アンパンマンのうた

(経済関連ニュース)
・7月米景気先行指数 前月比+0.4%(前月+0.3%)、市場予想+0.4%。

非鉄金属関連ニュース)
・RusalはジャマイカのAlpartとWindalcoアルミナプラント(2.8MMt)を、AlcoaはClarendonプラント(1.4MMt)の稼動を停止。ハリケーン・ディーンの影響で。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油▲2.6MB、ガソリン▲0.4MB、ディスティレート+0.9MB、稼働率+0.5%
・Indian Oil労働者は、賃上げを要求してストライキを検討中。
・ハリケーンディーンは勢力を強めながらジャマイカに。


(商品市況概況)
「まちまち」
 昨日の商品価格はまちまちであった。公定歩合引き下げを受けた各国株価の安定を受け、株価特に新興国株との連動性が高い非鉄金属は買い戻しが優勢となった。エネルギーはハリケーンディーンがメキシコ湾を直撃しない見通しとなった事から売られた。しかしながら、引き続き高値では手仕舞い売りが予想されることから、暫くは上値の重い展開が継続することになろう。
 昨日のセクター別のパフォーマンスは良い方から順に、新興国株、非鉄、株式となっており、最も悪かったのがエネルギーであった。


(非鉄金属)
 昨日の銅価格は小幅上昇した。米公定歩合の引き下げにより各国株価がとりあえず底を打ったことから買い戻しが優勢となった。しかしながら一連の信用収縮問題が終了したわけではなく、上値では売りもしっかりと入り、上げ幅は限定された。LME在庫は+475Mt増加、(FSCは2.4日)、(キャンセルワラント率は2.4%)。売買高は6,424枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は略変わらず。C-3は87㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については引き続き各国金融当局の金融政策動向に振らされる展開になろう。今回のFRB公定歩合引き上げで逆にFF金利の引き下げ期待が高まっているのも事実であり、次回FOMCまでに利下げが行われなかった場合失望売りが広がる可能性はある。何れにせよFRBはハードランディングではなく、ソフトランディングを選択した事から銅価格も比較的長い時間、だらだらと水準を切り下げる展開になろう。基本的に足元の下落はファンダメンタルに変化がない中、ファンド等の運用資金が当該市場から退場している事に伴うものであり、問題が長期化した場合には幾つかのファンドや金融機関の破綻とともに需要が減少する「悪い意味での価格下落」の可能性があるため要注意である。とはいうものの今の所、需給面は依然としてタイトであり、金融当局の方針が変更されたことから下値も限られると見ておいたほうがよい。売買材料を整理すると以下の通りである。1つ目は、主要消費国中国の需要が高水準なGDPや固定資産投資、鉱工業生産を背景として需要サイドが堅調に推移する見込みである事、2つ目は生産国のストライキ懸念が継続していること、3つ目はLME在庫水準の低さ・キャンセルワラント率の高止まりである。このように供給サイドに関する問題は根本的に解決していない。但し足元は上記の通り下値を探る動きのほうが優勢になると考えている。理由の1つ目は繰り返しになるが、株価動向が不安定な事から投機筋も積極的に商品市場に手を出しにくい環境にあることである。また株価の低迷が長期化し、景気が減速した場合に「悪い形での」価格下落を引き起こす可能性があるため予断を許さない。2つ目は短期的に中国国内の供給が需要を上回っている可能性があること(7月の輸入統計では精錬銅・銅製品の輸入量が再び前月から減少しているが、前年比では引き続きプラスが継続しており、経済成長に裏打ちされた長期的な需要の増加トレンドは維持しているものの、短期的には供給不足が解消されている可能性があることを示している)、3つ目は、中国当局が更なる利上げに動く可能性があることである。但し、利上げが実際に需要減少を促すまでには時間がかかると考えている。尚、9月オプションの建玉は8,000㌦コールが1,189枚、7,800㌦コールが970枚、7,700㌦プットが750枚、7600㌦プットが455枚、7,500㌦プットが705枚となっている。


