センター試験

(経済関連ニュース)
・1月米ミシガン大学消費者マインド指数 80.5(前月改定75.5)、市場予想74.5。
・12月米景気先行総合指数 前月比▲0.2%(11月改定前月比▲0.4%(速報比変わらず))、市場予想▲0.1%。
・12月英小売売上高 前月比▲0.4%(11月改定 前月比+0.4%)、市場予想+0.2%。
・2007年中国小売売上高 前年比+17%の8兆9,000億元(131兆円)、2006年は前年比+13.7%。
・米ブッシュ大統領、総額15兆円の経済対策を発表。
・米国株は下落。ブッシュ大統領の景気刺激策は不十分、との見方から金融中心に売られる。ドルは対ユーロで軟調に推移していたが、ミシガン大指数が市場予想を上回ったことなどを切っ掛けに上昇して引けた。3連休前のポジション調整もあったと見られる。対円では下落。

穀物市場サマリー)
・大豆は続落。アルゼンチンの降雨予報やドルの反転上昇等が嫌気された。米政府の景気刺激策が不十分との見方の中、大方のベアな流れは変わっていない。但し10日移動平均線は引き続き維持している状態。
・トウモロコシも下落。大豆の下落や週末を控えたポジション調整で売られた。こちらも年初からのインデックス系のファンドの買いもあって10日移動平均線を割り込むには至っておらず。
・小麦は上昇。木曜日の輸出統計を受けて続伸となった。他穀物も同じであるが、運用資金の流入もあって10日移動平均線を下値に堅調な推移が続いている状況。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属はまちまち。金は原油が連休を控えた買戻しで上昇したことや、米政府の経済対策が不十分との見方から質への逃避が継続し、上昇した。銀も続伸。
プラチナは下落。とはいっても前日比大幅なマイナスで寄り付いた後、金の上昇を受けて上昇したが結果前日比マイナスであった。パラジウムも同様。
住友金属鉱山、BHP Billitonとの2008年の銅加工賃をTCは45?/Mt、R/Cは4.5?/lbとすることで合意。
・世界第3位の鉱山生産者であるRio Tintoに対し、BHP Billitonが敵対的買収の買収額を引き上げるとの噂。Rio DoceのXstrata買収の噂も流れている(Bloomberg)。
・BHP Billiton Cannington鉱山(世界最大の銀・鉛鉱山。年間生産量は銀29.1百万オンス、鉛210,814Mt、亜鉛45,682Mt)、労働者の死亡で稼動が停止していたが本日稼動を再開。

(エネルギー関連ニュース)
・Xstrata, Rio Tinto, Queenslandの鉱山での石炭生産を停止。豪雨の影響で。
・Petroleos Mexicanos(PEMEX)はメキシコ湾からの原油の輸出を停止。強風と豪雨の影響で。
・Varelo Port Arthur製油所(325KBD、テキサス、P3)、オイル漏れの疑いで稼動停止。

(商品市況概況)
「堅調」
 週末の商品価格は堅調であった。正直な印象からすると、上げすぎたものは手仕舞われ、株ショックで大幅に下落したものは週末を控えて買い戻された、という感じである。この株ショックの中でも大きく下落していなかったソフトのみ調整的に売られたのが印象的であった。但し、マーケットの現状の注目材料は日米欧の金融当局の金融政策と、政府の打ち出す景気対策であり、この内容遺憾によっては方向感がガラリと変わる可能性があるため要注意である。だが小職は、米国株式の調整が継続する以上、商品価格には下落圧力が掛かると見ている。同時に進むドル安が運用資金の商品市場への流入を促す可能性が高いため、こちらも注意しなければならないが。いずれにしてもどの水準で景気のバロメーターである株価が上昇するかが大きなポイントとなろう。
 尚、先週のCFTCのNon-Commercialポジションを見ると、エネルギーは殆ど全ての商品でロング・ショートともポジションが縮小し、ネットロングポジションが縮小している。その一方で金や穀物のロングポジションは拡大している。ドル安の進行と、深刻な穀物不足を受けて今年は貴金属や穀物に焦点を当てている投機筋が多いことが伺える。

