シュークリーム

(商品市況概況)
「商品価格は再び上昇」
 足許のコモディティ市場は堅調な推移となっている。ハリケーンの相次ぐ襲来で在庫水準の低い米国の需給がタイトになっていることや、そもそもファンダメンタルズの強い銅等が、ドル安の進行で買い戻されているためである。また、米政府による金融安定化策も一定の効果をもたらしているようだ。景気が悪化しているが、一部の商品は引き続き需給がタイトであることを認識しておくべきだろう。
 しかし繰り返しになるが、不良債権の公的処理機関が設立されたとしても、実際に不良債権がバランスシートから切り離され、処理が抜本的に解決するには未だ時間を要すると見られ、それが終了した後の景気回復にはそれなりに時間がかかると見られることから、しばらくはコモディティ価格も上値が限定される相場展開が続くものと予想される。

(経済関連ニュース)
・9月ユーロ圏サービス業景気指数速報 48.2(前月改定48.5)、市場予想48.0。製造業景気指数 45.3(47.6)、市場予想47.3。総合指数 47.0(48.2)、市場予想47.8。
野村證券、リーマンブラザーズ証券のアジア・欧州・中東地区の事業を買収。
三菱UFJモルガンスタンレーに対し最大20%までの出資を発表。

・ドルは対ユーロで小幅上昇。急速にドル安が進でいたことによる反動買い戻しによるもの。対円でドルは小幅下落している。
・日本市場は秋分の日のため休場。アジア株は尾オアはbに下落。商品相場が堅調に推移する中、米政府のリセッション回避策が余り有効に機能しないのではとの見方も根強く、キャッシュ化の動きが継続したためと考えられる。米株は大幅安。ポールソン、バーナンキ両氏による金融救済法に対し、米上院の銀行委員会が「ウォール街の痛みを納税者に拡大するのはいかがなものか」と発言したことから失望売りが広がった。

穀物市場サマリー)
・大豆価格は下落。ドル高の進行と、米国内の大豆育成が順調であることが材料視されたようだ。これ以外の特段目立った材料はない。但し11?を下値として小動き、との印象。イールドカーブは期近が低下、期先が上昇している。

・トウモロコシ価格は続伸。ドル高進行、収穫にプラスの天候材料、といったマイナス材料はあったものの、エネルギー価格が堅調に推移していることもあって小幅高となったようだ。特段個別のニュースがあったわけではない。イールドカーブは全ゾーン小幅上昇している。
・小麦価格は上昇した。価格の下落で冬小麦の作付面積が減少するとの見方が強まっていることから。イールドカーブは全ゾーン小幅上昇。

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は下落。対ユーロでドルが5営業日ぶりに反発したことが材料視された。但し、米ポールソン財務長官、FRBバーナンキ議長の「不良債権公的処理機関の設立」構想が米上院で否決される可能性が出てきたことなど(多分それはないが)が安全資産としての金の需要を下支えし、価格の下げは限定された。
 足許、米国の金融危機が収束する気配がなく、ユーロ圏の景気が鈍化し始めていることによる極端なドル安が修正される動きがあったのだが、再びドル安が加速している。今後、不良債権処理に関わる公的機関の設立とその詳細に焦点が当たる中、引き続き不安定な推移が続くことになろうか。また同時に地政学的リスクの高まり、原油価格が依然高止まっていることなどから安全資産であり、市場規模のうちの半分近くが投機資金である金は質への逃避で物色され易く、下値は堅いと見ておきたい。
 NY銀も下落。ドル高、金安、原油安の影響を受けた。

・NYプラチナは下落。個別の新規材料があったわけではないが、5営業日ぶりにドルが反発(テクニカルな買い戻しと考える)したことや、金価格の下落、各国株価の調整といったファンダメンタルズに影響を与えると見られる材料の噴出で、水準を切り下げた。但し10日移動平均線ではサポートされている。
 中期的な見通しについてプラチナは、低い水準で安定すると考える。世界経済への影響が大きい米景気の悪化、GM、フォードといった自動車産業の景況感悪化に反映される自動車販売の減少に伴う触媒需要の減少観測を受け、このコラムで指摘してきた需要減少のリスク要因の影響が大きくなってきている状況であるためだ。しかしながら南アフリカの生産が安定しない環境下、環境に配慮した自動車の需要は堅調であることも鑑みれば大幅な調整にはなりにくいと考える。また、プラチナ価格が大きく下落したことから、代替品としてのパラジウム需要の増加が期待ほどには増加しないことが予想されることも、プラチナ価格の下支え要因となろう。
 NYパラジウムも小幅安となった。今後パラジウムの価格は軟調に推移すると考える。プラチナ価格が自動車向け需要の減少観測とドル高の進行で下落しているため、代替品として需要が減少すると見られるためだ。また、非常に多い地上在庫(弊社見積もりではチューリッヒに8百万オンス、ロシアに10百万オンスの地上在庫があると見ている)が、価格の上限を押さえることとなろう。

