【商品市況概況】
「為替介入の効果は限定的」
昨日の商品価格はしっかりであった。日本は為替介入実施で盛り上がったが、海外はこれとは関係なく株堅調の流れが続いており、総じてリスク資産へ資金が流入し易い環境となっている。ここ数週間、実物資産への資金逃避の動きが見られていたため、株の堅調を受けて再度株への資金還流が起きたこと、景気の先行き、特に先進国経済の先行きが不安定なことから商品価格の高値警戒感が強かったこと、が商品価格の上値を抑え物によっては昨日は下落する展開となっている。
今後もこの流れに大きな変化はなく、「実物資産物色の動き」「景気の先行き不透明感の高まり」「堅調な新興国需要」を材料に、ブル地合いながら上値は抑えられるという相場が続くことになるだろうと考えている。
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【経済関連ニュース】
・日本政府、6年ぶりの為替介入を実施。
・8月ユーロ圏消費者物価指数 前年比+1.6%(前月改定+1.7%)。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲8.9%の801.5、購入指数 前週比▲0.4%の183.7、借換指数 前週比▲11%の4,396.1。
・8月米輸入物価指数 前月比+0.6%(前月改定+0.1%(速報比▲0.1%))。
・9月NY連銀景況感指数 4.1(前月改定7.1)。
・8月米鉱工業生産 前月比+0.2%(前月改定+0.6%(速報比▲0.4%))。設備稼働率 74.7%(前月改定74.6%)。
【コモディティ関連ニュース】
・住友金属鉱山のフィリピン、タガニート・ニッケルプロジェクトに、三井物産とニッケル・アジア・コーポレーションが参加で合意。
・パン・パシフィック・カッパー、2010年下期の銅地金生産量、▲13%の見込み。銅精鉱需給のひっ迫とスクラップの不足から。
【主要指標】
NY Dow :10,572.73(+46.24)
S&P500 :1,125.07(+3.97)
NIKKEI225 :9,516.56(+217.25)
JPY/USD :85.75(+2.71)
USD/EUR :1.301(+0.00)
WTI :76.02(▲0.78)
Copper 3M :7,620.00(▲35:16C)
Aluminum 3M :2,154.00(▲6.5:32.5C)
Nickel 3M :23,205.00(▲145:5B)
Comex Gold :1,267.10(▲3.10)
Cbot Corn :495.25(+13.50)
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):22.76(+0.10)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):305.77(+1.46)
・ユーロは対ドルでもみ合い。新規材料に乏しく。円は略全ての主要通貨に対して大幅に下落。政府の為替介入によるもの。
・日本株は暴騰。政府の為替介入により急速に円安が進行したことから輸出関連株を中心に買いが入った。米株は上昇。経済統計は不冴えなものであったが、株式市場の地合いが全体的に好転している中、上昇することとなった。
【ひとりごと】
会社にテレビがあって
始終、日経CNBCを流している。
一応、マーケットリスクを扱う会社なので
チェックしてないといけないなと思ってそうしてるんだが
テレビに出てくるキャスターのお姉さん
すごいですよね。
って言うのも、「画面を見るだけで上がったか、下がったか」がすぐ分かるから。
個人的には小林さんのファンであるが、彼女が一番顔に出るようだ。
今日は当局の介入があったので、株が暴騰してるので
さぞやにこやかな顔をしてるかと思ったのだが
少し上がった時の笑顔と大して変わらなかった
個人的には年初で最大の場中の上げ幅だったので
見たこともないような笑顔なのではないかと期待していたのだが...
まあ、そうとうどうでもいい話です。