リレー小説-第47話

【商品市況概況】

「材料は異なるが、総じて堅調」

昨日の商品相場は総じて堅調な推移となった。材料はまちまちだったが総じて、原油安に伴うリスクオフの流れが、原油の上昇が続いていることによって解消し、リスクオンモードに切り替わっていることが影響したと見られる。


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【雑感】

【リレー小説-第47話】

リレー小説です。

後ろから肩をたたかれた。
振り返ると、そこには黒い服を着た初老の男がいた。

「龍太郎くんだね?」
「えっ、そうですけど…」
「そんな怪訝な顔をしないでくれ。突然話しかけてすまない」

見覚えがある男だなと龍太郎は思った。
熱海の温泉施設で脱衣所にいた男に似ているような気がしないでもない。
しかし、普通に考えたら見ず知らずの男と
新神戸でまた偶然に鉢合わせになるなど考えられない。

「実は君に話があるんだが、
ちょっとこれから付き合ってもらってもいいかね」
「その前に…なんで僕の名前を知っているんですか?!」
「それは後で話そう。で、時間は大丈夫かな?」

腕時計に目を落すとまだ午後4時だった。時間が無いわけではない。
見ず知らずの男にいきなり付き合えと言われても素直に従う気にはなれ
ないが、自分の名前を知っており、
さらに話があるということは
きっと何らかのつながりがある男なのだろう。

「どんな話ですか。付き合うかどうかはそれによって決めます」
「昨日の夜、熱海で何があったのかを知りたくはないかね?」

「!!」

知りたくないはずが無かった。
龍太郎の脳裏に手紙に書かれた 「卍」 の文字が浮かんだ。

やっぱりあの黒い服の男だったのか…。
(続く)