タイの楽しいご旅行は-その9

(市況)

「総じて下落」
 昨日の商品市場は下落した。米中古住宅販売が大幅に落ち込む中、年末に向けての景気減速懸念が再認識される中、手仕舞い売りが入ったためと考えられる。伝統的な金融市場では、株売り・債券買いの動きが起きている。こうした株式・債券市場が安定すれば、余剰資金は超過利潤を狙って商品市場に還流してくる可能性は高いといえるが、景気自体が減速している可能性が高い以上、Q206・Q306の初めに見られたような大幅な価格上昇があるとは考えにくく「戻りがどこまでか」を試す、といったような価格上昇に落ち着きそうな地合いである。
 とは言っても、各種商品の在庫の水準は決して充分な水準であるとは言いがたい水準であり、何かしら供給サイドに問題を生じるようなトラブルが発生すれば上値をトライする可能性が高いことには変わりはない。引き続き個別のニュースに敏感に反応しやすい環境が続いていると考えられるので、神経質な展開が続くことになりそうである。

(米在庫統計)
原油: 330.4MB(▲0.6MB)
 SPR: 687.8MB(▲0.0MB)
ガソリン: 205.8MB(+0.4MB)
 うちRFG:  3.4MB(+0.3MB)
 うちConv.: 112.3MB(▲0.8MB)
 うちBlending: 90.1MB(+0.8MB)
 (RBOB w Alcohol) 38.6MB(▲0.4MB)
ディスティレート: 135.5MB(+2.3MB)
 うちヒーティング: 58.6MB(+1.3MB)
重油: 41.5MB(▲1.1MB)

(ひとりごと)

何もすることがないので、この小道を進むことに決めた2人。
道にはヘビやねずみの死骸がごろごろしている。
本当に進んで良いのだろうか?

確か船の中でチラっとみたソムチャイの地図では、この先には、三日月湾という名前の水辺があるはずであることを思い出した。
但し、この道がそれに当たるかどうかは分からない。

山口「首狩り族とか出てこないだろうな?」

アジアに首狩り族がいたかどうかは定かではなかったが、確かにディズニーランドのジャングルクルーズなみの怪しい小道である。
と、不安に思いながらとぼとぼ歩いていたら突如目の前が開けた。
小さなテラスがあり、その先にはビーチらしきものが広がっていた。

「助かった!」

と胸をなでおろす。
そこのテラスはバーになっていて、飲み物が飲めるようになっていた。
タイに来て初めて喉を潤す。ビールがこれほど美味いものだとは思わなかった。

その頃まともに英語がしゃべれなかったが、そこに来ていた欧州出身の人と本当にカタコトで会話を交わし、ここの先にホテルがあること、毎日雨が降っているので、することがないこと、などが判明した。
聞いてみると、ここのホテルも何もすることがなく、皆酒を飲んでダラダラしている、とのことであった。
確かにテラスから見えるビーチは雨で薄汚れ、とても泳ぐ気持ちにはなれない。

実際、ここのテラスに長居をしても飲むだけなので、1時間ほど時間をつぶした後、往復10分の町に戻って、そこにある店を1軒1軒回ってみることに決めた。

「どこも開いてない...」

で、最終的に見つけたのが「ママレスト」というお店。店の名前がカタカナで書いてある。
入っていいのだろうか....?
と思って入ってみると思った以上に普通の店で、2時間、時間をつぶすことが出来た。
そもそも遊びに来ているのに「時間をつぶす」という感覚はいかがなものだろうか。
と思っていると、とうとう約束(?)の6時が近づいてきた。
子供は本当に来るのだろうか。
(続く)