リレー小説-第41話

【商品市況概況】

「統計悪化で景気循環銘柄価格下落」

昨日の商品価格は景気循環銘柄価格が下落し、非循環銘柄価格が上昇した。昨日発表された日本、中国、ドイツの経済統計が弱かったことで景気の先行き懸念が強まったことが背景。


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【雑感】

【リレー小説-第41話】

リレー小説です。

慌ててハンカチをカバンにしまい、
席を立とうとしている茉実に龍太郎の背後から声がかかった。

「茉実」

優也だった。
爽やかに振る舞っているように見えるが、
若干戸惑っているようにも見える。

しかし、それは茉実も同じだった。
先週メールで金曜日から1週間、
上海に出張の予定だと言っていたはずだった。
こんなところで偶然遭遇するとは思いもよらない展開だった。
どうやら優也は母親に付き合って来ているようだった。

「なんでここに…出張じゃなかったの?」
「いや、予定が変わって日帰りで帰って来られることになって。」
「そ、そう…。」
「夜中に神戸に戻ってきたから、昨夜は連絡するのを遠慮したん
だ」

勘の鈍い龍太郎も二人の間に漂っている
ただならぬ雰囲気を感じていた。
コイツは一体誰なんだ?と思いつつも、
今ここで自分が口を挟んではいけないような気がし、
声が出せなかった。

「こちらの彼は知り合い?」

優也が龍太郎に目を向けた。
決して怪しんでいるわけでも、
敵意を剥き出しにしているわけでもない、純粋な聞き方だった。

「大学時代からの友達で、久しぶりに神戸に来てくれたのよ」
「東京からわざわざ?」
「えぇ、いろいろ話さなきゃいけないことがあって…」
「そうなんだ。偶然とはいえ邪魔してごめんね。じゃあ、またあと
で連絡するよ」

優也が席に戻ったのを確認した後、龍太郎と茉実は店を出た。

「さっきの誰?」

咄嗟に友達だと紹介されたことがショックと言えばショックだった。
店を出ると同時に茉実に聞かずにはいられなかった。
(続く)

【商品市況概況】

「統計悪化で景気循環銘柄価格下落」

昨日の商品価格は景気循環銘柄価格が下落し、非循環銘柄価格が上昇した。昨日発表された日本、中国、ドイツの経済統計が弱かったことで景気の先行き懸念が強まったことが背景。


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リレー小説です。

慌ててハンカチをカバンにしまい、
席を立とうとしている茉実に龍太郎の背後から声がかかった。

「茉実」

優也だった。
爽やかに振る舞っているように見えるが、
若干戸惑っているようにも見える。

しかし、それは茉実も同じだった。
先週メールで金曜日から1週間、
上海に出張の予定だと言っていたはずだった。
こんなところで偶然遭遇するとは思いもよらない展開だった。
どうやら優也は母親に付き合って来ているようだった。

「なんでここに…出張じゃなかったの?」
「いや、予定が変わって日帰りで帰って来られることになって。」
「そ、そう…。」
「夜中に神戸に戻ってきたから、昨夜は連絡するのを遠慮したん
だ」

勘の鈍い龍太郎も二人の間に漂っている
ただならぬ雰囲気を感じていた。
コイツは一体誰なんだ?と思いつつも、
今ここで自分が口を挟んではいけないような気がし、
声が出せなかった。

「こちらの彼は知り合い?」

優也が龍太郎に目を向けた。
決して怪しんでいるわけでも、
敵意を剥き出しにしているわけでもない、純粋な聞き方だった。

「大学時代からの友達で、久しぶりに神戸に来てくれたのよ」
「東京からわざわざ?」
「えぇ、いろいろ話さなきゃいけないことがあって…」
「そうなんだ。偶然とはいえ邪魔してごめんね。じゃあ、またあと
で連絡するよ」

優也が席に戻ったのを確認した後、龍太郎と茉実は店を出た。

「さっきの誰?」

咄嗟に友達だと紹介されたことがショックと言えばショックだった。
店を出ると同時に茉実に聞かずにはいられなかった。
(続く)