 昨日の亜鉛価格は上昇した。株価が続伸し、一時期の狼狽的な売りが落ち着いた事による買い戻しによるものである。しかしながら今回の信用収縮問題の収束には時間が掛かる見通しであり、引けに掛けては上げ幅を削る展開であった。LME在庫は+1,100Mt増加、FSCは2.0日(キャンセルワラント率は10.4%)。売買高は2,773枚。イールドカーブは期先を中心に上昇し、フラットニング。C-3は7㌦コンタンゴとバックからコンタンゴに転じた。 今後については各国金融当局の信用収縮問題に対する対応方針に振らされ、不安定な展開が続くと考えている。以前このコラムで指摘した通り、株価低迷が長期化した場合の影響が出始めている(実際に景気が低迷して実需が減少)。ファンダメンタルの売買材料を整理してみると、中期的には買い材料が多い。1つは中国のQ207のGDPが予想を上回る大きな伸びとなった事から引き続き中国国内の亜鉛需要は車の防蝕向けに旺盛であると見られること、2つ目はこの旺盛な需要を背景として中国政府が亜鉛輸出の増加に歯止めをかけるべくリベート撤廃に加え、6月1日から亜鉛の輸出関税の引き上げを実施したこと、3つ目は亜鉛の在庫水準が低く有事のバッファが少ないこと、である。しかしながら信用収縮問題が解決しておらず、このマイナス材料がファンダメンタルの強材料を凌駕すると見られることから上値ではしっかりと売りが入らざるを得ない。尚、長期的には大半のメタルと同じく年後半に向けての下落を予想している(3,000㌦を切る水準までの下落の可能性は低いと見ていたが一連の価格下落の過程でこの水準は一旦下回ってしまった。しかしながらこのタイミングでFRBの金融政策の変更があったため、当面は2,990㌦が下値の目途となろう)。まとめれば、短期的には下落、中期的には上昇、長期的には低下、ということである。但し、今回の連鎖株安が長期化した場合、実需の減速を伴って価格が下落する可能性があるため、価格低下が長期化する恐れもあるため要注意である。目先の上値は10日移動平均線となる3,300㌦、下値の目途は上記の通り2,990㌦、セカンドサポートは昨年6月20日にマークした2,810㌦を挙げておきたい。尚、価格の目途となりやすい9月オプションは3,500㌦コールが535枚、3,400㌦コールが600枚、3,500㌦プットが1,225枚、3,400㌦プットが1,030枚、3,000㌦プットが874枚となっており、下落への警戒感が強い。


 昨日の鉛価格は上昇した。公定歩合下げを受けた株価上昇を受けて上昇した。しかしながらやはり高値では戻り売り圧力も強く、引けに掛けて売り込まれ50日移動平均線のサポートラインでサポートはされたが上げ幅を削って引けた。LME在庫は▲500Mt減少、(FSCは1.2日)在庫水準の低さやキャンセルワラント率の高さ(キャンセルワラント率は9.5%)を背景に、ファンダメンタルは非常に強い。売買高は836枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇、フラットニング。C-3は46㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については各国金融当局の対応を受けた株価動向に振らされ、不安定な展開が継続すると考えている。また、株価低迷が長期化の様相を呈してきているため、実需の減少を通じて価格に下押し圧力がかかる可能性は依然、否定できない。ところが今の所ファンダメンタルは、中国が鉛の輸出関税を引き上げたことに伴い、中国からの輸出が7月以降も、豪を初めとする大手生産者の生産障害になんら進展が見られないこと、自動車バッテリー向けに使用される中国での需要が引き続き旺盛であると考えられる事(7月までの中国の商用車・自家用車販売は引き続き堅調)、LME在庫水準が依然として低いこと(FSCはとうとう1.2日に)こと、カーバッテリー向けに使用される鉛は代替品が存在しないことなどから、極めて強い状態が継続している。但し、繰り返しになるが、株価が不安定な状況が続いている事や中国の利上げ観測等(中国の利上げは中国国内実需のマイナス要因となり得る)のマイナスもあり、著しい高値を維持することが難しい環境になっている事も注意すべきであろう。昨日サポートされた50日移動平均線のサポートラインを維持できるか否かがポイントとなろう。当面は上値では戻り売り圧力が強いと見られることから上値は限定的なものになると考えている。


