とろ〜り

(経済関連ニュース)
・6月英製造業生産指数 前月比+0.2%、市場予想+0.2%。
・6月独製造業受注 前月比+4.6%(前月+3.0%)、市場予想▲0.6%。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油▲2.5MB、ガソリン+0.8MB、ディスティレート+1.5MB、稼働率±0.0%
・Statoil Statfjord油田の生産が、メンテナンスの影響で生産減少(▲1KBD)。通常の生産量は295KBD(10カーゴ)であるが、8月は165KBD(6カーゴ)程度になる見込み。

(商品市況)
「下落」
 昨日の商品価格は概ね下落した。昨日は米株が上昇したものの、先行きの不透明感が払拭されているわけでもないため、低流動性資産からの資金の一時的な退避の動きが加速したためと考えられる。引き続き、経済指標、中央銀行幹部の発言(特に米国)には注目する必要があろう。尚、本日予定されているFOMCでは利上げは見送りとなる可能性が高い。株安を引き金として日銀が利上げに踏み切れない可能性が高まってきた事も、円キャリートレードの復活を意味するため、注目している。
 先週の商品別騰落では、最もパフォーマンスが良かったのがソフト、ついで貴金属、新興国株であった。最もパフォーマンスが悪かったのがエネルギーであった。商品別では鉛、上海A株、錫、パフォーマンスが悪かったのがTOCMガソリンであった。また、先月末と先々月を比較した場合、セクター別で最もパフォーマンスが良かったのが新興国株、非鉄、ソフト、最も悪かったのが株式。商品別では、もっともパフォーマンスが良かったのが上海A株、LME鉛、錫。最もパフォーマンスが悪かったのがLMEニッケルであった。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。注目の米株価が上昇したことや、チャートの節目となる一目均衡表の雲に差し掛かっていた事もあり、小幅上昇して引けた。LME在庫は▲125Mt減少、(FSCは2.1日)、(キャンセルワラント率は7.8%)。売買高は5,460枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は期先を中心に小幅上昇。C-3は131㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については、主要消費国中国の需要が高水準なGDPや固定資産投資、鉱工業生産を背景として需要サイドが堅調に推移する見込みである事、生産国のストライキ懸念、LME在庫水準の低さ、キャンセルワラント率の高止まり等の買い材料も多く総じて堅調な推移になると見ている。尚、中国国内景気の過熱感の沈静化を目的として中国が利上げを行ったが、中国の利上げのペースは実体経済に悪影響を及ぼさない程度のゆっくりとしたものであることから、利上げ効果が実際に顕現化するには時間がかかると考えている。但し足元は下値を探る動きのほうが優勢になると考えている。理由の1つ目は(もはや最大の材料となっているが)米国発の株安が投資マインドを冷え込ませ、相場の下げ材料となり得ることである。引き続きサブプライムローンを引き金とする信用収縮に歯止めがかかっていない状況であり、FRBサブプライムローンを引き金とする景気の後退に慎重な姿勢をとらざるを得なくなっている状況だ。株価の変動はセンチメントの転換を通じて商品市場にインパクトをもたらすため当面、株式動向には細心の注意を払うべきである。2つ目は短期的に中国国内の供給が需要を上回っている可能性があること(6月の輸入統計では精錬銅・銅製品の輸入量が前月から減少しているが、前年比では引き続きプラスが継続しており、この事は経済成長は持続し需要は増加してきているが、短期的に供給不足が解消されている可能性があることを示しているといえる)。3つ目は、中国当局が更なる利上げを示唆するコメントをしていること(中国の利上げは銅実需の減少を促す)。本日は昨日のNYで株が上昇しているものの、安定しない以上は下値をトライする動きとなると考えている。一目均衡表の雲の下限、7,400㌦を下値の目途に挙げておきたい。尚、9月オプションの建玉は7,800㌦コールが825枚、8,000㌦コールが989枚、8,200㌦コールが1,410枚、7,700㌦プットが450枚、7,500㌦プットが500枚、7,400㌦プットが530枚となっている。

