MRA版冷静と情熱のあいだ-その2

【商品市況概況】

「リスクオンで堅調な推移。エネルギーは下落」

昨日の商品市場は高安まちまちとなった。注目のイタリア・スペイン国債の入札は予想以上に良好な内容となり、その入札結果を見てからかECBドラギ総裁もユーロ圏経済の安定に自信を見せる等、欧州への懸念が若干後退したことから、リスク・オンモードとなり総じてリスク資産が物色される流れとなった。但しエネルギーのみ、EUのイランに対する制裁延期報道を受けて急落している。欧州市場はECBの潤沢な資金供給の影響で、予想以上に安定しているとの印象を受ける。しかし、欧州債務危機問題はまだ終了したわけではない。ギリシャの債務負担軽減を巡る金融機関と政府の協議が合意に至らず、合意のために残された時間が少なくなってきていることはその一例であろう。よって、銀行の資本増強の期限とされている今年6月末迄は、商品価格は積極的に上値を追う展開にはなりにくいと考えている。


エネルギーは上昇後下落した。欧州問題がひとまず落ち着いていることからリスク資産が買い戻される動きとなった。また、ユーロに買い戻しが入りそれに伴ってドル安が進行したこともエネルギーの買い材料となった。しかし日本時間の早朝、EU当局者がイラン制裁の6ヶ月先送りを示唆したことからイラン問題の緊張が後退、急速に値を下げる展開となった。イラン産原油の買い手が存在すると、他OPEC諸国の代替生産負担が軽減されることから、エネルギーの売り材料となる。但し制裁を止めると言ったわけではないので、当面は現状水準での推移が続くことになるだろう。ベースメタルは大幅に続伸。朝方発表された中国のCPI/PPIが5ヶ月連続で前年比上昇率が低下してことから、中国政府当局が預金準備率の引き下げに動くのではとの見方が強まったことが材料となった。また、市場参加者のリスクオン/オフを判断する上での目安となる欧州高債務国債の利回りが低下(イタリア・スペイン国債の入札が好調であったことに起因する)したことも、買い材料となった。今後に関しては割安感があることから堅調に推移すると見ているものの、欧州問題が残存し、欧州景気も後退の可能性が高いことから積極的に上値を追う展開にはなりにくく頭重い推移となるだろう。貴金属も上昇。ユーロが買い戻される中でドル安が進行したことから基本堅調な推移であったが、イラン問題の緊張緩和を受けた売り圧力に押される形で引けにかけては水準を切り下げる展開となった。尚、トピックスとして、1月の米国銀イーグルコイン販売量が、4,597,000オンスと、この昨年1月の6,422,000オンスに次ぐ水準となったようだ。このことは銀の現物需要が旺盛であることを示唆している。




EUのイラン制裁延期の影響」

昨日のエネルギー価格は、EUのイラン制裁延期(6ヶ月程度と言われている。まだ確定ではない)の動きを受けて大幅に水準を切り下げている。今回の欧米のイラン制裁は、同国が核兵器を開発している可能性があるとするIAEAの報告が発端となっている。核兵器...


...続きは、以下のリンクからメルマガ(無料)にご登録頂くことでバックナンバーでご確認いただけます。

※尚、当ブログでの商品市況概況、雑感のアップデートは1日遅れとなっています。
※会社のセキュリティの問題などで登録が出来ない場合は、 ask@marketrisk.co.jp までお問い合わせください(個人の方の代理登録はしかねますので、ご了承下さい)。
http://www.marketrisk.co.jp/contact/




コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):29.2(+0.75)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):266.34(+2.70)


【雑感】

さて皆様お待ちかね(?)の

「MRA版冷静と情熱のあいだ

第二回目スタートです。
ちなみに私が津賀田と不倫をしているのでは?
という疑いを持っている方がいらっしゃるようですが、それはありません。
え?聞いてないですか、そうですか。



「映画館の二人-その1」


そもそもこの映画の趣旨は何なのか?
不倫映画なのか、ミステリーなのか、そこの導入部分で悩んでしまう。
何というのか、体の受け入れ態勢が整っていないというか

カツ丼を食べようと思ったら売り切れで、卵丼しかありませんと言われ、
「でもソーセージも入れてあげるよ」と言われ
知っているものの組み合わせであるにも関わらず
一体どんな味がするのかさっぱりわからない、という状態でしょうか。

何だかわからん説明ですよね。
分かる人だけ分かってくれればいいや。

んで。

映画館に到着し、飲み物を購入することに。
「仕事」で映画を見に来ているということもあり、2人ともどうもぎこちない。

私「ポップコーンは?」
津「要りません」
私「飲み物は?」
津「ジンジャーエールで」
私「他には?」
津「要りません」
私「パンフレットは?」
津「無駄です」

非常に無機質である。
こういう組み合わせで映画を見に来ている人は恐らくゼロだろう。
で、映写室に入るとなんと略満席状態である。周りは...
40絡みのカップル、50歳代後半の会社帰りのおじさん3人

といった非常に不思議な組み合わせの人々で一杯であった。
そもそもデートでこういう類の映画を見に来ることはないんじゃないかと思うので
周りはきっと、浮気か不倫のカップルだ。

ただそれだけで興味津々だ。
どういう気持ちでこの映画見てるんでしょうか?
この後どうするんでしょうか?
おじさんたちも実はカップルだったりするんでしょうか?
二番じゃダメなんでしょうか?

不倫映画はそれだけで、通常考えないような妄想を掻き立ててくれる効果を持っているようだ。
そうこうしているうちに映画が始まった。

岸谷五朗石黒賢が出てくる。
お互い、「40歳を超えると男として終了している」という認識を持っているらしい。
そもそも不倫なり浮気なりをしている男って40歳を越えて50歳になっても浮気してるので
結局、そういった機会が全く訪れないことに対する言い訳である。

で、不倫相手の深田恭子が登場した。
(来週に続く)