 昨日のアルミ価格は下落した。米FRB公定歩合引き下げにより株価が回復したものの、エネルギー価格の下落や、信用収縮問題の解決には時間が掛かると見られることから、高値でてじまい売りが入ったためと考えられる。LME在庫は▲1,600Mt減少、(FSCは8.3日)しているが、需給は他非鉄金属と比べてタイトではない。(キャンセルワラント率は2.1%)。売買高は7,069枚。イールドカーブは期近が低下。C-3は63㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。 今後については、他メタルと同様、各国金融当局の信用収縮問題への対応に大きく影響を受ける展開が予想され、非常にワイドなレンジでのもみ合いとなろう。今回の利下げが小職が予想していたよりも早いタイミングでの金融政策変更であったことから、ハードランディングが回避され、問題解決に時間が掛かる(インパクトは小さく)展開が予想される。ファンダメンタル的にはベアな要素が多い。1つ目は最大消費国中国が投資抑制を目的として利上げを検討していることである(今回の信用収縮問題とはやや趣が異なる)、2つ目は中国国内の企業在庫水準が以前に比して増加している可能性が高く、LME在庫の水準もFSCベースでは他メタル比で低くないこと、3つ目は原材料であるアルミナ価格が欧州・中国で低下を始めたことが挙げられる。一方で買い材料は、1つ目は中国の固定資産投資や鉱工業生産等が引き続き堅調であること、2つ目はエネルギー価格が需要期を迎えて堅調に推移していること、が挙げられる(但し現時点において低流動性市場からの資金退避の動きが継続しているため、エネルギー価格は低下している)。このほかの売買材料としては、生産量回復後の価格支配力維持の観点から大手生産社の大型合併が始まっている事を挙げておきたい。期先で売りヘッジをしていない企業と、している企業が合併した場合、通常はヘッジをしない方針に変更されるケースが多いからだ。こうした合併の動きも期先での売りヘッジの動きを鈍化させ、イールドカーブコンタンゴ化させる可能性がある(かつて原油市場で見られたように、高い価格水準で全ゾーンコンタンゴになる可能性はある)。
 今週は日銀の政策会合の結果がポイントになるが、恐らく市場に織り込ませてきた利上げは実施できまい。よってFRB政策金利引下げもあり一旦上昇すると考えている。但し月次チャートで見た場合、今年6月にやや潮目が変わった可能性が高く、明確なサポートラインもない中、昨年9月にマークした2,405㌦が次の下値の目途となろう。上値の目途は10日移動平均線となる2,600㌦を挙げておきたい。価格の節目となりやすい9月オプションの状況は、2,750㌦コールが3,153枚、2,700㌦コールが625枚、2,700㌦プットが1,200枚、2,650㌦プットが4,450枚、2,450㌦プットが930枚となっており、下落への警戒感が強い。


 昨日のニッケル価格は上昇した。LME在庫の減少や株価の反発もあって、高寄りしたが、むしろもどりうり圧力の方が強く、引けに掛けてだらだらと下落する展開であった(結果的に前日比プラス)。但しニッケルは今年5月頃から運用資金の退場が既に始まっており、この下げ局面でもそれほど大きな影響を受けていなかったことから他メタルに比べると戻りはあまり大きくない、との印象である。LME在庫は▲42Mt減少、(FSCは5.1日)、キャンセルワラント率は3.3%。売買高は540枚。イールドカーブは期近を中心に上昇し、期近のコンタンゴ幅が拡大している。C-3は220㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。 今後については、FRBの金融政策の変更により一旦買い戻しが優勢になると見ているが、ニッケルは現在、どちらかといえばLME在庫の増加基調が継続していることに象徴されるファンダメンタルが売買材料とされている可能性が高く、上昇幅は限定されると考える。ニッケル在庫は少ない、と考えていたがFSCも5日を回復しており危機的状態は脱したといってよい。一時期の相場の主役から転落した感がある。また、中国国内での銑鉄使用増加や、クロム系ステンレス(ニッケルを必要としないステンレス鋼)への移行といったマイナス材料もあり、下値を探り易い地合いになっていると考えるべきである。
 小職が目標に挙げていた昨年8月の25,350㌦もとうとう下回ってしまった。ここ先週ぐらいからこのコラムでコメントしている通り、価格が今の水準以上に下落するかどうかは、信用収縮関連の問題がどうなるか、LME在庫の状況に拠ると考える。信用収縮関連の問題の根本的な解決には時間を要すると見られるため、FRB公定歩合引き下げを発表したがやはり少なくとも年末までは下げ材料になり続けると考えている。LME在庫動向は通常、LMEニッケル在庫は春先から12月末まで増加の傾向をたどりやすいため、やはり同様に下げ材料となろう。よって、更に下落する可能性は高いという結論に達する。一応、次の下値の目途は昨年7月にマークした21,800㌦を挙げておきたい。一方で、銑鉄への移行やクロム形ステンレスへの移行も、ニッケル価格が低下するまでの繋ぎの色彩も強く、ニッケル価格が低下すれば再びニッケルが消費される可能性は高いと考えていることから下値も限られ、中期的には価格は回復するものと見ておいたほうが良い、という見方をしていたが、株価低迷が長期化した場合、本当に実需にマイナスのインパクトを与える可能性が高いためこの見方は現時点では今回のクレジットクランチが落ち着くまで一旦凍結したい。