 昨日の亜鉛価格は下落した。各国株価が不安定な中、先週までの流れを受けて寄付きから下落していたが、米株価が大きく反発したことから買戻しが優勢となり、前日比小幅安で引けている。LME在庫は▲375Mt減少、FSCは2.1日(キャンセルワラント率は10.3%)。売買高は4,142枚。イールドカーブは略全ゾーン低下しているが期先の下げが大きい。C-3は41㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については引き続き不安定な株式市場動向が、投機筋のセンチメントの悪化を通じて相場を下押しすると見られ、一時的に下値を探る展開を予想している。しかしながらファンダメンタル的には、中期的には銅と同じく買い材料が多い。1つは中国のQ207のGDPが予想を上回る大きな伸びとなった事から引き続き中国国内の亜鉛需要は車の防蝕向けに旺盛であると見られること、2つ目はこの旺盛な需要を背景として中国政府が亜鉛輸出の増加に歯止めをかけるべくリベート撤廃に加え、6月1日から亜鉛の輸出関税の引き上げを実施したこと、3つ目は亜鉛の在庫水準が低く有事のバッファが少ないこと、である。しかしながら株価動向が非常に不安定であるため、このマイナス材料がファンダメンタルの強材料を凌駕すると見られることから暫くは下値を探る動きにならざるを得ない。尚、長期的には大半のメタルと同じく年後半に向けての下落を予想している(3,000㌦を切る水準までの下落の可能性は現時点では低いと考えている。下値の目途は3月21日にマークした3,119.75㌦)。まとめれば、短期的には下落、中期的には上昇、長期的には低下、ということか。目先の上値は6月4日にマークした直近高値の3,850㌦、下値の目途は50日移動平均線の3,600㌦を下回ってしまったことから、6月27日にマークしている3,290㌦が意識される事になろう。尚、価格の目途となりやすい9月オプションは3,800㌦コールが410枚、3,500㌦コールが510枚、3,400㌦コールが600枚、3,500㌦プットが1,225枚、3,400㌦プットが1,050枚、3,000㌦プットが840枚となっており、下落への警戒感が強いようだ。

 昨日の鉛価格は大幅に下落した。米株価の反発はあったものの、流動性の低い商品からの資金撤退は継続している様子であり、LME在庫の減少はあったものの略一貫して水準を切り下げ、30日移動平均線のサポートラインでサポートされて引けた。LME在庫は▲225Mt減少、(FSCは1.5日)在庫水準の低さやキャンセルワラント率の高さ(キャンセルワラント率は12.8%)を背景に、ファンダメンタルは非常に強い。売買高は2,648枚。イールドカーブは全ゾーン大幅にパラレルに低下している。C-3は57㌦バックとバック幅を拡大した。 今後についてはファンダメンタルに大きな変化は無いことから基本しっかりの展開に変更はない。しかし、信用収縮の影響で投機筋の投資余力が低下すると見られることから上げ幅は限定されると見ておくべきであろう(更に同時に鉛は、銅やアルミと比較すると鉛は流動性の観点から投機資金の運用対象にはなりにくいため、株価の与える影響は限定的であると考えている)。ファンダメンタルは、中国が鉛の輸出関税を引き上げたことに伴い、中国からの輸出が6月以降減少すると予想されること(6月統計では既に輸出減少が確認されている)、豪を初めとする大手生産者の生産障害になんら進展が見られないこと、自動車バッテリー向けに使用される中国での需要が引き続き旺盛であると考えられる事(6月までの中国の商用車・自家用車販売は引き続き堅調)、LME在庫水準が依然として低いこと(FSCはとうとう1.5日に)ことから、極めて強いと言ってよい。やはり価格は暫く高止まる可能性の方が高いといえる。但し、繰り返しになるが、株価が再び不安定になってきた事や中国の利上げ観測等(中国の利上げは中国国内実需のマイナス要因となり得る)のマイナス材料も徐々に出始めており、著しい高値を維持することが段々難しい環境になっている事も注意すべきであろう。イメージ一時期のニッケルの価格の行き過ぎが修正された局面と似ている。但しカーバッテリー向けに使用される鉛は代替品が存在しないため、さげはばは限定される事になるといってよかろう。本日は30日移動平均線のサポートラインを固める展開になろう。

