年末ジャンボ

【商品市況概況】
「上昇」
 昨日の商品価格は軒並み上昇した。FOMC議事録を受けたドル安の進行と、過剰流動性供給の継続期待が相場を押し上げることとなった。これに伴い金等は再び史上最高値を更新している。今後に関しては過剰流動性が長期に渡って継続される可能性が高まったことから、堅調な推移が続くと見ておくべきであろう。ただし、(i) 投機筋のロングポジション手仕舞いの可能性、(ii) バルチック海運指数が再び軟調に推移していること、の2点から、年末に向けてはHealthy Correctionが起きるとの方針を維持したい。


【経済関連ニュース】
FOMC議事録「非常に低い金利水準を長期間にわたって維持することで、金融市場で過剰な投機を誘発し、ある程度の悪影響が生じる可能性がある。しかし、その悪影響が実際に生じる可能性はかなり低い」
・Q309英GDP改定 前期比▲0.3%(速報比+0.1%)。
・米週間新規失業保険申請者数 466千人(前週改定501千人(速報比▲4千人))。
・10月米製造業耐久財受注 前月比▲0.6%(前月改定+2.0%(速報比+1.0%))。
・10月米個人消費支出 前月比+0.7%(前月改定▲0.6%(速報比▲0.1%))。
・11月ミシガン大学消費者マインド指数確定 67.4(速報比+1.4(前月改定70.6))。
・10月米新築住宅販売 前月比+6.2%の43.0万戸(前月改定40.5万戸(速報比+0.3万戸))。
・Q309豪 前期比▲3.9%(前期改定+2.1%)。
・10月日本貿易速報 輸出額前年比▲23.2%の5兆3,089億円、輸入額▲35.6%の4兆5,018億円。

NY Dow  :10,464.40(+30.69)
S&P500   :1,110.63(+4.98)
NIKKEI225 :9,441.64(+40.06)
Dax :5,803.02(+33.71)
FT250 :9,170.76(▲10.42)
Sensex  :17,198.95(+67.87)
Shanghai A :3,451.063(+69.433)
Brazil Bovespa :67,917.0781(+600.078)

JPY/USD :87.68(▲0.86)
USD/EUR :1.508(+0.0131)


・ドルは対ユーロで大幅に下落。FOMC議事録で低金利政策が長期に渡ることが示されたことが、ドル売りの材料となった。円もこのドル全面安の流れに乗る形で大幅に上昇した。
日本株は上昇。海外株式市場の好調と、朝方の貿易統計の黒字の拡大で(ただし輸出入とも大幅に減少しており、取引規自体が小さくなってきているとの印象)。海外株は続伸。FOMCでの低金利継続発言に伴うリスク資産への資金シフトが続いたため。


穀物
Cbot Wheat :550.25(+17.25)
Cbot Corn :392.00(+16)
CSCE Sugar :21.75(+0.24)



【貴金属・非鉄金属
Comex Gold :1,187.00(+21.2)
Comex Silver :1,876.80(+31.3)
Nymex Platinum :1,479.5(+35.7)
Nymex Palladium :370.95(+1.7)


・NY金は上昇した。ドル安の進行に伴い、最高値を更に更新した。各国中央銀行の金準備積み増しが加速していることも材料となった。今後も金は高い水準での推移が続くと考えている、材料は明確な売り材料が存在しないことである。FOMCで長期に渡る低金利を持続することが半ば容認されたことから唯一の明確な売り材料出あるドル高進行の可能性は更に低下した。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 1,187.00(+21.2)。
 銀価格は上昇した。金が更に上値を狙い易い環境下、最大で25ドル程度までの上昇はあってもおかしくないと考えている。今後は銀生産の多くが亜鉛・鉛の鉱山からの生産であり、資本投資の不足から供給が限られると見られるため、銀価格は対金比でも高いパフォーマンスを維持することになろう。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,876.80(+31.3)。

・NYプラチナ価格は上昇した。金と同様ドル安を受けて。今後は日米欧の自動車需要減少が、途上国の自動車需要、宝飾品需要がカバーするとみられること、当局規制の影響の少ない貴金属には投機の対象となりやすいことから更なる上昇を予想する。昨日の引け(東京時間0:00)は1,479.5(+35.7)。
 パラジウムは上昇した。昨日の引け(東京時間0:00)は370.95(+1.7)。

