おかず指数の定義

【商品市況概況】

「雇用統計市場予想下回り需要に焦点、下落」

昨日の商品市場は大幅な下落となった。注目の米雇用統計が市場予想を下回る内容となり、需要減少観測の高まりが市場参加者の失望を誘ったため。IMFラガルド専務理事が世界経済の見通しを欧州危機の深刻化を背景に下方修正する見通しであることを示したことも、商品需要の減少観測を通じて商品価格にマイナスに作用したようだ。


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【雑感】

おかず指数に関して質問があったので
私の入手できる範囲で説明します。


おかず指数=「おかずの、ご飯の量の進みやすさに対する指標」

おかず指数が高いとご飯の消費が増え、低いと減る。
一般に油を使ったものや、塩分を多量に含む食品はおかず指数が高いとされる。
人間の男性が第二次成長期にある場合、おかず指数が高い食品を好んで摂食する傾向がある。
おかず指数が高い代表的なおかずには、トンカツやあじ等のフライがあり
更にそれにソースを大量にかけたものは、塩やレモンを絞ったものに比べておかず指数が高い。

中華料理は殆どの料理のおかず指数が高いことが確認されており、優良なおかずセクターの1つと位置付けられる。
その中でも特に、「牡蠣油」を用いた炒め物のおかず指数は高いとされる(※1)。
代表的なものでは、チンジャオロースー、牛肉とニンニクの芽の炒めがある。
牡蠣油を用いないものでも、麻婆豆腐やエビのチリソース等、ピリ辛の物は、おかず指数が高くなり易い。
よって、牡蠣油を用いたピリ辛味の中華料理は、理論的には
数あるおかずの中でも最もおかず指数が高い料理となる可能性がある。

上記のように実際に調理をするものの他でおかず指数が高いものは
肉の缶詰類(サバ、くじら、牛肉、焼き鳥)、佃煮等が挙げられる。
納豆やキムチ、白菜漬け等の塩分が強い保存食のおかず指数は総じて高い。

カレーやハヤシライス等のおかず指数は極めて高く、中華料理に匹敵するが
そもそもご飯にかけて食べるものであるため、おかずには分類しなかった(※2)。



尚、逆におかず指数が低いものとしては

生野菜
とうふ
枝豆
こんにゃく

等の植物性食品が主なものとなる。
しかしいずれも醤油や油を用いて味を濃くした場合にはおかず指数は上昇するため
この分類方法に関しては様々な考察がなされている(※3)

おかず指数は日本特有の指数であるが、海外にも類似の指標が存在していることが指摘されている。
例えば米国の"Potato Ratio" や フランスの "Bread Consumption Index"等がそれに当たる。
一部の取引所では、これらの副菜指数並びに副菜指数オプションの上場が検討されているとの報告もある(※4)
特に日本では、市場参加者の拡大が期待される同指数の上場は、成長戦略の軸として積極的に議論されるべきだろう。


※1「香辛料と油脂類のおかず指数への影響再考(2000年 陳・譚)」
  「豆板醤と七味唐辛子のおかず指数への要因分解〜油脂類との親和性問題解決に向けた共同研究(2005年 陳・譚・山口・迫田)」
※2「副菜としての咖喱に関する一考察(1904年 中村)」
※3 「ケッペンの気候区分にみる植物の副菜としての位置づけ(1994年 山田)」
   「植物性食品と動物性食品の調味料の差による、おかず指数弾性値に関する分析(2000年 山口・迫田)」
   " The Food Index (Emma Watson, 2008) "
   「野菜は強いおかずになり得るか(1990年 岸)」
   「ビギナーのためのおかず指数講座(2003年 MRAブックス)」
※4 " Impact of the food index to end users through public listing (Michel James, 2011)"
   「おかず指数先物並びにオプション上場に関する法的問題の整理(2012年 権田原・水野)」


...書いていてキリがないのでここらで止めます。



嗚呼。

全く意味のないことに1時間も使っちゃったよ...
あ、上は本当の話じゃないですからね、念のため。
分かってますかそうですか。