適切な相談相手

【商品市況概況】 2024年8月28日 市況

「ドル高・株安で総じて軟調 エヌビディア決算は良好」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、総じて下落する商品が目立った。米5年債の入札は堅調だったものの、長期金利が小幅高となりドル高が進行する中、エヌビディア決算を控えて薄商いの中、株価が調整したことでリスク回避の動きが強まったためと考えられる。

原油は米石油統計で原油在庫の減少が市場予想を下回り、米ガソリン出荷が週次で過去5年平均の伸びを下回り、4週平均ベースでは過去5年平均を下回るなど、米景気の減速が意識される内容だったことが価格を下押しした。

リビアの大規模な生産停止はあるものの、景気動向原油価格に与える影響が大きいことを確認する1日となった。

米利下げ・ドル安進行・株高を背景として買い戻しが入ってきた非鉄金属・貴金属セクターは広く水準を切り下げる動き。いずれにしてもこの数日の商品市場は米国が消費主体である原油を除けば、米金融政策を材料に上昇した商品が多かったが、前提となる株高、ドル安が逆転した以上、昨日の下げはある意味妥当、とも言える。

なお、引け後にエヌビディアの決算が発表された。市場予想を概ね上回る内容だったが、市場予想の最も強気な予想は下回ったので売られた、という解説が多い。

弊社は個別企業株の動向や株式市場動向の予想は行っていないため(例えば、今回のエヌビディア株の時間外の下落が行き過ぎ、といった分析はしていません)、これに伴う影響のみコメントするが、これまでの商品価格の上昇の背景に株高があった可能性は高く、かつ、同社の株価動向が株式指数(S&P500など)の下落につながり、市場参加者のリスク選好を後退させるため、今後、原油非鉄金属などの景気循環系商品価格には下押し圧力が掛かると予想される。

いずれにしても「米景気が減速する見通しであるので利下げであり、それに伴って景気循環系商品価格には下押し圧力が掛かりやすい地合」にあり「それを米利下げがどれだけ緩和するか」が今後のポイントとなる。

 


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【適切な相談相手】

久しぶりにテレフォン人生相談を聞きました。
走ってる時はテレフォン人生相談って思ってるんですが
マーケットが開いてる時間だと
ラジオ日経を聞いてるので、実は久しぶりだったりします。

で。

この回はすごかった。
相談は細かく書くのも何なので回避しますが

「息子夫婦の子育てについて」

平たく言うと、自分の子供にその子供の育て方に口出ししたところ
我が家の事なので、口出ししないでくれと
息子夫婦に言われたんですが、どうするべきでしょうか
という内容でした。

で、パターンが決まってるんですがこの場合

「基本的に口出ししちゃダメ」

が回答者の答えになりますが
今回も従来通り口出ししちゃだめ、という結論だったんですけど
相談している人が全く納得いっていないので
ああ、これ怒って電話切るだろうな
って思って聞いていたら、予想通り相談者が電話切りました。

いやぁ...

このラジオのヘビーリスナーであれば
そういう相談をしたらそう言われるのは
絶対分かってるはずなんですけどね。
回答者が三石由紀子先生である段階で火を見るより明らかなんですが。

結局、それはひどいね、大変だったね、って
同調してもらいたかっただけだと思うんですよね、この相談者の方は。
そうであれば相談先が間違ってるんですよ、明らかに。
となると、この類いの話はスナックとか行きつけの飲み屋で
管を巻いて終了、が答えだったような気がします。

嗚呼

なんだか分からない雑感になりましたが、まとめると

「自分のニーズに合った所に相談しなければダメ」

って事でしょうかね。
弊社に「ウチの嫁が家を出て行くリスクが...」って
相談されても、答えられませんので念のため。

台風、相当被害が出そうですが、皆様、十分お気をつけ下さい。
本日もよろしくお願いします!