 昨日の錫価格は大幅に上昇した。米公定歩合の引き下げを受けた株価の反発により、買い戻しが優勢となった。錫は取引量が少ないこともあって値幅が大きくなり易い。取引序盤から株価の反発や在庫減少を材料として上昇していたが、他のメタル同様、引けに掛けては上げ幅を削る展開であった。上値は50日移動平均線が意識された。LME在庫は▲50Mt減少、(FSCは14.8日)、キャンセルワラント率は4.24%。売買高は346枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は65㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。 今後については、各国金融政策とそれを受けた株価動向を受けて不安定な相場展開が続くと考えている。錫は特に流動性が低い事から値を飛ばし易い。但し、インドネシア生産者からの輸出体制が完全に復帰しているわけではないこと(小規模生産者の生産回復にはまだ時間を要する見込み)、インドネシア政府の金属関連商品の輸出関税強化の可能性から思惑的な買いを誘いやすく、基本、下値は限られると考えている。とにかく他非鉄金属と同様、米国株式の調整に伴うセンチメントの悪化、中国当局の連続利上げが実際に行われた場合の実需減速の可能性に注意すべき時期にきたといえる。ここ数日の価格下落で主要なチャートポイントを全て下にブレイクしている事から、暫くはロスカットの売りが継続する可能性が高く、4月27日にマークしている12,600㌦程度までの調整はあると考えている。


(エネルギー)
 昨日のNY原油は下落した。10日移動平均線のサポートラインを下回って寄り付いた後、ディーンがテキサス州を進路としない可能性が高まった事などから売りが入り、だらだらと水準を切り下げる展開であった。但し一目均衡表の雲の近辺では株価の反発もあって買い戻しも優勢であり、後場から引けに掛けて急速に値を戻し、下げ幅を削った。結果、。イールドカーブは期近を中心に低下。Brentも下落。材料はWTIと変わらず、但し一目均衡表の雲はきれいに下抜けしてしまっている。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下。
 石油製品も下落。RBOBはハリケーンディーンの進路がテキサス州からずれた事もあって、売り込まれ、10日移動平均線を割り込んでひけている。イールドカーブは期近を中心に全ゾーンが低下。ヒーティングオイルも下落。但しこちらは10日移動平均線のサポートは維持して引けてた。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。ICEガスオイルも下落。イールドカーブも全ゾーンパラレルに低下している。


