星野ジャパン

(経済関連ニュース)
・Q307韓国GDP 前年比+5.2%。
・Q307タイGDP 前年比+4.9%(Q207改定+4.3%)、市場予想+4.4%。個人消費、輸出の拡大が寄与。市場予想を上回る。
・11月米ISM製造業景況指数 50.8(前月50.9)、市場予想50.8。製造業の活動は鈍化しているが緩やか。ドル安で輸出堅調。
・米国株は下落。FOMCでの利下げ期待効果が徐々に剥落し、景気の先行き不透明感が再びフォーカスされ始めたことから。チャート的にも一目均衡表の雲の下限にさし
かかっており、テクニカルに売りが入りやすいタイミングであったことも材料か。ドルは対円、ユーロで強含んだ。
オマーン等湾岸諸国の一部はドルペッグ制(ドル連動性)廃止を検討。
・S&P GSCIの2008年比率変更(現時点の価格で算出した推定値:ドル建価格の変動により、この比率が変更される可能性はあります。ご注意下さい)。
NYMEX RBOB 1.37%→4.55%、ICE Brent 14.62%→13.04%、Wheat(Kansas) 1.12%→0.79%


穀物市場サマリー)
・大豆は下落。世界第2位の生産国であるブラジルの降雨予報で土壌改善が期待されたことが材料。10日移動平均線の短期的なサポートを下回る。
 週間輸出検証高 22.564百万Bu(前週33.173百万Bu)、市場予想30百万Bu〜40百万Bu。
・トウモロコシは続伸。アルゼンチンの乾燥予報や、輸出検証高が予想を上回ったことが買い材料視された。
 週間輸出検証高 55.618百万Bu(前週53.121百万Bu)、市場予想47百万Bu〜52百万Bu。
・小麦は続落。先物の受け渡し目的の小麦16.2百万Buがシカゴに運び込まれていることが圧迫要因となった。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は上昇。金は上昇。ドル高の進行で取引序盤は弱含んだものの、ユーロが対ドルで切り返したことから買い戻しが優勢となり、結果的に30日移動平均線でサポ
ートされて引けた。銀は上昇。相場展開は金と同じく、序盤弱含んだ後、一目均衡表の雲の上限でサポートされ、反発して引けている。
・プラチナは大幅上昇。南アのストを翌日に控えて投機的な買いが入った。パラジウムも同様。
欧州中央銀行(ECB)は11月末までに金42Mt(1,350kToz)を売却。2004年9月に中央銀行各行が合意した売却に従ったもの。
・チリCodelcoはチリ政府から、2,000人の契約社員を2つの鉱山に雇い入れるよう命令を受ける。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油▲0.9MB、ガソリン+1.2MB、ディスティレート▲0.2MB、稼働率+0.1%
リビア国営石油 ガネム総裁「OPECは増産する必要はない」
・サウジ ヌアイミ石油相「12月5日の総会で増産の議論の余地は十分にある」
・Valero,BPのTexas City製油所は電力障害で稼動停止。本日再稼動。
アルジェリア ヘリル石油相「石油在庫は高水準であり、増産の必要はない」

