ちょっとー

【商品市況概況】

「米与野党協議決裂で下落」

昨日の商品市場は総じて軟調な推移となった。問題視されていた米国の財政赤字削減に関する与野党協議が決裂する可能性が高まったことが材料となった(朝方、決裂したことが発表されている)。今回の合意決裂に伴い、軍事費等を中心に2013年以降、1.2超億ドルの財政支出が9年間にわたって自動的に削減されることが確定(オバマ大統領はこの削減を回避する動きに対しては拒否権を発動すると明言)することになる。尚、8月に議論されたような国債利払い停止といった事態が直ちに発生することは今回はない。支出削減自体それは国債格付け評価の面ではプラスに働くものの、このような国の財政運営に関して政治家のイデオロギーの激突が繰り返される状況は、欧州危機が解決せず、米国も景気後退のリスクがゼロではない以上、市場参加者の心理を悪化させることになるだろう。但し昨晩に関して言うと、11月末のファンド決算を睨んで材料にされた、というのが適当な表現かも知れない。


エネルギーは下落。米国経済統計は悪くなかったものの、仏格付け引き下げの可能性や米国の財政支出削減に関わる与野党協議の紛糾が嫌気された。しかし世界的な原油供給不足の状況に大きな変化はなく、少なくとも在庫水準が不十分な冬場の灯油の調達に目途が立つまでは、高い水準での推移が続くことになるだろう。ベースメタルは総じて軟調な推移となった。欧米財政問題が取りざたされる中、期末を控えて割高な商品に修正売りが入ることとなった。但し昨日発表された中国の貿易統計では、品目にもよるが中国のベースメタル需要は引き続き旺盛であり(LME在庫の減少がアジア周りで継続していることはその証左)、下値は堅いと考えている。貴金属は大幅に下落。エネルギーや一部の工業金属と並んで9月末以降の価格上昇が顕著であったため、昨晩の米国財政赤字削減問題が暗礁に乗り上げたことが利食い売りを誘った。一方下落局面ではETFの買いが入っているようで、管理在庫は増加傾向となっていることは、下値を堅くする要因となるだろう。




「銅価格は一時的に7,000ドルを割る可能性」

昨日のベースメタル価格は下落している。欧米の財政問題が想像以上に難しい状況に陥っていることを「材料にした」売りに押されたためである。好むと好まざると、期末が近付くと主にファンドを中心にポジション整理の取引が発生する。今のところ...



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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):30.64(▲0.74)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):274.78(+2.50)




【雑感】

最近の若者は二極化している
今、ウォール街で暴れているような貧富の格差
というのではなく、自分の学生の頃と比較したときに



「これは立派な人だ」



と思う若者と



「おじさんが若い頃は...」



と、説教をしたくなる人の2種類に二極化しているような気がするのだ。



更に独断と偏見で言わせてもらうと
おじさんが説教したい若者は
説教すると逆にこちらが体罰を受けてしまう可能性が高いように思う。
なので、残念ながら積極的に説教することができない
よって更に二極化が進む
という悪循環に入っているような気がしてならない。
(いや、別に説教したくてしょうがない訳じゃないですよ)



随分昔の話であるが、ここまで二極化が進む前の話だが
ウチの兄夫婦がまだ学生で付き合っていた頃
公衆電話ボックス(あぁ時代が...)に一緒に入り
電話をしていたところ
2人組の如何にもワルそうな女子高生が



「テメーらいちゃついてんじゃねぇぞ!!」



と、絡んできた。らしい。
兄は私と違って結構背が高くて体格がいいので



「何だお前ら!」



といって対決姿勢を示したところ



「ちょっとーみんなー」



と2人の女子高生が声をあげた瞬間
ビルの陰から続々とタチの悪そうな高校生が飛び出してきて
肝を冷やして逃げたことがあるんだそうだ。
おお、恐ろしい。



何とかしなきゃいけないんでしょうが
こうした二極化って、歯止めをかけるのはとっても難しいんでしょうねぇ。



と、ウォール街の若者のデモを見るたび
それとは全然関係ないことを思い出しています...