過去の雑感リバイバル:般若心経-その2

【商品市況概況】

景気循環系商品価格堅調」

昨日の商品価格は景気循環系の商品価格が上昇し、それ以外は高安まちまちだった。欧州経済統計が市場予想を上回り、米国経済統計が市場予想を下回ったことでドル安が進行したことが広くドル建て資産価格を下支えたことに加え、李克強首相が7%経済成長にコミットする発言をしたことが、景気循環系商品の地合いを強くした...


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【過去の雑感リバイバル:般若心経-その2】

昨日は般若心経を使って男を口説こうとして失敗
この女性が源氏物語に活路を見出そうと、大きく話題を転換したところまでお話しました。
これから二人の会話は佳境に入ります。

女「ねえ、源氏物語ってしってる?」
男「...え?源氏物語って、あの枕草子の?」
女「あんた本当にバカね。枕草子吉田兼好でしょう」
男「ああ、そうか」
女「そうよ。源氏物語源平合戦の話を書いた話なの」
男「ふーん。そうなんだ。」

昨日お話した通り、これは間違いである。

女「源氏物語は、琵琶法師が源平の合戦の話を歌に乗せて説明したのよ」
男「え、琵琶法師って?」
女「あんたバカね。琵琶法師は、琵琶を弾く法師のことでしょ」
男「あーあー、あれね。耳なし芳一か」
女「そうそう、耳なし芳一よ。それで彼が源氏と平家の話を皆に伝えるわけ」
男「なるほど」

まったくもって、ここまで間違えるのは普通であれば、ムリだ。と思う。
ここまでくると、この男女、実は相当...いやいや差別になるんで止めましょう。
琵琶法師の所まではいいですが、耳なし芳一は怪談で作り話である。
といっても「琵琶を弾く法師」とは、野球選手って何?って聞かれていきなり

「あんたバカね」

と、軽く罵倒されそのあと自慢げに

「野球をする選手のことでしょ」

といわれているようなものだ。
そう思うと、この男性、昨日は知っているんじゃないかと思っていた般若心経も
実は知らないんじゃないか?疑惑が持ち上がってくる。

ちなみに耳なし芳一はどういう話かというと
平家の怨霊に取り付かれた琵琶法師の芳一が
平家の怨霊に毎晩琵琶を弾くことを強要され
このままでは芳一の命がなくなってしまうと感じた寺の住職が
芳一の体中に経文を書いて助けようとするが
芳一の耳にまで経文を書くことが出来なかったため
その両耳を平家の武士の怨霊に持っていかれ、「耳なし芳一」と呼ばれるようになる
という小泉八雲(イギリス人)原作の怪談である。

しかし、プレイボーイ、光源氏のコイバナを琵琶法師が歌に乗せて説明する...。
紫式部も草葉の陰で泣いてるよ。
この雑感も、もし口伝に広まったら、どういうふうに伝わるんだろうか?
やはり吟遊詩人や琵琶法師が歌ってくれるんだろうか?
吟遊詩人て見たことないが、いったいどういう人だろう?
町で路上ライブをやっている人は皆、吟遊詩人に分類されるのだろうか。
ゆずも実は吟遊詩人なんだろうか?

という、相当どうでもよい空想が頭に広がる。
この間、カミさんと何を話したかちっとも覚えていない。
覚えているのは、豚肉のテリーヌが尋常じゃなく分厚かったことぐらいだ。
と、思っていたらまた話が急展開した。

女 「(突然)で、あんた那須与一って知ってる?」
男 「え?知らない。どんな人?」
女 「扇の真ん中を射た人よ」
男 「扇の真ん中を射た人?なんで扇の真ん中を射るのよ?」
女 「あんた本当にバカね。挑発よ挑発。
   平家が源氏に沖の船の上で『これを射ぬいてみせろー』って挑発すんのよ」
男 「ああ、そういうことね」
女 「そうよ。それで、源氏側の武将で那須与一って人がいて、それを見事射抜くのよ」
男 「分かった!!ファイナルファンタジーで『よいちの弓』っていう武器があるけど、それか!!」
女 「そうよ。その与一よ」

個人的に思う。こんな会話でこの男女は満足しているのだろうか。
那須与一ファイナルファンタジーは、あまりにもお粗末だ。
でも、こんな話題でも1時間近く持っていた。
今だったら、齋藤孝教授の「雑談力の上がる話し方」に実例として掲載されそうだ。

しかし、このキレ気味の女性の持ち球もこれで終了。
鎌倉時代に突入することなく、力尽きた。攻め手に欠けたのだ。
まるで連載中のバトル系のマンガの収拾がつかなくなり
強敵を求めて宇宙に飛び出した後、突如打ち切りになったような終わり方だった。
結局。女の人は男を口説き落とすことは出来なかった(後一押し(?)だったのに!!)。
しかしこの女性、帰り際に2日後の予約を取っていた。う〜む。
この前向きな姿勢は評価できるな。2日後、またここで、餌食にされる人がでてくるのだろうか?
私は2日後の予約を取りたい衝動に駆られつつ、店を後にした。

結論。「男も女も口説くためには学校の勉強は大切である。ゆとり教育反対。」