(経済関連ニュース)
・湾岸諸国はドルペッグ制の廃止を見送り。但し対ドルでの通貨切り上げの可能性はある。
・谷垣自民党政調会長「次期日銀総裁、金融政策の経験も大切な要素。円高が全て悪いわけではないが、為替は安定した推移がなければならない」
・米株価は続落。金融株、エネルギー価格の下落に伴うエネルギー株が売られた。チャート的には結果的に30日移動平均線がレジスタンスラインとして意識される展開となっている。ドルは対主要通貨で弱含み。
(穀物市場サマリー)
・大豆は上昇。ドル安の進行を受けた当期の買いが入った。生産国での乾燥予報も買い材料視された模様。10日移動平均線を上抜けできずに引ける。
・トウモロコシは大幅続伸。10日移動平均線を上回って寄り付いた後、ドル安や生産国の乾燥予報、メキシコ向けの大口の輸出約定(545,084Mt)も買い材料視された。
・小麦は反発。一目均衡表の雲を上回って寄り付いた後、ドル安の進行や、世界4位の小麦輸出国であるアルゼンチンが、国内の冷害の影響で今後2週間輸出を差し止める可能性があることを示唆したことから。
(非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は上昇。金は上昇。原油安を嫌気して下落したものの、その後ドルが対主要国通貨で弱含み推移したことから買戻しが優勢とアンリ、30日移動平均線のレジスタン
スラインを上抜けして引けることとなった。来週のFOMCで利下げが実施される可能性が高いことも、支援材料。銀も上昇し、10日移動平均線で頭を抑えられて引けている。
・プラチナは大幅続伸。世界の75%のプラチナの生産をしている南アでのスト開始と、ドル安が材料視された。パラジウムも上昇。
・中国 宝鋼集団、Rio Tinto買収提案実施の可能性があることを表明。買収額は2,000億ドルでは足りないのでは、とコメント。
(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油▲0.9MB、ガソリン+1.2MB、ディスティレート▲0.2MB、稼働率+0.1%
・OPEC ハドリ事務局長「ドル以外の通貨での決済を検討していない。ドル安はOPEC加盟国の収入に悪影響。OPECは3〜4MBDのスペアキャパシティがある」
・ベネズエラ ラミレスエネルギー石油相「OPEC増産を支持しない」
・カタール アティーヤエネルギー石油相「原油在庫は十分であり、冬季にOPEC原油に対する余剰需要はない」
・イラン アルデビリOPEC理事「市場への原油供給は十分であるため、増産の必要はない。但し増産の必要性が生じるならば、増産することは可能だ」
(商品市況概況)
「まちまち」
昨日の商品価格はまちまちであった。OPEC総会の内容を見極めたいとする市場参加者が多いエネルギー市場では基本、ポジション調整の売買が中心であったと見られるが、結果水準を切り下げた。非鉄金属は相関性の高い米国株式が再び下落を始めていることから軟調に推移、略全ての非鉄金属でイールドカーブのフラットニング(期近が下落し、期先が上昇。コンタンゴの場合にはコンタンゴ幅拡大)が進捗していることが気がかりである。ソフトは乾燥予報や輸出入に絡む材料で堅調に推移、貴金属は南アのストやドル安を受けて上昇余地を探る展開であった。
繰り返しになるが、米景気の減速の可能性は引き続き高く、引き続き商品相場全体に下ぶれリスクが高い相場展開が続くと考えている。一方でFRBの態度が利下げに変更された可能性はあり、それをを受けて金融株を中心にNY株が上昇していることから商品市場の波乱要因となっている。言い換えれば今回のOPEC総会のように要人発言を受けて簡単に株価は乱高下する環境にある、ということである。引き続き中央銀行総裁や高官の発言に一喜一憂の展開が続くことになろうか。
今週は週末の米雇用統計が経済系では最大の注目材料。エネルギーでは本日開催のOPECの動向に注目したい。
(非鉄金属)
昨日の銅価格は下落した。FOMCでの利下げ観測が株価を押し上げていたが、その効果が徐々に剥落しつつあることから、株価が調整、これを受けて相関性の高い銅も力なくずるずると値を下げる展開となった。但しLME在庫の大幅減少もあって、10日移動平均線を割り込むレベルでは安値拾いの買いも入り下げ幅を削ったが結局10日移動平均線を下回って引けた。上昇を受けてLME在庫は▲1,325Mt減少、(FSCは3.8日)、(キャンセルワラント率は2.9%)。欧州・韓国で在庫が大幅に減少している。売買高は8,604枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下している。C-3は51㌦コンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。
昨日の亜鉛価格は下落した。米国株の調整もあって寄付きから前日引けを下回るレベルで寄り付き、終始弱含み推移した。但しドルが対ユーロで弱含んだことやLME在庫の減少(米国・ドバイ・マレーシア)もあって下げ幅を削り、10日移動平均線のサポートラインは維持して引けることとなった。LME在庫は▲300Mt減少、FSCは2.5日(キャンセルワラント率は5.8%)。売買高は5,271枚。イールドカーブは期近を中心に低下しフラットニング。C-3は16㌦コンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