 昨日のアルミ価格は上昇した。株価動向が不安定であるという前提に大きな変化はなかったが、NYで株が戻している事とここ数日間の下げ幅が大きかったことから小幅上昇して引ける事となった。このコラムで指摘し続けているように、投機資金の「思惑」でもっとも振れ易い非鉄であるが、株や債券に比して流動性が低いため手仕舞い売りの圧力がかかっているとといえる。LME在庫は▲900Mt減少、(FSCは8.4日)しているが、需給は他非鉄金属と比べてタイトとは言えない。(キャンセルワラント率は2.6%)。売買高は16,664枚。イールドカーブは期近が上昇、期先が大幅に低下している。C-3は62㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。 今後については、アルミは銅と同様投機筋の投資対象となり易い非鉄金属であることから、株価動向に左右される展開が続く事になると考えているが、明らかに株価動向が不透明なため、下値を探る動きにならざるを得ないと考える。ファンダメンタル的にも、比較的ベアな要素が多い。1つ目は最大消費国中国が投資抑制を目的として利上げを検討していることである。銅と並んでアルミは政策金利引き上げの影響を受け易い非鉄(インフラ整備の初期段階で使われる非鉄金属であるため)であることから、利上げは即効性はないが徐々に上値を重くする効果が予想される。2つ目は中国国内の企業在庫水準が以前に比して増加している可能性が高く、LME在庫の水準もFSCベースでは他メタル比で低くないこと、3つ目は原材料であるアルミナ価格が欧州・中国で低下を始めたことが挙げられる。一方で買い材料は、1つ目は中国の固定資産投資や鉱工業生産等が引き続き堅調であること、2つ目はエネルギー価格が需要期を迎えて堅調に推移していること、が挙げられる。。このコラムで指摘し続けているが、アルミのコンタンゴの期間がさらに長くなっていることは意識しておくべきである。また、生産回復後の価格支配力維持の観点から大手生産社の大型合併が始まっている事は要注意であろう。期先で売りヘッジをしていない企業と、している企業が合併した場合、通常はヘッジをしない方針に変更されるケースが多いからだ。こうした合併の動きも期先での売りヘッジの動きを鈍化させ、イールドカーブコンタンゴ化させる可能性がある。
 本日も株動向次第であるが、月次チャートを見るに今年6月にやや潮目が変わった可能性がある。一目均衡表の雲を下抜けしていることもあり、昨年1月以来維持してきた2,500㌦ラインをトライする可能性は十分にあると見ている(個人的にはその水準まで下落したときのイールドカーブの形状がどのようになっているがが一番の関心事であるが)。価格の節目となりやすい9月オプションの状況は、2,900㌦コールが、1,183枚、2,800㌦コールが2,497枚、2,750ドルコールが3,135枚、2,750㌦プットが975枚、2,700㌦プットが1,300枚、2,650㌦プットが4,450枚となっている。