(エネルギー関連ニュース)
・EIA ハワード局長代行「22日のWTIの上昇はファンダメンタルズを反映しない動き」

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。週末の上昇を背景に続伸した月曜日とは売ってかわって、下値を固める展開となった。ドルが5営業日ぶりに上昇したことが切っ掛けで、10日移動平均線のサポートをトライする動きとなった。米国発の景気悪化が続いている状況下、足許銅価格は下げ圧力を受けているが、同時にコンセントレートの継続的な不足や中国の需要が高い固定資産投資に見られるように堅調である等のファンダメンタルズの強さもあって高い水準を維持している状況。引き続き各国政府の対応には要注意である。LME在庫は▲4,625Mt減少、(FSCは3.9日)、(キャンセルワラント率は4.4%)。売買高は11,789枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に大幅に低下しベアフラットニング。C-3(Cash vs 3M Fwd)は12?バックとバック幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。ドル高が進行したことに加え、銅価格が大幅に調整したこと、株価の調整等による金融市場の地合いの悪化の影響を受けた格好。景気の先行きに不透明感が漂う中上昇余地も限られ、同時にコスト割れの生産者も増加していると考えられることから1,600?を下回る水準までの下落は現時点では考えにくく、しばらくは低い水準でのもみ合いが続きそうな相場展開である。LME在庫は▲350Mt減少、FSCは4.7日(キャンセルワラント率は3.9%)。売買高は4,880枚。イールドカーブは略全ゾーンパラレルに低下している。C-3は29?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は上昇した。週末と前日の上昇により三角持合を上抜けしたことや、LME在庫の減少、キャンセルワラント率の高さといったファンダメンタルズの買い材料によって上昇余地が広がったのだが、ドルが反転上昇したことや各国株価が大幅に調整したことが地合いを悪化させ、上げ幅を限定することとなった。今後も景気の悪化とともに自動車向け需要が減退すると予想されることからしばらくは軟調な推移となろう。LME在庫は▲1,300Mt減少、(FSCは2.9日、キャンセルワラント率は10.8%。)。売買高は3,242枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きい。C-3は13?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は下落した。LME指定倉庫への現物搬入の動きが広がる中、ドルが5営業日ぶりに反発したことや、各国株価の大幅調整といったマイナス材料を受けて下落した。10日移動平均線レジスタンスラインを上抜けできなかったことも地合いを悪化させたようだ。但し、採算ラインの下限である2,500?ラインは維持して引けている。当面は景気悪化に焦点があたり下値余地を探る展開が続く可能性が高まってきたが、将来の中国からのアウトフローの明確な減少懸念もあって、下落局面では安値拾いの買いも入りやすく一本調子の下落にはならないだろうとのスタンスである。しかしいずれにしても米金融不安が拡大する可能性が高い中、予断を許さない状況が続くことになろう。LME在庫は+3,050Mt増加、(FSCは11.9日)。(キャンセルワラント率は1.3%)。売買高は10,614枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニング。C-3は53?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫が欧州で大幅に増加していることや、ドルの反発、株価の大幅調整を受けて地合いが悪化、10日移動平均線レジスタンスを上抜けできなかったことも下げ材料となったようだ。LME在庫は+702Mt増加、(FSCは12.3日)、キャンセルワラント率は2.3%。売買高は1,312枚。イールドカーブは期近を中心に低下しており、ベアスティープニング。C-3は198?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は下落した。週末、月曜日と上昇していたのだが、ドル高の反発や各国株価の大幅調整といったマイナス材料を受けて水準を切り下げる動きとなった。LME在庫は小幅減少しているが、余り材料とはなっていない。インドネシアや中国の生産輸出状況に改善が見られない中(インドネシアは悪化)、ファンダメンタルズを材料にしっかりとした推移が続くと考えているが、足許のセンチメントは完全にベア転している。LME在庫は▲20Mt減少、(FSCは5.7日)、キャンセルワラント率は1.1%。売買高は157枚。イールドカーブはパラレルに低下。需給のタイトさを映じてバックは維持している。C-3は102?バックとバック幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は下落した。22日のWTI限月交代日に、ショートカバーの取引が積みあがったことや急速なドル安の進行が材料視されたため。現物の受渡が行われるオクラホマ、クッシングの在庫は5.4日分(5年平均5.2日)と、相次ぐハリケーンの影響で減少が継続しており現物受渡し不安が醸成され易い中のドル安の進行であったことから買い戻しが優勢になったと考えられる。テクニカルな要因とファンダメンタルズ要因のあわせ技による上昇であり、この動きが継続するとは考えにくい。実際限月交代が終了した第二限月の価格は安定している。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。Brentは期近を中心に全ゾーン低下している。直近限月の騰落率はWTIは▲2.7%、Brentは▲3.0%。
 石油製品も下落。RBOBも先週から大幅な上昇となっていたが、昨日は原油が調整したことから下落している。但しハリケーンの相次ぐ襲来の影響で在庫の水準がFSCベースで著しく減少しており、米国内需給がタイトなため下げ幅は限定されている。イールドカーブは略パラレルに低下している。直近限月の騰落率は▲4.4%。ヒーティングオイルも下落した。こちらもRBOBと同様FSCベースの在庫水準の低さから、下げ幅は限定された。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲1.6%。ICEガスオイルは小幅上昇。イールドカーブは期近のが上昇、期先が低下。直近限月の騰落率は+0.4%。

