無敵の日本海外旅行

【商品市況概況】 2023年7月12日 市況

「米CPI減速を受けたドル安で軒並み大幅上昇」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は総じて堅調な推移となった。注目の米消費者物価指数が、市場予想よりも減速しており、米国の利上げが最終段階に入ったとの見方が債券利回りを低下させ、ドル安が大幅に進行したことが背景。

内訳を見ると、帰属家賃に影響する住宅価格が前年比+7.8%(前月+8.0%)と減速はしているもののまだ高い水準。このことは、7月の利上げで利上げが打ち止めになることを肯定するものの、利下げを肯定するものではない。

ただし、昨日の市場の様に、ドル安が進行する局面ではドル建て資産価格が上昇する。特にモノなどの「物質的価値」は為替動向に左右されないため、ドルが減価することは名目価格の上昇に繋がる。

この結果、再びエネルギ-価格が上昇して、昨日、低下が顕著だった航空サービスなどの価格が燃料費上昇の影響で再び上昇することも有り得る状況。

基本、景気の減速で現在上昇している原油価格は、いったん年後半に掛けて水準を切下げるが、2014年のOPECショック、コロナショック、ロシア軍事進行の間、十分な上流部門投資が行われてこなかったため、かつてないほどOPECの価格支配力が増しており、下落余地も限定されそう。

さらに、2024年の減産を決定している状況では、更なる原油価格の高騰は有り得る。この場合、金融引締めを再度加速させなければならない、といった展開も考えられる。

 

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【無敵の日本海外旅行】

中国から日本に爆買いに人が来きて
インバウンド消費が盛り上がってるって
ニュースをみるたびに思い出すのが
嘉門達夫

「無敵の日本海外旅行」

を思い出してしまう。
ジャパンマネーが世界を席巻していた1990年
既にバブルは弾け始めていますが
このころにリリースされた局です。

歌詞はまぁ、嘉門達夫らしいんですけどこんな感じ。

https://petitlyrics.com/lyrics/55804

昔は海外にガンガンでて、いろいろ買ったりなんだり
してたんですよね、日本人も...

と、思いつつ
ふと、このときの為替レートってどれぐらいだったんだろうか?
って調べてみると160円とかなんですよね。
もちろん、ニクソン・ショックやらプラザ合意やらがある前は
360円とかだったので、相当円高(個人にとっては海外旅行が割安に)
なったから外に出ていたんだと思いますけれど
今よりも円安だったんですねぇ。

じゃあ、なんでこんなに海外に出ていたのかと言えば
今まで円安過ぎて行けなかったことによる反動もありましょうが
このころの平均給与水準で1990年が394万円、1991年が413万円と
(いずれも名目値)給与水準がまだ上がっていた頃なんですよ。
じゃあ、今はどうかと言えば昨年の現金給与が391万円ですから
給与水準的にはこの頃とさほど変わらず
為替だけ若干円高、なんですよね...

と、逆に言えばこの30年間賃金が上がってないのか、とも思います
もしこのまま円安が昔の水準に戻っていったら
海外旅行なんて取っても...って時代が来るのかも。

ああああ、ここまでデータを調べるのに30分も掛った。
朝の忙しい時間に何調べてんだって話なんですが。
今日も1日よろしくお願い致します!