【商品市況概況】
昨日の商品市場は大幅に下落した。ギリシャ救済で欧州地区は合意していたが、突如ギリシャが今回の救済策の受け入れ可否を国民投票で国民に問う、と発言したことが切っ掛けとなりリスク資産売却の動きが加速した。上昇したのは「安全国債券」だけであり、その他の資産は殆ど下落している。中国、米国で重要な経済統計が発表されたが完全にこのニュースに飲み込まれた格好である。エネルギー価格は急落後上昇し、結局前日比マイナスで引けた。朝方発表の中国のPMIが市場予想に反して悪化したことが悪材料視され軟調な推移となっていたがその後のギリシャ問題で急落した。しかしその後発表された米ISMが内容的には悪くなかったことや、ギリシャの政府筋が国民投票に関して懐疑的な見方を示したことからユーロが買い戻され、エネルギーも買い戻された。どちらかと言えばそのタイミングでショートの買い戻しが入ったと考えるのが自然だろう。
エネルギーは再び欧州情勢次第となってしまったが、依然として需給はタイトであり下値余地は限定されるだろう。但しギリシャ問題次第ではBrentで90ドル程度までの下落は意識しておく必要があるだろう。ベースメタルも水準を切り下げた。材料はエネルギーと殆ど同じである。但し最大消費国である中国のPMIが悪化したことや、不動産価格が下落に転じたこと、各メタルの限界生産コストが意識されることから比較的下値は堅いとの印象であり、現状水準でもみ合いが続くことになるだろう。貴金属はギリシャ問題とドル高進行を受けてもみ合った結果前日比マイナスで引けている。ユーロの崩壊懸念が若干なりとも出てきていることからドル建て資産である金が米国債と同様に質への逃避で物色されてもおかしくない(但し実際に崩壊すれば、金もリスク資産であるため下落することになるが...)。
「政治による相場の不連続リスクは続く」
せっかく合意に至ったギリシャ救済策であるが、当のギリシャがちゃぶ台をひっくり返した。今回の救済策受入可否を巡り、国民投票を行うというのだ。今回の救済策は極めて高度な政治的な判断と調整の結果導きだされたものであり、具体的な行程等に対して不十分であるとの批判の声はあるものの、現在のユーロの枠組みの中で達成できるぎりぎりのラインであったはずである。しかし...
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):34.99(+0.29)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):287.44(+0.09)
【雑感】
ネットで買い物した詳細を
誤ってカミさんのアドレスに送ってしまった。
そしたらすかさず、朝落ち込んでいたカミさんからメールが来た。
「ありがとう、落ち込んでいたので気を使ってくれたのね」
「と、思ってメールを開いたら」
「プレゼントじゃなくて、タニシ10匹ってなによ!」
いやぁ...
そのまんま、タニシ10匹なんですが。
別に気を使うつもりはなかったんですが。
やっぱり気を使わなきゃ駄目でしょうか?
読者の女性の方々、やっぱりこれは何かあげるべきなんでしょうか?
きっと、購入した「タニシ10匹(525円税込)の数10倍」するものをあげなきゃならないんでしょうか?
いや、タニシじゃ駄目なんでしょうか?
それ、プレゼントじゃマズいでしょうか?
二番じゃだめなんでしょうか?
ダメでしょうねぇ...(きっぱり)
と、言うことで何か本当に買ってあげなきゃならないかも知れません。
クリスマスまだなんだけどなぁ...
それはまた、別のお話だよなぁ...涙。