小旅行-最終回

【商品市況概況】
「いつまで続くかリスクテイク」
 昨日の商品価格は軒並み大幅な上昇となった。香港、インド等の新興国株が堅調に推移している中、欧州時間に発表された経済統計の好転が地合いを好転させ、さらに米企業決算が好調であることから大幅な上昇となった。米住宅関連統計は市場予想を大きく下回るものであったが、このコラムでも指摘しているが住宅減税の効果が剥落することは市場は織り込み済みであり、むしろそれに伴う追加金融支援策への「期待」が高まったと見られる。少なくとも1年以上は超低金利政策は継続せざるを得ない環境にあると見られたようだ。

 という前提の中、商品は一部の穀物を除き大幅な上昇となった。価格は欧州オープン、NYオープンのタイミングで大幅な上昇となっており市場参加者のリスクテイクが復活したように見える。さまざまな情報ソースのコメントを見ると「市場参加者のリスクテイク意欲が改善している」との論調が多い。ちなみにこの週の初めは「景気の先行き不透明感が強まっていることから市場参加者は積極的にリスクテイクしていない」という論調が殆どであった。つまり、市場の方向性を決めているのは移り気な市場参加者のセンチメントのみと言っても言い過ぎではないだろう。恐らく週末の欧州銀行のストレステストの結果も、前回の米ストレステストがそうであったように市場参加者に安心感と言うよりもあく抜け感を醸成する内容になると予想され(前回の米ストレステストも、前提となるGDP成長率に無理があった等、作られた結果であったと私は思っている)、相場は上昇余地を試す動きが続くことになるだろう。しばらくは。


【経済関連ニュース】
・7月ユーロ圏総合景気指数 56.7(前月改定56.0)。サービス業景気指数56.0(前月改定55.5)、製造魚う景気指数56.5(前月改定55.6)。
・7月ユーロ圏消費者信頼感指数 ▲14.1(前月改定▲17.3)。
・米週間新規失業保険申請者数 前週比+37千人の464千人(前週改定427千人(速報比▲2千人))。市場予想を大きく上回る。
・6月米景気先行指数 前月比▲0.2%(前月改定+0.5%(速報比+0.1%))。
・6月米中古住宅販売 前月比▲5.1%の537万戸(前月改定566万戸)。優遇税制の終了に伴うもの。
・ダドリーNY連銀総裁「米景気の拡大ペースは鈍化するが、二番底に陥るリスクは小さい」


【為替(FX)・株】
NY Dow  :10,322.30(+201.77)
S&P500   :1,093.67(+24.08)
NIKKEI225 :9,220.88(▲57.95)
JPY/USD :86.95(▲0.1)
USD/EUR :1.289(+0.0139)
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):28.57(+0.3)

・ユーロは対ドルで上昇。景気指数や消費関連指標の改善によって。円は対ドルで上昇している。
日本株は下落。米国株の下落を受けて。ただし景気回復や金融政策への期待感で上昇していた海外とは異なり、米国株はさほど買われていなかったことから下げ幅は限定された。米株は大幅に上昇。UPS等の企業決算が好調であったことから、米企業業績の回復が続くとの見方が強まり大幅な上昇となった。


穀物市場サマリー】
Cbot Soybean :1,016.00(+0.75)
Cbot Wheat :596.50(+8.25)
Cbot Corn :376.50(▲3.25)
CSCE Sugar :18.30(+0.83)


非鉄金属・貴金属】
Comex Gold :1,195.60(+3.8)
Nymex Platinum :1,525.4(+0.6)
Baltic Dry Inex :1,801.00(+20)
Iron Ore :124.8(+3.2)
Chrome(クロム) :10,600(UC)



Copper 3M :7,010.00(+150:17.25C)
 昨日の銅価格は上昇した。LME在庫は▲1,100Mt減少、(FSCは8.1日)、(キャンセルワラント率は9.3%)。売買高は21,892枚。C-3(Cash vs 3M Fwd)は17ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

Zinc 3M   :1,948.50(+30.5:26.5C)
 昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫は+1,950Mt増加、FSCは18.9日(キャンセルワラント率は3.7%)。売買高は6,641枚。C-3は27ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

Lead 3M   :1,940.00(+74:20.5C)
 昨日の鉛価格は上昇した。LME在庫は▲425Mt減少、(FSCは7.5日、キャンセルワラント率は4.9%。)。売買高は4,165枚。C-3は21ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

Aluminum 3M :2,044.00(+36:22C)
 昨日のアルミ価格は上昇した。LME在庫は▲4,075Mt減少、(FSCは42.6日)。(キャンセルワラント率は5.7%)。売買高は14,350枚。C-3は22ドルコンタンゴと前日と変わらず。

Nickel 3M :20,255.00(+760:73C)
 昨日のニッケル価格は上昇した。LME在庫は▲552Mt減少、(FSCは31.9日)、キャンセルワラント率は4.2%。売買高は3,704枚。C-3は73ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

Tin 3M   :18,575.00(+205:35C)
 昨日の錫価格は上昇した。LME在庫は▲150Mt減少、(FSCは14.2日)、キャンセルワラント率は6.57%。売買高は400枚。C-3は35ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。


【エネルギー関連ニュース】
WTI :79.30(+2.74)
Brent :77.82(+2.45)


【ひとりごと】
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昨日の続き。

子供もカミさんも大満足であった。
私はその余勢を買って、下の方に見えるビニールの滑り台にもトライしてみることにした。
が、これが失敗のもとであった



どんなものかと言うと、厚手のビニールのシートでできていて
送風機で空気を送り込んで膨らませた、ビニール製の滑り台である。
相当しっかりできていて、大人が乗っても大丈夫である。
実は昨日、夕方にこの滑り台にトライしており、子供も相当気に入っていたのでもう一回遊ばせてやろうと思ったのだ。



滑り台の上は土足厳禁。
なので、サンダルを脱ぎ、裸足になる。
既に私の前には2歳児ぐらいを抱えたパパとママが滑り台の上に乗らんとしているところだった。
私も負けまいと滑り台の上に乗ってみる。



が。



とんでもなく熱いのだ!
初めは感じなかったが、肌が薄い子供が即時に泣き始めたので、すかさず子供を抱き上げた。
そしたらですね、私でも我慢できないぐらい熱いんですよ。
立っていられない感じ。
恐らく60度ぐらいは最低でもありそうな感じだ。



子供を抱きかかえ、あわてて出口に走る。
しかし、こういうときってまともに歩けない。
もんどりうって転倒する私。
倒れながら、露天風呂での甲陽病院事件が脳李をよぎる。
子供がぶつからないように気をつけながら転ぶ私。
下は60度近いフライパン状態のビニールシート。
全身やけどの状態だ。


ふと見ると、さっき子供を抱えていたパパとママももんどりうって転倒している。
そう、スーパージョッキー熱湯コマーシャル状態だ。
テレビで見ていて、「そこまで過剰反応しなくても」と結構あの熱湯コマーシャル、苦々しく思っていたのだが
あれは全く演技ではないと知った瞬間であった。


嗚呼。


これで子供の夏休みの思い出は、気球から、もんどりうって転倒する大人3名、に変更になってしまうのだろうか。
また、どこかに連れて行ってやらないとな...
(おしまい)