アムロ行きます

【商品市況概況】

ドイツ国債ショックで下落」

昨日の商品市場は総じて軟調な推移となった。ユーロ圏の要であるドイツ国債の10年国債の入札が、目標額の65%しか応札がなく札割れとなったことが嫌気された。結局、「動かぬドイツ政府の対応」に市場がNOを突き付けた格好である。但し、NOを突き付けたと言ってもそれほど格好の良いものではなく、欧州諸国の対応の遅れに伴う保有資産価値の目減りに対して、市場参加者も対応せざるを得ないというのがより適切な説明かも知れない。CDSが機能しない状況下、ユーロ圏の国債保有できない状況が急に改善するとは考えにくい。最終的には独政府が忌避している「ECBが最後の貸し手となること」を容認せざるを得なくなるだろう。しかしそれにしても決断が遅れれば取り返しのつかない事態になる可能性があることは、意識する必要があるだろう。


エネルギーは下落した。一昨日、イランの核開発疑惑に対して欧米とカナダが追加制裁を主張したことが「イランのホルムズ海峡封鎖オプション」発動懸念を想起させ、特に欧州原油買い材料となり、原油価格は上昇していた。また、エジプトで軍とデモ隊が衝突、複数の死亡者が出たことも同地域の問題解決が容易ではないことを再認識させる形となり、原油価格の支援材料となった。しかしながら昨晩の独国債札割れによって急落、今度は逆に欧州原油の下げ幅がWTIの下げを上回った。冬場の製品在庫(ディーゼル、灯油)の不足の影響と、リビアの生産回復への懸念から冬場は底堅い推移になる可能性が高いと考えている。


ベースメタルは下落。朝方発表された中国PMIと欧州PMIの悪化が悪材料視された。しかし同指標の悪化は中国政府の金融政策緩和への期待感を高めるため、結果的にベースメタル価格の下支え材料となるだろう。更に一部のベースメタルが生産コストを下回る水準で推移しており、減産の可能性が高まっていることも価格の下支え要因となると考えている。当面は神経質な相場展開ながらも底堅い推移になると見ている。


貴金属は下落。欧州問題が深刻化する中、換金売りに押された。金は質への逃避の買いでキャッシュポジションに相当するETF保有残高が急増しており、ETF管理在庫は今年8月の米財政赤字問題が取り上げられる前の水準を上回っており、金価格の下支え要因となっている。但しこの残高増加は1,600ドル近辺から発生しており、更なる危機発生時にはこの水準までの下落は意識しておく必要があるだろう。銀、PGMはより工業品としての色彩が強いことから、世界景気の減速懸念が嫌気され下げ幅は金を上回った。




「ベースメタル価格は底堅く」

HSBC発表のPMIが悪化した。同指標は中国政府が発表しているPMIよりも、中小企業の比率が高いと言われている。先月迄は...


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【雑感】

ちょいと前に陶芸教室(ブログはこちら→http://blog.shiho-togei.com/)に遊びに行った時
教室の先生に



アムロって言ったら何を思い浮かべますか?」



と聞かれた。
先生曰く、



アムロといってガンダムアムロを思い出した人と
安室奈美恵を思い出した人とで、年代がバレてしまうんですよ」



とのことであった。
なるほどねぇ...
アムロと聞いて



ABNアムロ



を思い出した自分は、どうなんでしょうか。
やっぱり年寄りなんでしょうか。
二番じゃ駄目なんでしょうか。


まぁ、職業病だよな...