もてたければシャム猫を

(市況)

 原油・石油製品相場は下落。OPECが予想通り生産枠を据え置いたこと、米統計で原油在庫が著しい増加となったこと、金融政策決定会合を見極めたいとする動きがでたことが背景だ。だが、イラン問題は片付いておらずおそらく今週のどこかで底をうって、来週以降また短期的に上昇することになるんだと思う。日銀の金融緩和解除も、市場の予想の範囲内だったし。

 非鉄金属原油に比べてしっかりしてる。との印象。年初の急騰を受けて変えなかった実需組みが押し目買いをこまめに入れている様子。ファンダメンタルズから乖離して価格が高いのはみんな分かっていること。投機マネーは各国金融政策が変更(引き締め)去れなければ、アセットアロケーションの観点から商品市場から退場しないだろう。多分。

(ひとりごと)

  「イナバウアーは稲葉さんが開発した技」と思っていた人が意外に多く、びっくりしている。

 そうだとすると「稲葉ウアー」になるわけで、そう思っていた人々は「ウアー」のところをどう解釈するのだろうか?

 稲葉さんが反るときに「ウアー」と声を出してしまったから??

 さて。日銀の量的緩和解除の話が取りざたされている。そもそも量的緩和も、目詰まりを起している資金の流れを潤滑にするべく、資金供給を大量に行うという目的の元に実施された政策だ。

 どれほど効果があるか分からない、といわれていたが実際効果はあったようである。
 
 全然話は変わるが、「悪い人」といったときに、どういう人を想像するだろうか。
私のチームでは、「部屋でガウンを着て、ブランデーグラスを手に、地球儀をまわしながら、シャム猫をなぜている人」が悪い人のイメージ、ということになっている。

 地球征服を企む金持ち、のイメージですな。
 

 さらに話は変わるが、この前昼飯を食べているときに、「どういう男がもてるのか」という議論になった。

 今、世の中は「ちょいワルおやじ」がブームだ。即ち、「悪い」ということがもてる要素になっているといってよかろう。

 つまり、もてたければ「悪くない人は、何とかして悪くならなければならない」のである。

 で。ここで日銀の量的緩和が役に立つ。つまり、「どういう効果があるか分からないけれど、とにかくやってみる」ことが重要なのだ。

 よって、当チームでは、

「もてたければ、シャム猫、ないしはガウン、地球儀、ブランデーグラスをまず買ってみること」

から始めよう。という結論に達した。三段論法的には、きっと正しいはずだ。

ちょっともてたい、と思っているあなた。さあ、シャム猫を買いに行こう。