(商品市況概況)
「まちまち」
 昨日の商品価格はまちまちであった。OPEC総会での増産が見送られる可能性が高まってきたことから、エネルギーは買戻しが優勢となり、FOMCでの利下げ期待を織り込んで上昇していた株価が一服したことから非鉄金属は再び水準を切り下げた。貴金属はドル高の後にユーロが切り返したことから再び上昇し、ソフトはまちまちであった。
 繰り返しになるが、米景気の減速の可能性は引き続き高く、引き続き商品相場全体に下ぶれリスクが高い相場展開が続くと考えている。一方でFRBの態度が利下げに変更された可能性はあり、それをを受けて金融株を中心にNY株が上昇していることから商品市場の波乱要因となっている。言い換えれば今回のOPEC総会のように要人発言を受けて簡単に株価は乱高下する環境にある、ということである。引き続き中央銀行総裁や高官の発言に一喜一憂の展開が続くことになろうか。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇後、下落した。株価の上昇を受けて上昇余地を探る展開となったが、ここ数日の上げ幅が大きかったことや、FOMCでの利下げ観測に伴う株価上昇も一服したことから、LME在庫の増加もあって10日移動平均線のサポートまで水準を切り下げる動きとなった。株価動向が落ち着きを取り戻しつつあることから予想通り上値を探る展開となり、節目の7,000㌦で引けることとなった。ドル高の進行やLME在庫の増加というマイナス材料はあったものの、上海在庫の大幅減や株価の回復の方が買い材料視されたようだ。LME在庫は+300Mt増加、(FSCは3.8日)、(キャンセルワラント率は2.8%)。米国で大幅に在庫が増加している。売買高は7,967枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下している。C-3は47㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は上昇後、下落した。株価が安定していることから朝方こそ上昇したものの、銅価格が下落したことやドルの強含み(後に下落)もあって水準を切り下げる動きとなった。LME在庫の減少は材料視されていない。LME在庫は▲275Mt減少、FSCは2.5日(キャンセルワラント率は5.8%)。ロッテルダムで減少している。売買高は5,251枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに大幅に上昇。C-3は19㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は下落した。10日移動平均線を上回って寄り付いた後、ドルが強含んだことやおLME在庫の増加といったマイナス材料を受けて、10日移動平均線のサポートまで水準を切り下げ、結果的にこの水準を下回って引けた。LME在庫は+325Mt増加、(FSCは2.0日、キャンセルワラント率は14.7%)。在庫はシンガポールと米国で増加した。売買高は1,597枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇している。C-3は8㌦バックとバック幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は大幅に下落した。取引序盤は予想通り30日移動平均線レジスタンスをトライする動きとなったが、ドルが強含んだこと(後に弱含むが)やLME在庫の大幅増加を受けて下落、コール・プットのたまっていた2,500㌦を下抜けしたところから下げが加速、一目均衡表の雲の薄いところを抜け、2,450㌦まで下落して引けた。LME在庫は+4,100Mt増加、(FSCは9.0日)。在庫はシンガポール・韓国で減少し、マレーシア、米国で大幅に増加。(キャンセルワラント率は3.3%)。売買高は13,716枚。イールドカーブは期近を中心に低下し、ベアスティープニング。C-3は55㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は下落した。とはいっても予想通り、新規材料がない中高値で寄り付いた後、LME在庫の大幅減少もあって一時強含むが、もみ合いながら水準を切り下げる展開であった。LME在庫は▲528Mt減少、ロッテルダムシンガポール、米国、韓国で減少、シンガポール、英国、韓国で減少している。(FSCは11.2日)、キャンセルワラント率は3.7%。売買高は1,527枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下。C-3は375㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は下落した。やはり週末の上昇は理由のある上昇ではなかったと見られ、行き過ぎが修正される形で10日移動平均線のサポートまで水準を切り下げる動きとなった。LME在庫は+5Mt増加、(FSCは12.8日)、欧州・マレーシア・シンガポールで増加している。キャンセルワラント率は5.61%。売買高は209枚。イールドカーブは全ゾーン大幅に低下している。C-3は200㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油価格は反発して引けた。大幅調整がひと段落し、買い戻しが優勢になると考えていたが予想通りとなった。またここ2週間の相場下落でOPECが増産を見送る可能性が高まってきたことも買い戻しを誘ったようである。チャート的には一目均衡表の雲の上限できっちりとサポートされている。但しイールドカーブは期先が極めて大幅に上昇しており、フラットニングが進行(期先のコンタンゴが進行)しているところは注目点である。Brentも同様に上昇。NY時間の後場にかけて急速に買戻しが入り、50日移動平均線の中期的なサポートラインを割り込むことなく引けた。イールドカーブWTI同様、期先の上げが顕著である。
 石油製品は下落、とはいっても下落後上昇し前日比マイナス、という結果。RBOBは原油と同様場中大幅に水準を切り下げ、50日移動平均線のサポートを割り込んだが、OPECの増産見送りの可能性が高まる中、買戻しが優勢となった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。ヒーティングオイルも下落し、下値を探る動きとなったがNY時間午後にかけて買戻しが優勢となり、小幅安で引けた。イールドカーブは期先が上昇しブルフラットニング。ICEガスオイルも下落。こちらもNY時間後場に買戻しが優勢となったが前日比プラスになるには至らず。イールドカーブは期近が低下、期先が上昇。
 原油・石油製品とも期先の買い圧力が強いところが気になるところである。

(ひとりごと)
星野ジャパン、北京行きが決まりましたね。
まぁ、アジア予選でもたついているようだとメダルも難しいので、厳しい人に言わせれば当たり前なのかも知れないけど
勝って当たり前、と言われる中で勝つことはいかに難しいか。
韓国との一戦はすごかった。台湾との試合も結局圧勝したけど終盤までヒヤヒヤものだったし。

解説者の東尾が言っていたけど、まさに手に汗握るとはこのことであった。
あれほどピッチャーの投げる球、一球一球に思いを込めて応援したのは、本当に久しぶりの経験であった。
やっぱり野球は面白い、と思う。
やっぱり国対国だと、緊張感が全然違いますよね。
いっそのこと、セリーグとか、パリーグとかなくして、アジア全体でリーグ戦をやったら面白いのに。
アジアリーグとか、西アジアリーグとか。
それで地区の優勝チームがアジア1を競ったほうが面白いのではないのだろうか?

やっぱり興行権の問題とかで難しいんですかね...