緊張感

【商品市況概況】
「高安まちまち」
 昨日の商品価格は高安まちまち。中国のPMIの大幅な改善を受けて非鉄金属はLME在庫の増減にかかわらず上昇、貴金属は夜間のドル安進行を受けて再び史上最高値を狙う展開となった。エネルギーはファンだメタルズの改善は見られないものの、米金融緩和観測を背景としたドル安等の服地材料で大幅な上昇となり、Brent、WTIとも80ドルを突破している。一方穀物は大幅に下落。9月1日時点の在庫が17.08ブッシェルと前年比+2%の増加となったことが材料となった。そもそも投機の買いポジションが大きく積み上がっていたことから良い手仕舞いのタイミングになったものと見られる。



「金融緩和が続く以上堅調に」
 緩和的金融政策が持続される可能性が高まっていることが、商品の買いに拍車をかけている。基本的に現物で商品を保有することに関しては何ら規制が課されていない。また、現物を通じた投機の取引は実際に現物を保有することから利用可能な現物の減少を引き起こし、価格面にも大きく影響を与えその上昇トレンドの形成が投機の動きを加速させる(現物を保有しない投機の動きは基本的には相場のトレンドに乗じることが多い)。
 金融の量的緩和継続により資金調達に問題がないことが商品の買い安心感に繋がっているため、緩和政策の終了が相場下落の切っ掛けになると見られるが、恐らく2011年以降再び金融の追加緩和の議論が再燃すると見られ、しばらくは商品相場は上昇することになりそうである。特に資金繰り不安が後退したことに伴う、ファイナンストレードの終了によって在庫が減少している非鉄金属は、実際の供給不足と相俟ってさらに上値余地を試す動きになりそうだ。


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【経済関連ニュース】
・9月中国PMI 53.8(前月改定51.7)。
・9月米ISM製造業景況指数 54.4(前月改定56.3)。
・8月ユーロ圏失業率10.1%(前月改定10.1%)。
・8月米建設支出 前月比+0.4%(前月改定▲1.4%(速報比▲0.4%))。
・9月ミシガン大学消費者マインド指数 68.2(前月改定68.9)。
・8月米個人消費支出 前月比+0.4%(前月改定+0.4%)。



【主要指標】
NY Dow  :10,829.68(+41.63)
S&P500   :1,146.24(+5.04)
NIKKEI225 :9,404.23(+34.88)
JPY/USD :83.22(▲0.24)
USD/EUR :1.379(+0.02)
WTI :81.58(+1.61)
Copper 3M :8,100.00(+86:12C)
Aluminum 3M :2,359.00(+8:30.25C)
Nickel 3M :23,845.00(+445:4B)
Comex Gold :1,316.10(+8.30)
Cbot Corn :465.75(▲30.00)
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):22.1(+1.23)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):312.04(+0.00)


・ユーロは対ドルで大幅に上昇。根強い米金融緩和観測と、欧州懸念の後退(年内は複数回再燃する可能性はある)を受けて投機の買いが入った。実際Non-Commercialポジションはネッユーロロングとなっている。円も対ドルで上昇。こちらも円の買いポジションが5万枚のロングが続いている。
日本株は小幅上昇。円高進行とユーロ懸念を材料に売られた前日の下げが大きかったことから買い戻しが入り、小幅高となった。に下落。米国株は上昇。個人消費関連統計の改善と、建設関連統計の悪化に伴う追加景気対策期待の高まりからジリ高となった。



【ひとりごと】
10月1日から弊社に新しいメンバーが加わった。


ということで弊社も2人でやっていましたが、10月1日から3人の陣容になります。
女性が入社したので
今までと同じような、緩い格好で仕事してる訳にはいかなくなった。
お客さんがなくて肌が疲れている時には、髭も剃っていなかったが
これからは毎日キチンと剃らなくては...



いろいろな意味で緊張感をもたらしてくれております。
やっぱり男と女が存在するって言うのは、相当意味があることなんですね...