昨日の鉛価格は下落した。米株価下落と、需給逼迫の綱引きでもみ合い推移すると考えていたが、10日移動平均線を下回って寄り付いた後、下値を探る展開となった。その後ドルが弱含んだことやLME在庫の減少(イタリア・シンガポール)を受けて買い戻しが入り、下げ幅を削る展開となった。LME在庫は▲575Mt減少、(FSCは1.9日、キャンセルワラント率は15.1%)。売買高は2,432枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は11㌦バックとバック幅を拡大した。
昨日のアルミ価格は上昇した。取引序盤は他メタルと同様、米国の株安を受けて更に下値を探る動きとなったが、後にドルが弱含んだこともあって買い戻しが入り、前日比小幅なプラスで引けた。チャート的には下ひげの長い陽線となっており、価格に下値が固いことを示唆している。LME在庫の増加は増加幅が小幅であったこともあって限定的であった。LME在庫は+400Mt増加、(FSCは9.0日)。但しネットでの在庫増加は小幅であったが、韓国、シンガポールでは減少、米国では大幅に増加している。米国在庫の増加傾向継続は、同地区内でのアルミ需要減少を示唆しており、やはり住宅セクターを中心に調整が進んでいる可能性が高い。(キャンセルワラント率は3.7%)。売買高は11,753枚。イールドカーブは期先を中心に上昇し、ブルスティープニング。期先の上昇が極めて顕著であり、非鉄金属中最も綺麗なコンタンゴカーブを形成している。C-3は56㌦コンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。
昨日のニッケル価格は下落した。予想通りであったが、米国株価の調整もあってマインドが引き続きベアであり、LME在庫が再び増加に転じた(ロッテルダム)こともあって力なく水準を切り下げた。ドル安の進行は略、材料視されなかった。LME在庫は+162Mt増加、(FSCは11.2日)、キャンセルワラント率は3.8%。売買高は1,327枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下。C-3は370㌦コンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
昨日の錫価格は下落した。株価の調整を受けて他非鉄金属も調整色を強める中、錫も同様に水準を切り下げ50日移動平均線を試す展開となった。しかしながら欧州時間にかけてドルが弱含んだことから再び安値拾いの買いが入り下げ幅を大幅に削った。しかしながら結果的に昨日の水準を下回って引けている。LME在庫は▲5Mt減少、(FSCは12.8日)、シンガポールで減少している。キャンセルワラント率は5.73%。売買高は628枚。イールドカーブは期近が低下、期先が上昇。ツイストする形でスティープニングしている。C-3は190㌦コンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
(エネルギー)
昨日のNY原油価格はもみ合いながら水準を切り下げた。OPECが増産か、減産かでゆれる中ポジション調整の取引で水準を小幅きり下げる展開であった。但しチャート的には一目均衡表の雲の上限でサポートされている。イールドカーブは期近が下落・期先が上昇し、フラットニングが進行(期先のコンタンゴが進行)しているところは注目点である。Brentも同様に下落。とは言ってもOPEC総会を控えて50日〜30日移動平均線のレンジでもみ合っているとの印象。イールドカーブはWTI同様、期近が小幅低下・期先が上昇し、フラットニングが進行している。
石油製品は上昇。RBOBは原油と同様、OPEC総会の動向を見極めたいとする環境の中、50日移動平均線のサポートラインを試しながら比較的ワイドなレンジでのもみ合いとなった。イールドカーブは期近が殆ど変わらず、期先が上昇している。シーズナルスプレッドを見なければブルフラットニング。ヒーティングオイルも小幅上昇。本日のOPEC総会の結果待ちでポジション調整の取引が大勢であったと考えられる。イールドカーブはRBOB同様、期近は殆ど変わらないものの期先が上昇。シーズナルスプレッドを加味しなければブルフラットニング。ICEガスオイルも小幅上昇。イールドカーブは期先が大幅に上昇し、ブルフラットニング。
原油・石油製品とも期先の買い圧力が強いところが気になるところである。
(ひとりごと)
以前シリーズもので掲載していた丼ものシリーズ。
もうこの世にこれ以上丼ものは存在しないと思っていたが、この前テレビを見ていたら
出てきました新しいのが。
その名も「カルボナーラ丼」
え?
カルボナーラ丼って...
作るの大変そう、と思ったが思った以上に簡単であった。
まず、卵を2個割って溶き卵を作り、そこに略同量のパルメザンチーズを投入し、混ぜてカルボナーラのベースになるソースを作る
次ににんにくをオリーブオイルで炒め、そこに鶏胸肉を皮を下にして塩胡椒をして焼き
たまねぎの千切りをフライパンに入れて更に塩胡椒して焼き
鶏肉に火が通ったらバットの上に揚げて
残ったたまねぎがしんなりしてきたら水を加えて煮詰め
醤油を回しがけして更に煮詰める
その間、塩・胡椒・醤油で好みに味付けする
煮詰まってきたらそこに鶏肉を戻して更に軽く煮込み
弱火にしてカルボナーラソースを混ぜ、全体が滑らかになったらご飯に載せる具は完成
ご飯をよそって具を載せ、半熟卵を載せて出来上がりである
ただ、まったりした具ばっかりなので、大量に食べると気持ち悪くなるので、実際ソースの味付けは塩加減濃い目にしておくのが正解な様だ。
ま、パスタじゃなくてご飯ですよ、ってのが違うだけなんだが存外に美味しい。
是非、ご賞味あれ。