 昨日のニッケル価格は上昇した。LME在庫が増加したものの、株価の反発やここ数ヶ月の下げ幅が大きかったことから買戻しが優勢となった。引き続き30,000㌦を挟む展開となっている。LME在庫は+810Mt増加、(FSCは4.0日)、キャンセルワラント率は一時期の異常な高い水準から脱却、夏場の不需要期の前に在庫水準が危機的な状態から脱したと言ってよい(キャンセルワラント率は3.6%)。売買高は622枚。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下しツイストしながらスティープニング。C-3は5㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については、米国株式市場の不安定さが増している事や、中国のGDPを受けた中国当局の利上げ観測、LME在庫の増加ペースに鈍化が見られないことから再び下値を探る動きになると考えている。ニッケル在庫は少ない、と考えていたがFSCも4日を回復しており危機的状態は脱したといってよい。一時期の相場の主役から転落した感がある。また、中国国内での銑鉄使用増加や、クロム系ステンレス(ニッケルを必要としないステンレス鋼)への移行といったマイナス材料もあり、下値を探り易い地合いになっていると考えるべきである。一方で、銑鉄への移行やクロム形ステンレスへの移行も、ニッケル価格が低下するまでの繋ぎの色彩も強く、ニッケル価格が低下すれば再びニッケルが消費される可能性は高いと考えていることから下値も限られ、中期的には価格は回復するものと見ておいたほうが良かろう。
 小職は30,000㌦を挟んでのもみ合いを想定していたが、予想以上に株価と米経済状況が不安定な状態であり、30,000㌦を割り込む展開となってしまった事から、以前指摘した30,000㌦を下回った場合の下値の目途、昨年11月15日にマークした28,650ドルをトライする動きになると予想する。
 昨日の錫価格は上昇した。特段新規材料はなかったが、16,000㌦を下値として激しくもみ合った結果、前日比プラスで引ける事となった。結局サポートされている10日移動平均線を維持している事から堅調な推移が続いている。LME在庫は▲10Mt減少、(FSCは13.7日)、キャンセルワラント率は1.7%。売買高は193枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。C-3は65㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。 今後については、錫はテクニカルに調整があったものの、インドネシア生産者からの輸出体制が完全に復帰しているわけではないこと(小規模生産者の生産回復にはまだ時間を要する見込み)、やインドネシア政府の金属関連商品の輸出関税強化の可能性から思惑的な買いを誘いやすく、再び上昇すると見ている。また、LME指定倉庫在庫の40〜50%を1人のプレイヤーが保有している事も指摘されており、思惑的な買いを誘い易い環境にあることも上げ要因となろう。但し、他非鉄金属と同様、米国株式の調整に伴うセンチメントの悪化、中国当局の連続利上げが実際に行われた場合の実需減速の可能性には注意しておきたい。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は大幅に下落した。昨日予想したとおり価格は下落することとなったが、これは依然として株式市場動向が不安定な中、低流動性資産からの一時的な資金退避が起きているためと考えられる。WTIは取引序盤から水準を切り下げる展開となり、50日移動平均線のサポートラインをトライする動きとなった。イールドカーブは全ゾーン低下。Brentも同様に下落し、一目均衡表の雲の上限近辺まで値を下げている。イールドカーブは期近が低下し、フラットニングWTIとBrentのスプレッドであるが、期近はBrentがコンタンゴになっている事もあってWTIが高く、若干期先はBrentが高く、期先はWTIが高い(しかもコンタンゴ)、といういびつな状態となっている。
 石油製品も下落。RBOBはNY時間に入ってから原油と同様と見られる手仕舞い売りが殺到し、200㌣の心理的サポートラインを割り込んだ辺りから下げ速度が加速、前日比▲10㌣超の下落となった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。ヒーティングオイルも同様に下落。こちらは50日移動平均線のサポートラインを下回ったところから下げが加速、一目均衡表の略雲の下限まで水準を大幅に切り下げた。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。ICEガスオイルも下落。イールドカーブは期近を中心に全ゾーンが低下している。"
