リレー小説-第32話

【商品市況概況】

「欧州・中国統計悪化も米市場休場で小動き」

昨日の商品価格は中国・欧州の統計悪化を受けて基本的に軟調地合いだったが、米国市場が休場で積極的な取引が手控えられたため、小幅な下落に留まった。

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【雑感】

【リレー小説-第32話】

物語は佳境に入ってきた
ような気がするのは私だけですかそうですか。

「まぁ、簡単に言うと世界を牛耳れるパラダイスだ」
真剣な顔でリッチーが言った時、「きぬた」の女将たちも入ってきた。

龍太郎にとっては思いがけない展開だった。女将さんの後ろには
「きぬた」の板長や地元の漁師と思われる男性も立っていた。

「さっきはあんまりお構い出来ずにごめんなさいね」

きっと忙しい中を抜け出してきてくれたのだろう。
魚を炙った匂いがたっぷり染みついているであろう
着物用のエプロンがまだ腰に巻かれたままだった。

「いえ、こちらこそ長居してすみませんでした。でも、
なんで女将さんまでここに?」
「実は…息子に協力を頼まれてね。
今日、名古屋の東海エビ研究所に行かれたんでしょう?」
「息子?!まさか田中さんのことですか?」

唖然として次の言葉が出ない。
そう言われれば、田中氏と女将の雰囲気は少し似ているような
気がしなくもない。

「えぇ、そうなのよ。放蕩息子なもんで、
普段は滅多に連絡して来ないんだけど、
ちょっと前に急に電話がかかってきてね。
私がこういう仕事でしょう?知恵を貸してあげて欲しい人がいるって」

なるほど、女将自身が釣った魚を炙って出す居酒屋など
珍しいと思っていたが、こういうことだったのか。
ということはリッチーさんや美紅はこのことを知っていて俺を
「きぬた」に連れて来たのだろうか?

「それで、息子さんは何とおっしゃっていたんですか?」
(続く)