 本日の原油相場はもみ合うものと見ている。ハリケーンがメキシコ湾岸からそれる見通しとなった事から石油製品に売りが入り易い事、公定歩合引き下げの影響で若干投資家のマインドがブルになると予想されることから、強弱材料が混在する中方向感が出にくいためである。引き続き最大の材料は金融当局の金融政策変更であるが、今週については日銀も含め、相場を静観する可能性が高いと考えている。
 ファンダメンタル的には、北海油田からの生産減少、OPECが増産について否定的な見解を示している事、ナイジェリアの情勢不安から供給は十分でないこと、石油製品在庫の水準は極めて低い事から需給は引き続きタイトである。ガソリン在庫水準はFSCベースでは依然として過去5年の最低水準を下回るレベルであり、十分な在庫があるとは決していえない。
 イールドカーブが全ゾーンバックになった事から投機資金が投資し易い環境にあるものの、CFTCの統計に見られるように投機筋は概ねロングポジションを手仕舞い始めている。暫くは債券や金等の安全資産のほうが物色されやすい環境が続く事になるといえる。
 WTIはCushing在庫の減少を受けて全ゾーンバックが復活しており、ようやくWTIが「原油の需給の状態を考える」上で有効な指標になってきたといえる。以前から提唱していたWTI/Brentのネガティブスプレッドの解消は、期近のみ解消される事となった。しかしながら北海油田からの生産減少と、著しいユーロ高の影響もあって完全なネガティブスプレッドの解消にはもう少し時間がかかると考えている。"
 短期的な在庫水準の指標となる米国のガソリンのサプライカバーは過去5年の最低水準を下回っている状態で、石油製品市場の需給はタイトな状況が続いているといえる。また、ここ暫く横這っていた原油FSCは、昨日の稼働率の上昇により減少に転じている。OPECに増産の意向が今のところない以上、今後、稼働率が改善してもピークシーズン入りしている石油製品の需要を満たすだけの生産をしつつ在庫を積み増す事が難しいといえる。また、IEAの月報ではQ207の在庫水準が過去5年平均に満たない事が示されており、FSCの悪化も確認された。つまり最近高い価格に慣れてしまっているため忘れているが、ファンダメンタルの厳しい状況にはなんら変化がないのである。こうした在庫水準の低さは以前から指摘している通り有事へのバッファが少ないことを意味し、同時にアップサイドへのセンシティビティが高いことを意味する。ガソリンのFSCは21.0日しか存在せず、ドライブシーズンを耐えうる在庫は確保できていない(過去5年最低の水準は21.6日)。ガソリンの得率が限界的な水準(60%近辺)まで上昇していることを鑑みれば、ガソリンの供給は輸入に頼らざるを得ず、今後も非常にボラタイルな展開が予想される。
 供給サイドに関しては、Non-OPECサプライの減少(北海地区からの産油量減少)の影響が効いてきており、安泰ではない。OPECは9月11日にウィーンで開催される総会まで増産の意向はなく、夏場のピークシーズンは冷夏とならない限り、供給が不足する状況が続く事となろう(日本は異常気象のため、夏入りが遅れている)。尚、需要増加の顕著な中国であるが、中国の農村部の都市化に起因する石油需要の増加は当面継続する可能性が高く(世銀等の見通しでも2007年の中国のGDP成長見通しは9%台を維持)、大幅な税制の変更等がなければ急速に需要が減少することはないと見ている。
 尚、価格の目途となりやすいWTIオプションの建玉状況は、80㌦コールが18,043枚、75㌦コールが17,275枚、70㌦コールが12,644枚、75㌦プットが6,633枚、72㌦プットが6,148枚、70㌦プットが13,246枚となっている

(ひとりごと)
子供向けに、「歌う絵本」を買った。
ボタンを押すと、何曲か歌を歌ってくれるのだ。
その中に、アンパンマンの歌、が入っていたが
いい歌詞ですよねぇ。
やっぱり子供の教育上、こういう歌のほうがいいですよねぇ。

ところがですね。
アンパンマンの歌を私のPCで入力して変換すると
どうも怪しい歌になってしまうのです
こんな感じに


何のために産まれて 何をして生きるのか
堪えられないなんて 損なのは嫌だ
居間を生きる事で 暑い心燃える
だから君は行くんだ 微笑んで
そうだ嬉しいんだ 生きる悦び
たとえ胸の傷が 異端でも
嗚呼 アンパンマン易しい君は
池皆の夢 守るため


何だか、自分が非常に浅ましい人間に思えてきた。
特に、


「損なのは嫌だ」


というくだり。そりゃそうでしょ。
歌う本なんて、買わなければ良かった....