 本日の原油相場も株価次第であるが、昨日の下げ幅が大きすぎたこともあり、一旦買戻しが優勢になると考えている。米国経済の先行不透明感が強まっている中、株価は調整色を強め、債券が物色されるといったリスクマネーのリスク資産からの退避の動きが活発化していることが昨日の大幅下落の最大の要因であるが、ファンダメンタルは大きく変わっていないため積極的に下値は狙いにくい。先週の米統計では製油所稼働率の大幅な改善が見られたが、石油製品在庫の水準は依然として低く、一方でOPECは9月会合まで増産をする見込みではない事から今度は原油の需給逼迫を材料として石油製品の需給がタイトな状況が続くと見られるためである。
 ファンダメンタル的には、北海油田からの生産減少(上記ニュース参照)、OPECが増産について否定的な見解を示している事、ナイジェリアの情勢不安から供給は十分でないこと、石油製品在庫の水準は極めて低い事から需給は引き続きタイトである。ガソリン在庫水準はFSCベースでは依然として過去5年の最低水準を下回るレベルであり、十分な在庫があるとは決していえない。
 イールドカーブが全ゾーンバックになった事から投機資金が投資し易い環境にあるものの、依然として米国株式の動向が不安定であり、株や債券に比して流動性の低い商品市場はまず最初に手仕舞い売りが入り易い。投機資金が再び商品市場に還流するには株式市場の安定が必須であるため、暫くは投機筋の思惑で相場が上昇するのは難しいといえる(結局は新規材料がなければ非常にワイドなレンジでのもみ合いに)。
 WTIはCushing在庫の減少を受けて全ゾーンバックが復活しており、ようやくWTIが「原油の需給の状態を考える」上で有効な指標になってきたといえる。以前から提唱していたWTI/Brentのネガティブスプレッドの解消は、期近のみ解消される事となった。しかしながら北海油田からの生産減少と、著しいユーロ高の影響もあって完全なネガティブスプレッドの解消にはもう少し時間がかかると考えている。
 もう少し細かくファンダメンタルを見ると、短期的な在庫水準の指標となる米国のガソリンのサプライカバーは過去5年平均水準を下回っている状態で、石油製品市場の需給はタイトな状況が続いているといえる。また、ここ暫く横這っていた原油FSCは、昨日の著しい稼働率の改善によりとうとう過去5年の最高水準を下回るに至った。産油国からの生産が停滞している事もあり、このFSCの低下は当コラムで予想したとおりである。つまり稼働率が改善したといっても、ピークシーズン入りしている石油製品の需要を満たすだけの生産をしつつ在庫を積み増す事が難しい事を示唆している。尚、IEAの月報では需要見通しが増加し、Non-OPEC生産の増加量を上回っており、Q207の在庫積み増しもやはり十分に行われていないことが確認された(FSCも変わらず)。こうした在庫水準の低さは以前から指摘している通り有事へのバッファが少ないことを意味し、同時にアップサイドへのセンシティビティが高いことを意味する。ガソリンのFSCは21.1日しか存在せず、ドライブシーズンを耐えうる在庫は確保できていない(過去5年最低の水準は22.0日)。ガソリン得率が限界的な水準まで上昇していることを鑑みればガソリンの供給は輸入に頼らざるを得ず、非常にボラタイルな展開が予想される。尚、供給は急に途絶したり再開したりするものであるが、需要は税制変更等の特殊な事情がなければ、急速に減少することはない。
 供給サイドに関しては、Non-OPECサプライの減少(北海地区からの産油量減少)の影響が効いてきており、安泰ではない。OPECは9月総会まで増産の意向はなく、夏場のピークシーズンは冷夏とならない限り、供給が不足する状況が続く事となろう(日本は異常気象のため、夏入りが遅れている)。尚、需要増加の顕著な中国であるが、中国の農村部の都市化に起因する石油需要の増加は当面継続する可能性が高く(世銀等の見通しでも2007年の中国のGDP成長見通しは9%台を維持)、大幅な税制の変更等がなければ急速に需要が減少することはないと見ている。
 尚、価格の目途となりやすいWTIオプションの建玉状況は、80㌦コールが18,413枚、75㌦コールが24,607枚、70㌦コールが15,280、枚、75㌦プットが15,297枚、72㌦プットが8,400枚、70㌦プットが13,749枚となっている"

(ひとりごと)
カミさんと話をしていたら

「最近は、とろ〜り、というフレーズを入れた商品が売れる」

と言っていた。
確かに、とろ〜り、というフレーズが入った商品は多い。
特にプリンでは、とろ〜り、というフレーズが入った商品ばかりである。
後は、たっぷり、という言葉も購買意欲をそそる、と思う。

毎度毎度、コメントさせてもらっているが、もっとコモディティデリバティブを活用するべきだと思うんですよね。
なので、これから販売するデリバティブ、商品名を変えたらどうでしょうか?

「たっぷり硫黄のとろ〜り重油スワップ

とか。
だめ?