リレー小説-第60話

【商品市況概況】

「続落。新興国経済・需要への懸念で」

昨日の商品市場は水準を切り下げる動きとなった。シェア争いに伴う供給過剰というよりは、ほとんどのアナリストが前提としていた景気、特に中国の景気先行きに黄色信号が灯る中、8月が閑散月で積極的に買いを入れる市場参加者が少ない中で、下値を試す動きとなった。



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【雑感】

【リレー小説-第60話】

リレー小説です。
どこで狂ったかわからないんですが
手元のリレー小説の原稿では
第59話、なんですよね...

と、気になりますが、木にせず続けます。

「例のものを早く出せ!」

新太郎は自分が良く知ったあの屈強なNo.8がリッチーだと認識
していた人間が、目の前で殺されていることを事実として認識
せざるを得なかった。

明らかにNo.8、いや自分がリッチーだと思っていた人間は目の前に
這いつくばっている。

後ろにいてリッチーを名乗る男に見覚えはないが、自分がリッチーと
思っていた男よりもはるかに大きな男だ。

「例のもの...何のことでしょうか。私はそれをここに倒れている、
いや、あなたが殺したんですか。
この男から受け取る予定だったんですが」
「それを出せ」
「いや、まだ受け取っていません」

リッチーと名乗る大男は表情を少しも買えず、
胸元からスマートフォンを取り出し、どこかに連絡をしている。
あまりなじみのない言語でしゃべっている。
恐らく会話の内容を聞かれたくないのだろう。
これはロシア語か?

「この男とはラグビーの試合で会っているな」
「なぜそれを」
「少し調べればわかることだ。しかし君は色々なことを知りすぎた」


余分なこと...
エビのヒゲを手に入れることがそれほど余分なことなのだろうか?


「この男が産業スバイであることをお前に話しただろう」


試合の合間に、少し話をしただけのことをなぜ知っているのか。

「奴はスパイとしては口が軽すぎるので、死んでもらった。
君も、エビのヒゲとイナゴの足とタコの吸盤のことを
知ってしまったな。」
「いや、知ってしまったと言っても何のことやらさっぱり...」
「リッチーの名を使ってよいのは同じ時期に1人だけだ。」


新太郎は何もわからないまま、意識が遠くなり、
自分が死んでしまったことすらも気が付かなかった。


「さて、この3つの重要なサンプル。誰が持っているのか。
さてその前に...」
(続く)