善となりこのこともドル高を進行させ、広くドル建て資産価格の下押し要因となった。

引き続き市場は米政策金利動向に注目しており、神経質な推移が続いている。ただ株式市場は「ソフトランディング成功」を期待しており、堅調な推移が続いている。

株を中心に運用を行っているファンドのうち、ポートフォリオに商品を組み込んでいるところは投資比率を一定にするために商品を買い増すことが多い。この結果、財の価格が上昇してインフレ圧力を高めることが懸念される。

テイラー・ルールに従って米政策金利を推定すると、BBG試算で3.97%、弊社試算でも3.67%程度であり、現在のFF金利は確かに高い。ただし、サマーズ元財務長官が指摘するように中立金利が上昇しているならば、この水準は切り上がることになる。中立金利は「上がっていた」ことが事後的に確認できる類いのものであるため現時点ではこの判断は難しい。

仮に緩和が遅れれば、高金利の負担に耐えられない事業体の破綻などのリスクが顕在化し、実際は中立金利が上昇していてその中で利下げが行われるならば、上述の通りインフレが加速することになる。

結局、足下発表されている統計を詳細に吟味して判断せざるを得ないが、そうなるとFRBの想定している利下げ回数や幅が最も答えに近いと考えられ、年後半に3回利下げが行われ、広くリスク資産価格を押し上げる可能性があると考えてよいのではないか。


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【定年】

内閣府世論調査で「何歳まで仕事をしたいか」というアンケート
どうも、7割を超える人が「61歳以上も働く」
って答えているみたいですね。

これを受けて、結構意見が分かれてますが
働きたくない方って、結構いらっしゃるんですね。
人生100年時代ですから、大学卒業で就職して60歳で引退するとして
あと40年もあるんですよ。
さすがに仕事をしていないと人生退屈してしまうと思うのです。

そもそもなんで定年が始まったのか。
調べると明治20年に定年制度が導入されたようです。
明治時代の平均寿命はなんと44歳。
この頃の定年は55歳だったので「平均寿命よりも10歳上」が定年だった訳で
44歳が平均寿命であることを考えるとほぼ終身雇用だったといえます。

これが基準になってずっといままで定年制度、60歳みたいな感じで
続いている訳ですけれど、今の平均寿命は85歳ぐらい。
さすがに人生100年はまだ行き過ぎかもしれません。
健康寿命を75歳としても
やっぱり60歳で定年は相当退屈すると思うんですよね...
なのでやっぱりずっと働きたいですわ。
人も足りなくなっている時代ですし、定年はもっと上でも正直いいと思います。

ただ。

結局、人生で一番健康な時には
会社の仕事が忙しかったり、子育てが大変だったりと
夫婦で旅行に行ったりすることもなかなかできない訳でして
どこかで線を引っ張らないと
一度、家族を連れて行きたいと思っている
欧州旅行なんて、夢のまた夢である。

基本、自分は引退しないつもりなんですけれど
1週間とか2週間とか、いつかまとめて休める日が来ると良いなと
思いながら、今日も働いております。

本日もよろしくお願いします!