(ひとりごと)
私、甘いものはあまり好きではないのだが

フランス料理

とか

イタリア料理
を食べたときだけは、殆ど食べている(と言っても、チーズが出てくると話は別なんですがね)。
なので、普段日常生活ではあまり食べない。
その私も、時々は食べたくなるケーキがいくつかある。


チョコレートのフォンダン
ザッハトルテ
シュークリーム(出来ればカスタードではない、生クリームのもの)
エクセシオ−ルカフェで売っている、ミルクレープ
シフォンケーキ(なぜか、カフェラミルのが好き)
バウムクーヘン


の6つ。
これ以外は正直どんなに美味しくてもあまり興味がもてない(もちろん出てくれば食べますが)。
え?
多すぎですって?
いいのッ。そんなに沢山ないのッ!!
まぁ、いいや。それで。

この中で今日、取り上げたいのは3つ目のシュークリーム。
(チョコレートのフォンダンは以前ブログでコメントしているので、今回は割愛)
シュークリーム、カスタードクリームが入っているところがもちろん好きな人はたまらないんだろうが
出来れば生クリームの比率が高い方がいい
むしろ生クリームだけでも良いぐらいだ。

で。

お店でシュークリームを食べるときに、結構悩む。
シュークリームが1つと、小さいフォークが1つ。
シュークリームのシュー生地には2種類あり、皮が固いのとやわらかいのと。
どちらの場合も実は大きな問題を孕んでいる。

つまりですね。

どっちもフォークで切れないんですよね。綺麗に。
格好よく食べようとしてフォークで切り取ろうとすると、
やわらかくても、固くても、中のクリームが外に飛び出してしまうんですよね。
クリームが出てしまうのではないか?と若干躊躇しつつ

「今日はダイジョブでしょ」

と思いながらフォークを入れると

「あああああああああ」

と、クリームがだだ漏れになってしまうのだ。
そのだだ漏れになってクリームを見ながら、「無念」の気持ちでクリームを掬い
口に運ぶ。
そう、こうなるともうシュークリームではなく、シュー&クリームになってしまうのだ。
なので、いっそのこと手に持って口にそのまま運びたい衝動に駆られる。
でも気の小さい私からすれば隣の女の子に
「まあ、はしたない。あの人はきっと育ちが悪いのね」
と思われるだろうな、と思うととても出来ない。
結局のところ、「女の人にどう見られるのか」のみで生きているのだ。私って。
なので、シュークリームは家で食べる食べ物、ということに私の中ではなっている。
そうですよね?皆さんも。

え、違いますか、そうですか。