IMF スリランカ中銀に金2Mt売却。


Copper 3M :6,985.00(+115:30.25C)
 昨日の銅価格は上昇した。FOMC議事録で、低金利政策が長期に渡る可能性が高いことが示唆されたことから、流動性の供給継続期待とドル安で。今後に関してはCFTC Non-Commercialの銅ネットポジションが数年ぶりのロングとなっており、年末を控えたポジション調整圧力が強まると見ており、現在の価格上昇が年末に掛けて継続するとは考えていない。頭重い推移で一進一退の展開となろう。中期的には大手生産者の労使交渉の更新がこの四半期に訪れることや、景気回復が持続すると見られることから中長期的にはポジティブなパフォーマンスを維持するとの見方に変更はない。LME在庫は+1,950Mt増加、(FSCは8.8日)、(キャンセルワラント率は0.4%)。売買高は8,090枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルスティープニング。C-3(Cash vs 3M Fwd)は30ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは6,985.00(+115:30.25C)。

Zinc 3M   :2,308.00(+72:31.5C)
 昨日の亜鉛価格は上昇した。銅と同じく米ドルの大幅な下落と低金利継続に伴う過剰流動性の供給継続が相場を押し上げることとなった。今後も亜鉛価格は堅調な推移になると考えている。最大需要国、中国の鉄鋼需要が堅調に推移すると見られるためだ。LME在庫は▲275Mt減少、FSCは15.3日(キャンセルワラント率は1.5%)。売買高は2,675枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。C-3は32ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは2,308.00(+72:31.5C)。

Lead 3M   :2,390.00(+57:26.75C)
 昨日の鉛価格は上昇した。ドル安・流動性供給の継続を受けたリスク資産の買い安心感が広がったことから。今後は鉛需給は均衡すると考えられることから、在庫水準の高さを映じて徐々に水準を切り下げると見ている。自動車買い替えプログラムの終了に伴い、こうした特需は減少すると考えられ、今後はそもそもの自動車需要が強い中国・インドといった国の需要が増加するか否かがポイントになろう。LME在庫は+1,100Mt増加、(FSCは6.1日、キャンセルワラント率は0.2%。)。売買高は1,125枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルスティープニングしている。C-3は27ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは2,390.00(+57:26.75C)。

Aluminum 3M :2,047.00(+23:32.75C)
 昨日のアルミ価格は大幅に上昇した。ドル安の進行と、低金利継続に伴う株価の上昇が継続していることから急速に買い安心感が広がったため。アルミはLME在庫の高い水準とは関係なく、実質的に取引可能なアルミ在庫の数量が少ないことを材料に堅調な推移が続いている。今後はこの2,000ドルラインを維持できるか否かがポイントとなるが、年末を控えたポジション調整の売りも入ると予想されることから高値水準でのもみ合いとなろう。尚、2,000ドルを維持するか否かのポイントは、中国勢の買いがマーケットにあるかどうかで決定される。LME在庫は+8,100Mt増加、(FSCは48.6日)。(キャンセルワラント率は2.7%)。売買高は8,095枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。C-3は33ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは2,047.00(+23:32.75C)。

Nickel 3M :17,000.00(+250:59C)
 昨日のニッケル価格は上昇した。他非鉄金属と同様、ドル安・株高が材料となった。足許、中国の在庫積み増し需要は減退していると見られるが、中国以外の国々での在庫積み増しの動きが見られると予想されることから需要は向こう1年半程度横ばいと見ている。一方で、大手生産者は引き続き増産に慎重でありトータルでニュートラルであると見られ、需給は均衡する中景気回復に伴い価格は上昇することになると考えている。LME在庫は▲174Mt減少、(FSCは38.9日)、キャンセルワラント率は1.2%。売買高は1,293枚。イールドカーブは期近と期先が上昇し、フラットニングしている。C-3は59ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは17,000.00(+250:59C)。

Tin 3M   :15,050.00(+75:0B)
 昨日の錫価格は上昇した。ドル・ユーロの動きと株価の変動に連れる形となった。但し個別の新規材料があるわけではなく総じてレンジワークであったとの印象である。インドネシア政府は違法生産者の逮捕に踏み切っており、インドネシアの錫生産は減少の一途を辿っている。また、インドネシアからの精錬錫輸出もこうした国内の生産の不安定さから安定していない。こうした供給の不安定さが引き続きイールドカーブの形状をバックワーデーションに維持することが予想される。LME在庫は▲65Mt減少、(FSCは26.1日)、キャンセルワラント率は1.82%。売買高は197枚。イールドカーブは期先が大幅に上昇し、全ゾーンコンタンゴとなった。期先の上昇は現在の価格を市場が容認したことの裏返しであり、今後、スポット価格が更に上昇する可能性が高まってきた。C-3はドルフラットとバックからコンタンゴに転じた。昨日の引けは15,050.00(+75:0B)。