(非鉄金属)
 週末の銅価格は予想に反し、上昇した。先週1週間の下げ幅が大きすぎたことや、LME在庫が2日連続で大幅に減少(欧州、米国、シンガポール、韓国)したこともあり、年初からの運用資金の流入がドル安を映じて継続した可能性が高い。米ミシガン大指数等の米統計が久しぶりに好調な内容であったことや、請うかは不明なるも米経済対策が発表されたことも好感されたようだ。但し結果的に10日移動平均線レジスタンスラインが意識され、この水準は上回らずに引けた。LME在庫は▲2,325Mt減少、(FSCは3.5日)、(キャンセルワラント率は12.1%と上昇している)。売買高は7,756枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は期近が上昇、期先が低下しツイストする形でスティープニングしており、カーブプレイも入っていたものと考えられる。C-3(Cash vs 3M Fwd)は30?バックとバック幅を拡大した。
 週末の亜鉛価格は上昇した。取引序盤はLME在庫が増加を続けていることもあって軟調に推移していたが、NY時間に入ってから運用資金と思われる買いで銅価格が上昇、亜鉛も連れ高となった。但し個人的には3連休を控えたポジション調整に伴う上昇だと考えており、結局10日移動平均線レジスタンスを上回るには至っていない。LME在庫は+4,900Mt増加、ドバイで5,000Mtと大幅な増加となった。FSCは3.1日(キャンセルワラント率は4.9%)。売買高は3,492枚。イールドカーブは期近が上昇し、ブルスティープニング。C-3は13?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末の鉛価格は上昇した。前日の米国株暴落を受けて取引序盤は軟調に推移していたが、欧州時間に発表されたLME在庫で在庫が大幅に減少したことやキャンセルワラント率の上昇を受けて小幅上昇、NY時間に入ってから米経済統計を受けて銅価格が上昇したことを受けて連れ高となった。LME在庫は▲600Mt減少、米国で増加、英国で減少している。(FSCは2.0日、キャンセルワラント率は8.5%)。売買高は1,264枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇し、ブルスティープニングしている。C-3は4?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末のアルミ価格は上昇した。ここ数日間の下げ幅が余りにも大きかったことや、銅価格が米経済統計や経済対策を受けて運用資金や中国勢の買いで上昇する中、買戻しが優勢となった。但し30日移動平均線レジスタンスを引けレベルで上回れずに引けている。弊社は非鉄金属の中でアルミを今年の最も上昇する可能性が高い非鉄金属と予測しているが、足許の景気悪化に伴うマインドの悪化や、特に住宅セクターの落ち込みの影響を受けやすいアルミは、短期的に下押し圧力が大きく掛かっている状況。LME在庫は▲175Mt減少、引き続き米国で増加、アジア周りで減少、という動きが続いている。(FSCは8.2日)。(キャンセルワラント率は3.0%)。売買高は6,553枚。イールドカーブの形状は期先が低下し、ベアフラットニングしている。エネルギー価格の下落やスポット価格の低位推移が継続していることが期先の水準を下げ始めていることは要注意である。C-3は44?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末のニッケル価格は上昇した。前日の米国株安を受けて取引序盤は軟調な推移となっていたが、NY時間に発表された米経済統計を受けて(久しぶりに良い内容であった)銅価格が上昇したことから30日移動平均線を下値として堅調に推移した。LME在庫は▲102Mt減少、ロッテルダムで減少している。(FSCは10.8日)、キャンセルワラント率は2.6%。売買高は1,026枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は293?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末の錫価格は上昇した。略予想通りであるが、100日移動平均線のサポートを試した後、NY時間に銅価格が大幅に上昇したことを受けて、50日移動平均線レジスタンスを試す動きとなった。但し、ここ数週間形成しているレンジをブレイクするような上昇ではなかった(上昇幅は大きいが...)。錫はファンドマネーの影響を受けにくいだけあって他の非鉄金属に比べると大幅な下落はおきておらず、引き続きタイトな需給を映じて高止まりしている。LME在庫は+5Mt増加、(FSCは11.7日)、キャンセルワラント率は4.91%。売買高は220枚。イールドカーブはパラレルに上昇している。C-3は110?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

(エネルギー)
 週末ののNY原油価格は予想に反し、小幅上昇して引けた。といっても取引序盤から軟調に推移し、ブッシュ大統領景気対策発表は逆に株式の失望売りを誘い、原油も連れ安となった(昨年と異なり、景気が後退局面入りしていることから株価との正の相関となりつつある)。しかし、攻防ラインの90?に迫る水準では3連休を控えた買いも入り結果的に前日比プラスで引けた。目先、100日移動平均線(88?、一目均衡表の雲の下限と一致)に向けて水準をじりじりと下げてきている状態であるが、同時に冬場であること、OPECの生産がやはり絞りすぎであることから下げ足は決して速いとはいえない状態。イールドカーブの形状は前日と殆ど変わらず。WTI/Brentともフラットナーが進行している一方で期先の価格は下落していない。下のグラフを見ても分かるとおり、「需給が緩和すれば再びコンタンゴに戻る可能性」がある状態になっていることは注意をしたい。上昇率はWTIが+0.5%、Brentも+0.5%。
 石油製品も上昇。RBOBは100日移動平均線の大きなサポートラインで先週半ば、サポートされていることから取引序盤からテクニカルな買いが入っていた。その後3連休を控えて原油が買い戻される中、同様に買い戻された。イールドカーブは略パラレルに全ゾーン上昇している。直近限月価格の上昇率は+1.6%。ヒーティングオイルも同様の相場展開であるが、こちらは先週数回トライした250?の攻防戦を目処として買戻しが入った。上昇率は+0.2%。イールドカーブは直近限月の上げ幅は限定されたものの、期先は上昇している。ガスオイルも上昇。イールドカーブは全ゾーン上昇している。

(ひとりごと)
センター試験がありましたね。
みんな、うまく行っただろうか。
自分がセンター試験を受けたのはもう20年近く前の話なので、本当に古いことなのだが
自分としては本当についこの前のことのように思える。


それはさておき。


毎年センター試験があると、東大の安田講堂の映像が映りますよね
でも気になりませんか?
あのときの受験生の席って、5人がけの椅子の
端っこと端っこ
ですよね。

でも試験監督が歩く通路を1つ挟んで
すぐ隣の学生が座っているのだ。
明らかにカンニング防止のための席なのであるが
通路を挟んだ横に座っている人の答案は
簡単に見えちゃう気がするんですがね。
仮面ライダーに似てません?

え?
何がって?

ほら、仮面ライダーってすごい腹筋がついているじゃないですか
でも背中は全くついていないんですよね...
前ばっかり気にしてしまったがゆえに、背中を鍛えるのを忘れてしまったんですな
同じ机に座っている人のことばかり考えてしまい
すぐ隣の机の人のことは忘れてしまった、みたいな。

ま、どうでも良いんですけどね。