【エネルギー】
WTI :77.96(+1.94)
Brent :78.44(+1.98)

・米在庫統計 原油+1.0MB、ガソリン+1.2MB、ディスティレート▲0.5MB、稼働率+0.81%

 昨日のNY原油は上昇した。価格上昇の材料はFOMC議事録の低金利長期化容認発言を受けたドル安の進行。NY時間にはいってから株も上昇したことから価格上昇に弾みがついた。チャート的には結果的に50日移動平均線でサポートされながら堅調な推移となっている。夜間に発表された統計は原油ベアな内容。FSCも過去5年レンジを上抜けており、原油のファンダメンタルズは全く強いといえない。しばらくは消費が耐えうる価格レベルを試す動きになると見るが、持続的に80ドルを上回る価格が維持できる経済環境にあるとは言えず、調整リスクをはらみながら上値余地を試す動きになろう。ただし、投機筋が年末のクリスマス休暇前にポジション調整の売りをいれる可能性が高いと考えており、結局頭重い推移となろうか。中期的にはIMFの見通し上方修正にあるように、景気回復に伴う需要増加観測から水準を切り上げる動きになると考えている。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルスティープニング。直近限月の騰落率は+2.4%。昨日の引けは77.96(+1.94)。 Brentは上昇した。直近限月の騰落率は+2.5%昨日の引けは78.44(+1.98)。 WTI/Brentは+-0.48のポジティブスプレッドに。
 RBOBは上昇した。原油価格の上昇を受けて急騰することとなった。夜間に発表された在庫統計は需要が昨年のリーマンショック時よりも低い水準であることから全く強いと言えずファンダメンタルズ面で現在の価格を正当化する理由はあまり見当たらない。イールドカーブは期先の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は+2.8%。昨日の引けは199.76(+5.86)。 ヒーティングオイルは上昇した。昨日の引けは199.01(+4.04)。イールドカーブは期先の上げ幅が大きい。昨日の引けは199.01(+4.04)。 ICEガスオイルは上昇した。イールドカーブは期先の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は+1.2%。昨日の引けは609.25(+7.5)。



【ひとりごと】
いや、済みません。
諸般の事情で不在がちで、ちっとも更新してませんでした。
この間、事業仕分け再開とか、人質解放とかいろいろありましたが
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。


さて。


年末ジャンボ宝くじ、売り出していたので、買った。
基本、ジャンボ系は必ず買っている。
でも、当たる確率は極めて低く、0.1%もない。
そんなことは知ってるんですが、


それでも


買っちゃうんですよね。
うちのカミさんは、こうしたくじ物は全く信用しておらず
宝くじを買ってくると
「全くのムダだ」
と、ばっさり切り捨てられてしまう。


でもですね。


宝くじ、買った瞬間、楽しいじゃないですか
買った瞬間は、もうそれだけで超金持ちになった気持ちになって。
宝くじを買うたびに昔ドラえもんのび太がお年玉をもらい


「お年玉をもらったときは、世界一の金持ちになった気がした(→使いすぎて10円だか30円だかになってしまいますが)」


といったセリフを思い出す。
3億円当たったらどうしようか、いや、控えめに1億円でもいいや
当たったらまず何に使おう
そうだ、まず、当たったら、焼肉を食べに行こう
相当高いところ
カルビ1皿3,000円(肉4きれ)ぐらいのところに
いや、いっそ焼肉屋を貸切にして、好きなだけ好きな部位を食べるのもいいな


いや、いい肉を仕入れてもらって2日間に渡って食べるってのもいいな



それから...


...何故かは分からないが、焼肉しか思いつかないんですけど。
1億円当たっても、その使い道、とっさに焼肉しか思いつかない私って
どんだけ食い意地が張っているんだろうか...

ま、どうせ当たらないんですけどね。
ジャンボの抽選日の翌日に私が焼肉を食べに行っていたら
当たったんだと思ってください。